キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

今年の箱根駅伝を、ドシロートなりに浅く薄く振り返る

最初に言っとく。

「その折は、ツイッターを連発してすんませんでした!」

 

もうね、箱根駅伝がすきでたまらなくって。

ツイッターでいらねえクソみたいなつぶやきを連発しちまったし。

 

1月3日の午後。

箱根駅伝が終わるころには。

「これで正月が終わっちまうんだなあ」っていう

日曜のサザエさんのエンディングとはちょっと違う、

 

「これで今年も終わりかあ」

ぐらいのことを、今年はまだ3日なのにおもったりもした。

 

 

ってのは、どうっでもいいなっ!

 

 

2022年の箱根駅伝。

 

あ、こういうことほざき出すと。

いちばん言いたいことは最後にとっとこうとして

やたら長くなっちゃって。

 

「おめえ何が言いたいんだぜスクロール」

になるのもアレなので、言いたいことを先に言っとく。

 

青学の原監督って、ホントすげえな!

 

 

それをいちばん端的に表してるのはオーダー。

 

あのう。

今回の青学の区間オーダー。

当てられた人、いる?

「おれはぜんぶ当てたぜ」

っていうひとがもしいたら、こんりんざい、ビールをぜんぶごちそうするね。

ぐらいの盲点だった。

 

 

だってさ、ふつうに考えれば。

駅伝って出だしでいかにいい位置につけるかって考えるじゃん?

そこで出遅れたら、もうおしまいなわけですよ。

 

 

あまつさえ、今回は。

東京国際大学に、いままで駅伝で全部驚異的な記録を叩き出して区間賞をとりつづけてきたヴィンセント。

駒澤大学に、ネットで「日本人留学生」とまで言われてる田澤廉。

という、超弩級の2人がまあ2区だろうっていう予想が立ってて。

 

ほかにも、五輪のサンショーで入賞した順天堂の三浦龍司。

東京国際の丹所。

中央の吉居大和。

早稲田の27分台トリオ。

 

が、1区とかエース区間の2区、3区までには来るだろう。

ってのがミエミエだったじゃないすか。

 

 

そこで、青山学院ですよ。

たぶん、ドシロートキクチも含めて。

一般人はたぶんみな、往路である程度のエース級投入っておもってたじゃん。

 

年末の区間エントリーより前の。

キクチのざっくり予想。

 

1佐藤一世

2岸本係長

3エース近藤幸太郎

4横田っきゅう(全日本で好走。卓球の素振りみたいな腕振りだから)

5飯田キャプテン(おととし5区区間2位)

6高橋(去年6区区間3位)

7???

8???

9???

10湯原(数々の実績あり)

 

7、8、9は以下のいずれかが入る。

 

1年生田中(世田谷ハーフ優勝)

3年生横田(出雲6区区間3位)

3年生宮坂(世田谷ハーフ5位63'05")

3年生目片(世田谷ハーフ8位63'16")

2年生志貴(全日本1区区間4位)

 

「1区に岸本って手もある。」

「佐藤一世は3区だろ。」

とか、多少の異動があるにしろ

コレ、わりと順当だよね。

ドシロート目線では。

 

 

しかしして、年末のオーダー発表。

湯原、近藤、太田、関口、若林

高橋、宮坂、西久保、中村、中倉

 

リザーブ。

飯田、岸本、横田、佐藤一世、志貴、田中

 

で、けっきょく。

★志貴、近藤、太田、★飯田、若林

高橋、★岸本、★佐藤一世、中村、中倉

ってなった。

(★が当日変更したところね。)

 

コレ、すげくね?

 

 

いらねえ情報的には。

12/30の区間エントリーを踏まえたうえでのキクチの予想。

 

★佐藤一世、近藤、★岸本、★横田、★飯田

高橋、宮坂、★田中、★志貴、中倉

 

リザーブ、フル動員かよwww

でもコレ、すんげえ順当だよね。

「シロートが誰でも納得できる布陣」

ではあるとおもう。

 

 

このキクチの外れまくり予想の能書きを垂れると。

 

まず、今年の青学の柱は。

近藤、佐藤一世、岸本なのね。

そして5区山上りと6区山下りに

実績のある飯田と高橋がちゃんといる。

 

上記したとおり、本来?

岸本はおととし爆走した2区かなっておもった。

でも、最初の区間エントリーで2区が

大エースになりつつある近藤だから、2区は近藤で決定。

 

岸本は1区でもおもしろいんじゃないかなとおもってたし。

青学マニアなコッコさんも岸本1区っておっさってたし。

岸本自身も1区を走りたいって公言してた。

 

ので岸本1区もあり。

 

 

三本柱?の近藤、佐藤一世、岸本を

3区までに使い果たしちゃうのもアレだから。

佐藤一世を4区、あるいは復路の7区か9区に持ってこれるようならつおいぞっておもってた。

 

そしたら3区どうするよ?

