キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

農大キター!

東京農業大学が10年ぶりに箱根駅伝出場をキメた!

きょう予選会をテレビで観てて、チョー興奮した。

 

 

キクチが興奮した要因はいくつかあって。

 

実は(というほど知る人ぞ知る的なことでもねえな)。

農大って、100回を迎える箱根駅伝にいままで69回出場してる名門校なのね。

 

キクチが2011年にはじめてハーフを走ったのが、秋の世田谷246ハーフ。

世田谷246ハーフって、世田谷区にある大学がこぞって出てくる大会で。

各大学の応援団が、スタートゴールの駒沢競技場のフィールドに集って応援合戦をしておる。ちょうど、きょうの箱根予選会みたく。

 

で、市民ランナーからすっと大学生はケタ違いに速いし、なかでも箱根によく出てくるような学校は羨望のまなざしでしか見ることができなくって。

「さすが、援団からしてちげえな!」って感じで。

 

農大の大根踊り(青山ほとり)の壮大さを目の当たりにして、「すげえ!」っておもったりして。

ほかにも、駒澤、日体、日大と、地元の名だたる学校がおんなじようにいて。

「世田谷ってすげえな」おもった。

 

(なお、今回の箱根予選会)

(キクチのザ・モストサプライズは「世田谷の」日大が5位に入ったことだ! まさかの)

 

 

そんななか農大は。

9年前に予選会で落選してから(?)、低迷がはじまり。

学校の方針(?)だかで、駅伝に前ほど力を入れることもやめてしまったようで。

伝統があるとはいえもともと、サイエンス的な学校だし。

 

「ああ、もう二度と箱根に出ることはないのかな」

おもってた。

 

 

上記したように、キクチがオトナになってジョギングを始めたころはまだ農大は超絶強豪校で。

世田谷通りを北上すると、まさに沿いに農大があって。

「これが、あの箱根名門校の」おもったり。

 

平日の夜、農大の近くを通りかかるとまれに。

駅伝部の夜練?に出くわして「うおおおっ!」ってなってた。

 

むかし、中学生の頃、専修大学の駅伝部の朝練とすれ違って「うおおおっ!」ってなったのとおんなじ感覚。

www.kikuchiroshi.com

 

(専修大学、今回は残念だったな)

(でもキクチのヒーロー像はビタ一文微動だにしませんぞ!)

(なので専修大学のがふたたび輝く日を)

(キクチはいつまでも待ちまする)

 

ただ、月日は流れ。

まれに農大の前を通りがかっても。

「むかし、つおかったこともあったなあ」

昔日の花火を思い出すような、懐かしくも寂しい感覚になっておって。

 

 

。。。

 

あ、きょうは300字ぐらいで。

「農大やったぜ!」

「前田クンすげえ!」

「楽しみでーす!(ちゅどーん)」

ぐらいでおさめるつもりだったが。

 

なんかもう、興奮しちゃって。

クソ長くなること決定だし。

この際だから「キクチにとっての農大」を吐き出す。

あまつさえ続きものにするような内容でもないので、1回完結にする。

 

 

終盤ちょっとヒヤヒヤしたけど。

「本戦にフッカツした!」というのは。

ものすごーくうれしかった。

 

 

。。。

 

 

農大って、「駅伝的な古豪」ということは抜きにしても。

超絶豪邸から、どちらかといえば近いところにある大学だし。

 

全国で唯一(?)、醸造科がある学校なので。

国内の名だたる蔵元の後継ぎが集うらしくって。

 

超絶豪邸の至近に、けっこう有名な酒屋さんがあるんだけど。

(小学校の同級生のサトル、そこな!)

(同級生サトルは、むかしどっかで取り沙汰したアメくれるばあちゃんと親戚だった)

 

その酒屋さんの、いま代をもってるご主人も農大の醸造科出身で。

そういう醸造ネットワークを活かしてるんだか。

いまのご主人はすごくやり手で。

 

交通の便はすげえよくないとこだけど。

「そこの角打ちでマルコリーニと飲れる日を、キクチは待ち望んでおる!」

 

だったり。隣接する附属高校で3年間、ムスメっこがお世話になってたりして。

農大の陸上競技場って、敷地のちょうど高校と隣接するとこにあったりしたし。

思い入れはそれなりにあって。

 

まあ、それはいいとして。

 

 

。。。

 

 

このたびの農大フッカツ。

原動力はなんと言っても、スーパールーキーの前田和摩クンで。

きょうの箱根予選会でも、日本人1位で駆け抜けた。

 

大学1年生でハーフ61分台ってすげくね?

