キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

不幸合戦をしたいとかじゃなく

まことちゃんのつづきなんだかそうでもないんだか、なんだが。

美容院にて。

 

訊かれてもないのに。

「これからワクチン接種で」

「3連休の2日目はムスメっこの学校の文化祭に行くんっすよ!」

美容師さんにほざいたときの話。

 

 

ムスメっこは高校3年生。

今年の夏の甲子園でもことあるごとに言われてたように。

高校生活をすっぽりコロナ禍に見舞われた世代。

 

なんなら高校入試のころはもうコロナで。

中学の卒業式も親は行っていいの?来るなって言われるの?で。

(幸い、ムスメっこの中学はふつうにOKだった)

 

高校の入学式は中止になり。

はじめて登校したのがGW明けだかもっと経ったころで。

体育祭だの文化祭だのは、おこなわれたけど生徒のみの参加で。

 

部活の試合もガンガン中止になったり。

「前日に、おなじ学校の部活はぜんぜん違う生徒が陽性になったから出場辞退」

なあんてこともあった。

 

夏までは仮入部期間みたいな感じだったので。

5月か6月で引退しちゃう3年生のパイセンとは、おんなじ部活の3年1年なのに面識すらないっていう。

 

高2のはじめに行く予定だった修学旅行は、高2の終わりに延期になり。

ただ、中止にしないで実行に動いてくれた学校には感謝が尽きないんだが。

 

 

。。。

 

 

前置きが長えが、そんなんわけで。

今回の文化祭は、予約制とか食いものの出店はNGっていう縛りはあったものの。

最初で最後?な、レギュラーサイズの高校の行事ってわけで。

 

そりゃ、バカ親は勇んでGOするに決まってますわよ!

みたいなことを話してて。

 

 

美容師さん。

「ウチの下のは、途中からぜんぶ中止になっちゃって」

「部活の最後の試合はかろうじてできたし」

「いまはふつうに通えてるんですけど」

 

「大学も最初はずっとオンライン講義でしたね」

「なので、いまでも大学ってよりは高校時代のおともだちとつるんでたりして」と。

 

 

美容師さんのお子さんは、ムスメっこの1コ上。

ムスメっこは「高校がまるまるコロナ禍」で。

貧乏くじで大当たり引いちゃったかわいそうな世代だなとおもってんだけど。

 

美容師さんのお子さんは「高2から大学入学してまだコロナ禍」で。

それってある意味、ムスメっこ世代よかハードモードだ。

 

いや、別に不幸合戦をしたいわけじゃなく。

 

それぞれ、いろんな見方があるんだよねえだとか。

こんなときだからことさら、じぶん以外のことには気づきづらいもんだねえとか。

いずれにせよ、若者のすげえ貴重な3年間が等しく削られたり割愛されてきたって、とんでもなくとんでもねえことだよなあだとか。

 

ちょっとハッとした。

ってだけの話。

 

 

「ただ、いまの子らって」

「入学前から学年とかクラスとか学科のLINEのグループが自然にできてつながってるらしいっすね」

 

「あっ、ウチのコもそうでした!」

「リアルで初めて顔を合わせるのが、あたかも『オフ会』みたいな」

 

。。。オフ会って、死語ぇ?

 

 

そんなことを話してるうち。

キクチのまことちゃんが完成した。

 

「ありがとうございました。じゃ、接種してきまーす。ぐわし!」