キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

高校生の中2病、みたいなこと(回想込み)

ムスメっこは高1、3学期の終業式。

終業式が終わったあと、クラスのみんなで教室に集まって写真撮ろうぜってことになって。

 

 

でも、教室に集合したとき、3人の男子(ズッコケ三人組(仮))は帰ってしまってたらしい。

 

高1の1年間ったってこんなご時世だから、最初の数ヶ月は欠けてるし。

行事が軒並なくなったり部活が制限されたりと、フルで過ごしたわけではない。

言い方が合ってんのかどうかわかんないケド、通常の1年間とくらべて「薄い」メンツ。

 

 

いっぽう。

高2からはみんながわりとバラバラになる。

 

まず、文系クラスと理系クラスに分かれ。

文系なら世界史を選択するか日本史を選択するか、

理系なら物理を選択するか化学を選択するかで、さらに分かれるってんで。

 

だからコロナ禍で「薄い」なかにも?だからこそ?、彼女らなりにそれなりの愛着?仲間意識?ができてきての、終業式の日にもう一度教室に集まって写真撮ろうぜ!ってことになったのかもしれない。

 

 

「案の定っていうか、あのズッコケ三人組(仮)はいなくてねw」

「ああ、やっぱりねっ!」

なあんて夜、ムスメっことにょうぼうが話してて。

 

傍らで聞くともなく聞いてたキクチは。

「ズッコケ三人組(仮)の気持ち、すげえわかりる!」

ついつい、割り込んでもうた。

 

 

というまあ、ここから。

おなじみのいらねえ自分語りというか

陰キャ自慢になりかねんクソエントリーなわけですがw

 

 

結論からいうと。

ムスメっこの同級生のズッコケ三人組(仮)はたぶん。

確固たる考えなんかなくって。

ただただ、ひたすら中2病なだけなんだ。

 

彼らがキクチのような陰キャかどうかは知らんが。

 

ムスメっこの学校はいわゆる、

おとなしいまじめな子がそろってる学校なので。

不良/ヤンキー的な、やかましい/ある意味で根性のある子なんかいるわけなくって。

コウ、中2病的に甘噛み的にちょっとみんなと違うことをしたがる、あわよくば悪目立ちしたいぐらいのへっぴり腰?が関の山で。

 

 

あ、いや別にズッコケ三人組(仮)をくさしたいわけじゃなくって。

「わかりる」ってほざいたのは。

キクチが高校生のとき、まさにおんなじクソ中途半端な感じだったから、彼らに向かって「懐かしい」とか「可愛い」ってえと上目線になっちゃうけど、彼らがそうした気持ちがイタイほど理解でけるってんで。

 

って、まさに「イタイ」んだけど。

行動自体も、手を当てたおのれの胸もw

 

 

大事なことじゃないのにくり返すと。

とにかくひたすら中2病なんだ。

 

「群れるのはクソだせえ」「とにかくつるんだら負け」、よしんば「おれさまちゃんと奴らとは違うんだ風を吹かしたくってしようがない」っていうか、正体不明でワカワカメな焦燥みたいなものがじぶんの内に渦巻いてて、それをどこにどうぶつければわかんないってだけなのね。

 

ゆえ、別に学校とかクラスとかクラスメートが嫌なわけじゃない。

ある意味「自己のみと戦ってる」の傍からみれば抱腹絶倒イタイギャグなわけで。

そういうのを正面きって、彼らなりに大マジメにやってんの。

 

 

キクチの中2病のピークは「高校時代ずっと」でw

(いまでも完治してないってのはここでは措きまする)

ずーっと独りですみっこで、教室の時計の短針の動きを見極めながらノリ弁を食ってた。

そういう暗黒、漆黒の時代。

 

じぶんの殻におもくそ閉じ籠もってたので、おともだちと楽しかったなんて思い出はひとっつもねえ。

 

 

そんなノリ弁実業(ノリ実)の卒業式。

が終わったあと。

クラスのみんなで○○駅のなんとかっていう店に集まってお別れ会やろうってことになってて。

 

 

じゃあいったん解散ってなって、教室を出て階段を下りてたら。

そのお別れ会を仕切ってた?、陽キャグループのなかの面倒見のよさげな女子が息せききって追いかけてきて。

「キクチくん、この後も来るよね! 絶対来てね!」

って、肩を掴まんばかりに熱心に誘ってくれたんだけど。

 

おれはふつうに帰宅して、そのまま静かに高校を卒業した。

 

 

あの女子はなんであすこで超絶陰キャなキクチごときを誘ってくれたのか?

 

「お別れ会にクラス一人も欠けずそろえたい」

って使命感を帯びてたんだか。

「実は『キクチは来る?来ない?』をみんなで賭けてて、その子だけ『来る』に賭けてたから」

だかなんだかは、いまとなっては知るよしもねえぇ。

 

 

。。。

 

 

「でもでも」

「パパはいま、そういうじぶんを心の底から後悔してるんだ」

ムスメっこに告白した。

 

いまそうおもうってことは、当時もほんとうはちょっとお別れ会にイッチョカミしたかったのかもしれない。

ひょっとしたら、(誰もキクチなんか見てねえのに)そういうキャラを貫くことがおのれの美学だとかいう、すっとこどっこいで盲目な勘違いをしてたのかもしれない。

 

「そこは明らかにつるんだもん勝ちだろっ!?」なのに。

 

 

「だからおそらくズッコケ三人組(仮)も」

「何年か後にかならずなにがしか、きょうのことを思い起こすとおもうんだ」

ムスメっこに告白した。

 

 

。。。

 

ム「ていうか、あのさあ」

ム「パパ、そのお別れ会がもしzoomでやってたら、いつものオンライン飲み会みたく超絶wktkして参加できてたのかもねwww」

 

お・の・れwww