4月のはじめ、後輩さん一家と焼肉をカマしたときサジェスチョンを受けた。
「ひさびさにサークルのひとをいっぱい集めて、ドカンと打ち上げようとおもってるんす!」
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後輩くんは、学生時代からリーダーシップの塊みたいな男で。
うちのサークルは各学年、だいたい男女合わせて15人くらいずつが最終的に卒業まで残る群れなんだけど。
キクチの1コ下の代はなぜかほとんどやめちゃって。
2コ下の後輩くんがサークルの存続を賭けて(!)、下級生の2年生のときから部長を引き受けてくれて、それからすげえ盛り上げてくれて再興してくれたりとか。
卒業してからも10年ぐらい、毎年秋に数十人単位が集うテニス合宿をプライベートで企画運営してくれたり。
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要するに、コロナも明けたしここらで一発、みんなで集まる機会を設けようってんで。
後輩くんがそのハブになってくれて。
いつの間にかそれが5/25の土曜にしようぜってことに決まってた。
きょうじゃねーか!!!
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その後輩くんが超絶秀逸なのは。
「もうすでにジョーダマチャンネーパイセンには打診済みです!」と。
ジョーダマチャンネーパイセンは、サークルでみんなをつなぐ(統べる)ハブ的な、でいてものすごく柔らかいひとなんだけど。
後輩くんからすれば、4年1年という神様奴隷みたいな本来そういう距離感なのに。
(スチャラカサークルだから神様奴隷みたいなことはないけど、4年1年ってつながりはほとんどないじゃん? 引退してるし、就活とかで接点少ないし)
そこをちゃんと押さえてるとかベリーナイス!
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じゃあってんで。
いまはほとんどつながってない(!)ウチの代も、ありったけの情報網を駆使してなんとか最低限、何人か来てくれることになった。
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ほぼ時を同じくして。
小学校の同窓会を再開しようぜって話がぼっぱつした。
6/1土曜日。いつもの同級生の中華屋にて。
(そっちはそっちで、いつもハブの役割をしてくれてる女のコ?がいるのよ)
(たまたまスマホをみてたタイミングと合ったのか、おさそいのLINEを見てすぐ返事したら「キクさん、出席表明第一号!」とか、褒められてんのか暇人認定されてんのかよくわかんないレスが幹事さんからよこされたりしてね。)
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何を言いたいかというと。
同窓会のたぐいって、おもくそズームアウトして俯瞰してみると時空が歪むじゃないすか。
そりゃ当然、いくばくかwktkしたりする。
なつかしいひとたちに会えるってんで。
じぶんも場に行けば、意識もなにもかもタイムスリップしたような感じになれるし。
物理的に、独力ではもう二度と会えないかもしれなかったひとと「うおお、○○ちゃん!」ってなったりして、てんしょんが爆上がる。
昔話をすればするほど、記憶が呼び覚まされて当時の忘れてたことをいろいろ思い出して、それを共有でけて楽しかったり。
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かたや「同窓会があるな」っておもえば。
予習的に、当時のことをいろいろ思い浮かべて「これはトークのネタになるぞ」とか考えたりして。
上記したように、まさに精神的にタイムスリップする。
いま、てめえの肉体は2024年令和6年、50歳の世界に生きてるわけだけど。
心は、小学生だった昭和50年代とか大学生だった1990年代中盤にすっ飛ぶ。
ってのは、ものすっげえ楽しいし。
「○日後の同窓会でそれが実現する!」みたいなことにwktkできる。
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いっぽう。
同窓会のたぐいをこれまで何度かつらねてきて、すでにキクチは知ってる。
「タイムスリップの魔法は数時間で解ける」ということを。
たとえば、ひっさびさに同窓会をやってすげえ盛り上がって。
みんな、すっげえ楽しかったなあってんで。
盛り上がりのまま、「また近々飲ろうぜ!」ってなって。
数日後、数週間後に集まっても、全っ然楽しくない。
タイムスリップの魔法はとっくに解けてる。
わかりやすく言うと、共通の話題がしょせん何十年前の数年間のことしかないから、「いま」について語り合えることは何も持ち合わせてねえって気づいちゃうのね。
なので、同窓会のたぐいは多くても数年に一度でちょうどいいってなる。
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書いてて気づいたんだけど。
表題の「時空が歪む」ってのは、そういう全部をひっくるめた悲喜こもごもなんでさあな。
(↑さもいま世紀の大発見をしたように言うこの浅さとかな。。。)
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で、いまキクチが直面してるのは。
明日(きょう)の大学時代、つまり30年前のともすれば心地いい時空の歪みと。
来週の土曜、小学校時代、つまり40年前のともすれば心地いい時空の歪みを。
同時に受け止めなきゃなんないってことで。
事前&リアルタイムのすんげえwktkと、そのあとにクルとわかってる虚無感っていうか現実に引き戻され感の引力のつおさの反作用(ん?何言ってんだ?)を、たてつづけなきゃいけないってことで。
権藤権藤雨権藤みたいなもんで。
(↑ん? 何言ってんだ?)
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。。。
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「今週末、2週連続の第1弾かああ」
wktkしつつも反作用を恐れていた、木曜日の昼下がり。
「きょう1時間ぐらいスカっと市ヶ谷で飲める?」
(来週末同窓会で会うはずの)小学校の同級生から連絡が来た。
「ええ!? いま???」
おもいつつも、キクチはおめおめ市ヶ谷に向かったんであった。
つづく。