 

 

サッコン、大学生のタイムが爆上がりしつづけてて。

5000m13分台はアタリマエだとか。

ひと昔?ふた昔?前のキクチの常識をはるかに超えてるんだが。

それにしても、速すぎる。

 

(だってさあちょっと前まで、エース級はともかくとして)

(10000mの持ちタイムが30分カットでけて)

(キロ3とか305でつなげれば「立派に役割を果たせた」だったのに)

(いまそれじゃ、有力校ならレギュラーにすらかすらないよね、みたいな)

 

 

にしても、ハーフ61分台はすげえな。

今回の前田クンの正式タイムは61分42秒。

 

コレ、U20学生歴代2位で。

 

あまつさえ。

歴代1位に1秒差なんだけど。

 

それって3年前の三浦龍司の記録で。

コロナ禍まっさかりで、立川駐屯地の飛行場のどフラットな周回コースで出した記録なの。

 

 

いや、すばらしい記録なんだけど。

それは間違いないんだけど。

あのときの三浦龍司とか、数秒遅れてゴールした中大の吉居大和を(テレビで)観てて。

「1年生でこんな記録!」って。

超絶輝かしい近未来の、新しい時代になった!

的なことに、wktkが抑えきれなかったんだが。

 

 

コロナ禍が去った今回。

通常のコースに戻って。

終盤の5kは、立川駐屯地に隣接する昭和記念公園を走る。

 

春先に「立川ハーフマラソン」ってのがあって。

キクチもむかし、5回走ったことがある。

箱根予選会のコースとはちょっと違うけど。

立川駐屯地の滑走路を2周半だかして、市街地に出て、ラスト5kで昭和記念公園に戻るコース。

 

走ってておもったのは。

昭和記念公園に入ったとき、「あと5k!」っておもうんだけど。

公園はずっと細かいアップダウンがつづくのね。

 

疲れてて、ラスト踏ん張ろうってときに。

どんどん脚が削られる。

記録を狙うとしたらどうなんだろうってコース。

 

 

農大の前田クンはそのコースでU20記録に1秒差。

あまつさえ、ビルドアップ型のレースプランだったから終盤はわりと単独走。

 

ぽてんしゃる!

 

この底知れぬ可能性って、すげくね?

詳しくは知らんが、彼たぶん初ハーフだろ?

 

 

「サイコロの振り方によっては、ななちゃんと同級生だったかもしれないのよね!」

はともかくとしても。

 

 

もうひとつ。

 

農大は今年。

「前田和摩の加入」ということは起爆剤になったとしても。

 

4年生に力のあるダブルエースがいて。

並木クンと高槻クン。

前田クンを加えて絶対的な3本柱としてチームを支えておって。

 

テレビを眺めておると。

日本人の第一集団。

前田クンと並木クンはばっちり含まれておるが。

そこに、序盤から高槻クンがいない。

もうひとつ後ろの集団に飲み込まれておる。

 

ということが、すげえ不安要素で。

 

 

エース級の3人のほかも。

中盤までは集団走でいい位置で推移してたが。

17kすぎのチェックポイント。

下り坂を下り切ってここから折り返して上るぞっていう折り返し点。

 

高槻クンは本来、並木クンと前で並走してタイムを稼がなきゃいけないはずなのにちょっと遅れ気味だし。

集団走の集団もバラけてきておる。

9人目、10人目の遅れが致命的になりかねん。

 

ってんで、17kでは13位まで通過の9位だったんだけど。

けっこうギリギリになるんじゃねえかってドキドキしてた。

 

 

で、まあ、ぶじ予選会を通過したわけだが。

 

 

うれしい誤算っていうか。

キクチはただの農大イッチョカミだから、詳しいことは知らんが。

本来、今年の絶対的3本柱とされてた、前田、並木、高槻。

3番手に2年生の原田クンが食い込んでるじゃないすか!

 

しかも63分32秒。

どの学校でもレギュラーを張れる力がある。

 

(こまえざわ大学(キクチがやってるスマホの大学駅伝ゲーム)だったら、4区をまかせたいレベル(←この情報、いらなくね?))。

 

というわけで。

農大二高(短距離の柳田とか、むかしだと不破弘樹を輩出してる関東の陸上の名門校)(最近でも、駒沢で活躍した深津とかトヨタの西山和弥がOB)のめぼしいひとは、これからは農大に進みましょうぞ! さすれば農大の時代が来ますぞ!

 

 

いらねえ情報的には、むかし。

街で農大の学生らしきひとを見かけて。

学校のジャージ(?)を着てて。

 

袖口(?)に。

「Tokyo University」ってあるので、!!!っておもったら。

袖がチラッとめくれて「of Agricalture」って書いてあった。

ってのを、ちょっとギャグにしてたのね。

 

でもさじ加減としてこの感じ、ものすごくいいじゃん?

「東大農学部なのかな?」とか。

「東洋大も東海大も、略せば東大です!」的な。

 

 

最後に、ちょっとまじめなこと言うと。

2年生の原田クンが出てきてくだすった(?)ことは、農大にとって将来を見据えてもすげえデカい。

スカウティング?リクルーティング?のことは知らんが、来年以降、「箱根の本戦に復活した」「しかもアノ前田がいる」だけでもたぶん、アドバンテージがあるのに。

「(4年生のスーパーエース2人が抜けても)前田クン1人じゃない!」となると、上昇機運が段違いに高まるとおもうんっすよ。

すなわち、有望な新入生が入って来うる。

 

楽しみ。

 

 

ただ、イチ農大ファン(?)として。

「それでも予選会11位だった。」

「記念大会じゃなけりゃ、落選すよ。」

それをどう考えるか。。。

 

名門・東京農業大学の歴史が、動き出した。