キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

時空が歪むみたいなこと #5

大学の同窓会の話をもう少しつづける。

きょうは、いちばんうれしかったことをほざく。

 

ウタゲは15:00から。

はじめのほう、キクチはちらちらスマホを観ておって。

 

そんな折に、同級生のイズミちゃんと話し込んでて。

「キクチ、なにスマホばっか見てんの?」ツッコまれた。

そりゃ当然っすよね。

 

 

キクチはそんとき試合をしてた社会人ラグビーの。

リコーブラックラムズの動向がすげえ気になってて。

(練習の本拠地・寮が超絶豪邸から近いというだけの理由)

 

今季はトップリーグで下位に沈み、2部との入れ替え戦に臨んでたブラックラムズ。

その2戦目、きょうで1部残留か2部にまわるかが決まる大一番。

ってんで、それをイズミちゃんに正直に吐露した。

 

こっちも大事だけど、そっちもおんなじぐらい大事なんだよおれにとっては。

ってのを、とりあえず言っとく。

わかってくれなくてもいいのいいの。「だからこれは別にあなたのことをないがしろにしてるわけじゃなくてどうしようもないことなのよ」って。

 

 

しかししてイズミちゃん。

「はっ??? キクチはあたしがどんだけラグビーを好きかわかってて言ってんの?」

はっ???

 

同期のなかの緩衝材的存在なイズミちゃん。

スポーツ、というかラグビーの話は知り合って30年以上になるけど一度もしたことがないんだぜ。

 

「学生時代だってさ」

「ラグビーとかまったく興味のない○○を無理やり秩父宮に引きずってったりして」

「ずっと追っかけをしてたんだから」

(なお、すでにちょっと酔っぱらってたのか追っかけの対象が吉田義人だったのか今泉だったのか堀越だったのかは覚えてないぇ)

 

○○ってのは、学祭の幹事をしてた恐怖政治オンナ

勝手なイメージでイズミちゃんは恐怖政治オンナの従順な部下?みたいにおもってたケド、真実はまったく逆だったということを、いまさら知った。

いまさらそんなことを知っても、てめえの人生に役立つこと役立ちそうなことはビタ一文ねえが、まあいい。

 

 

「きょうの3位決定戦もすごかったよね!」

「ここに来るときも、スマホでずっと観てたもん!」

 

きょう、キクチは家を出るまで。

3位決定戦のNECとサントリーの試合を観てて。

後半の残り20分っていう、これからいよいよ山場っていうときに家を出なきゃなんなくなったので。

 

(コルビがいるからサントリー全推しなんだけど)

(どっちのチームにも言うほどの思い入れはないから、前半、前評判で劣勢だったNECが完全に試合を支配してて、こりゃサントリー負けちゃうかもねっておもったまま家を出て、その後の結果は追いかけず)

 

それから、キクチのコルビに対する思い入れとか。

イズミちゃんのラグビー好き遍歴を聞いてて、ますます楽しくなっちゃって。

 

 

それがどんくらいかっていうと。

1次会は半立食の、グラスが空いたら新しいお酒をもらいに行く形式で。

こういう場合、えてして「新しいお酒をもらいに行く」ってのは、環境チェンジの絶好の機会ってえと感じ悪いけど。

 

新しいお酒をもらいに行くていで、また新しい、まだそれほど話していないひとたちと接触の機会をうかがういいスイッチになったりするじゃないすか。

 

でも、キクチは表明した。

「ビールがなくなっちゃったから、新しいのをもらってくるけど」

「もうちょっとイズミちゃんとラグビーの話をしたいから、ここに戻ってくるから、イズミちゃんもいてね」

 

 

まあ、そこは個人の自由っていうかそういうもんだし。

ひょっとしたら。キクチは勝手にてんしょん爆上がりしてたけど、イズミちゃんはさほどでもなくてテキトーに話を合わせてくれてるだけかもしんないし、もうこの話題は一段落ついたなとか、それ以前にキクチなんかと話しててもクソつまんねえわ、的なものもあるだろうから。

 

って、新しいビールを注いでもらってとりあえず同じ場所に戻ったら、イズミちゃんはちゃんと待っててくれて。

 

「ボクたち、学生のときにもっともっとお互いのこと知っときたかったね!」

おめえらフォーリンラブすんのかぐらいの、しらじらしいことをほざいて爆笑し合い。

それからもしばらく、ラグビーについて熱く語り合ったんであった。

でしたとさ。

 

なお、試合はリコーが55-0と圧勝して1部残留を決めた。

イズミちゃんやったぜ! よかったなキクチ! カンパーイ!

つづく。