世田谷246ハーフ優勝の1年生田中?

全日本で好走した志貴?

横田っきゅう?

 

誰でもいい。

そういうのが今年の青山学院の強みでもある。

 

 

逆に。

あんま言いたくないケド。

年末の区間エントリーのうち。

1区湯原、5区若林、9区中村唯翔は

いわゆる当て馬だと思い込んでいた。

 

湯原は、おととし去年と箱根走ってるけど。

1区でチームに弾みをつける感じとは違うし。

若林は、出雲、全日本とやらかしてる。

山上りに実績のある飯田で決定。

中村唯翔は、実力あるからもったいないけど、

去年の箱根も今シーズンの全日本もやっちまってる。

 

原監督はそういうとこはシビアなイメージ。

 

そして。

9区は展開によって勝負区間になるし。

もともと、2区(エース区間)の裏返しというちょっとむつかしいコース。

「もしここに佐藤一世を持ってこれたらすげえよ」

っておもってた。

 

 

あと、今回最大のポイントは岸本ね。

 

おととし1年生で2区をまかされ、衝撃的な爆走をした岸本。

2年次はケガで棒に振り。

3年生になって全日本で好走し、「やっぱ岸本つええな」を印象づけたものの。

全日本のあとケガしたって噂が飛び交ってた。

 

あまつさえ、最初の区間エントリーで2区でもなくリザーブ。

「1区に来るのか?」

「いや、3区?」の反面。

 

「去年の神林的なポジション?」

とも邪推した。

 

すなわち、実は走れないけどライバルチームを幻惑する要因。

 

 

去年、Wエースのかたわれ神林勇太はリザーブにまわってて。

「3区だろ!」おもってたら、往路の当日に変更されてなくて。

「えっ、9区?」

「まさかの6区もある?」

復路の当日変更にも入っていなかった。

 

数日前に疲労骨折が判明して、走れる状態ではなかった。

 

ただ、「神林はどこに来るんだ?」

「往路に来ないなら、復路でどこに控えてる?」

2日間、優勝候補だった駒澤とか東海を惑わせる役割を担った。

 

 

のとおんなじ感じで。

「岸本が2区じゃないならどこに来るんだ?」

という脅威を、ライバルチームに2日間与えつづけられる。

 

岸本はそんくらいの選手。

原監督の言葉を借りれば「駅伝力が(きわめて)高い」選手。じゃん?

 

 

で、再掲すると。

★志貴、近藤、太田、★飯田、若林

高橋、★岸本、★佐藤一世、中村、中倉

(★が当日変更したところね。)

ってなった。

 

1区志貴はまだわかりるとしても。

でも、5区若林はねえだろ!

だいたい3区太田って、誰だよ!

ファッ!ってなった。

 

1/2、往路のオーダーを見て。

「岸本はやっぱ『神林要員』なのかな?」

おのれの内でみるみる確信に変わってくようなていで。

(あくまでも「居酒屋でビール飲みながらナイター見てクダ巻いてるおじさん」目線でね)

 

 

ああ、きょうのエントリー。

表題のとおり「浅く薄く」ドシロート目線で振り返るつもりだったのに。

ドシロートだてらに。

なんだか長くなっちゃったので、次への導入だけしときますね。

 

っていうかドシロート2600!

おめえどこほっつき歩いとる!?(私信)

 

 

1/2往路。

優勝候補の筆頭、駒澤は隙のない布陣だし。

順天堂は2区に三浦龍司を持ってきた。

東京国際は2区ヴィンセント、3区日本人エース丹所。

早稲田は1区井川2区中谷3区太田の10000m27分台トリオをぶつけてきてる。

 

セオリーどおりの「とりあえず最初のほうで主導権をちゃんと握る」戦術。

早稲田なんか、転がりようによっては去年の創価みたく台風の目になるよ。

要チェックや!(←どっかのパクリ?)

ってんで。

 

 

卑近な話をすれば。

去年の年末のエントリーでほざいたように。

キクチは今年、とりたてて青山学院に肩入れしてるわけじゃないケド。

 

他大のメンツに比べると、

青学の最初の3区間。

志貴、近藤、太田って並びは、どうなの?

 

1区志貴がそこそこ行ったのを2区近藤がカバーする。

(ただし近藤と同区間にヴィンセント、田澤、三浦龍司)

3区太田を4区飯田がカバーする。

(としても、5区若林だぜ????)

とか、青学目線的には不安しかない感じで往路をながめてた。

 

 

らば。

(あ、あくまでも「楽しい箱根駅伝が見たい!」目線な。)

 

青山学院のメンバーは

こんな居酒屋ナイタークソじじいを、

気持ちよーく裏切ってくれよった。

 

これが、居酒屋ドシロートとクロートの違い?

原監督のすごさ? きめこまやかさ?

2600?

 

を、まざまざと見せつけられることになった。

んであった。