「まだ何かありそう」みたいなほうにたまらなく魅かれるほうで。
*
ええっと、あるじゃないすか。
たとえば、あくまでたとえば。
おもしろそうな人がいて。
そういうひとってだいたい。
「表に出てるのがおもしろくて、その裏側にも幾重にも重なっておもしろそう」
「実は裏側はなく、ぺらっぺら」
「一見おもしろくないけど、実は裏側に幾重にもおもしろさが重なってそう」
「一見おもしろくなくて、やっぱりぺらっぺら」
っていう、4象限?に分けられる。
表題で言う「まだ何かありそう」は、後半部が「おもしろそう」があるってことで。
*
「おもしろい×おもしろい」
「おもしろくない×おもしろくない」人は明らかなんだけど。
「おもしろい×おもしろくない」人も、おんなじくらい明らかで。
たぶん、そういう人って。
「じぶんは、おもしろい人になりたい/おもしろい人とおもわれたい」
って、がんばって「おれっちはおもしろい人っすよ」アッピールをすればするほど、皮肉にも「実はぜんぜんおもしろくねえ人」だってことが浮き彫りになっちゃって。
でいて、それが本人以外にはぜんぶバレバレだったりする。
*
その、「おもしろい人になりたい」っていう努力の量は、なかなか等価交換されないもんだよね。
努力すればするほど、薄さを客観的に露呈?披露?する結果になっちゃうんだよね。
もうなんかね、ひたすらイタいのよ。
イタさを通り越して、つらい。
観念的でわかりづれえけど、そういうもんだからしようがない。
おのれもそっち側だから、よおくわかりる。
*
。。。
*
キプチョゲが、また?マラソンで世界記録を塗り替えたんだが。
けっきょく、彼がほんとうに必死で走ってたのってラスト5kだけだったじゃん?
少なくとも、ドシロート・オブ・キクチにはそう見えた。
ハーフ通過が60分を切ってて。
「ファッ! 1時間台でゴールするかもよ!?」
ってなっても。
5kごとのラップが14分10秒前後という、
「じゃあ、全力で5kを走って14分10秒で走れるひとって世界60億人?でどんだけいるの?」という超絶ハイペースでも。
(とりあえず日本の男子高校生の全国レベル以上ではあるよね?)
キプチョゲは「これまだジョグだし」って感じだったし。
*
さすがに後半ちょっとペースダウンしちゃったが。
ゴールタイム2時間01分09秒にさえ。
「あああ、01分切れなかった。。。」
いっしゅんおもっちゃうよな、感覚の麻痺ぐあいで。
(おもえば、5年前のbreaking2っていう)
(NIKEのプロモーションですべての環境を整えた非公認レースで出した夢のような記録と)
(そう、遜色ないとこまでキテんのよね)
*
何を言いたいかというと。
キプチョゲは「まだまだ何かありそう」。
おもわせられて。
たまっらなく、wktkするわけです。