野口英世って誰でも知ってるえらい人。
なんだけど、「えらい」が先行してて実際に何をした人かあんまよく知らない。
のは無教養オブキクチだけかもしんないが。。。
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○小さい頃、囲炉裏に落ちて左手を大やけどした。
○黄熱病の研究中に外国のどこかで自分が黄熱病にかかって生涯を閉じた。
ぐらいのことしか知らない。
子どもの頃、図書館の偉人伝には必ずラインアップされてたし、お札になるぐらいだから「そりゃすごくえらい人に決まってるよね」ぐらいの認識しかない。
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で、ですよ。
これはだいぶ前に下書きしたものを掘り起こしてるんで、だいぶ前のことなんだが。
だいぶ前(何度もくり返すとか、語彙が貧しいぇ)。
おうちに帰ってぼうっと夕飯を摂ってると。
こんな番組(再放送?)をやってて、ついつい見入ってしまった。
ものすごく平たく言うと、disり系?
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表題は、締めで大学教授? 、コロナのはじめのころ細菌だかウィルスのエキスパートとして出てたひとが放った言葉の一部である。
例によって記憶頼りなので一言一句は合ってないが、だいたいこんなんようなこと(↓)。
「現在、医学的な功績という意味で野口英世によるものはほとんど残っていません」
「功績とされていたものが、のちにことごとく覆されちゃったんですね」
「なのでたとえば、医学の歴史書の索引に彼の名はないんです」
「現在の評価としては、研究者というよりエンターティナーなんですね(←この記憶がいちばん怪しいがニュアンスとしてはこういうこと)」
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クリビツテンギョーである。
肖像画が一国のお札に選ばれるということは、とてつもなくえらい、すごいことだと思い込んでたケド。
上記をとりあえず真に受けるとすると。
「同時に10人に話しかけられても聞き分けられたとされている、いまや実在があやしくて日本史の教科書に載ってない人」や。
「業界的には研究者としての実績がほぼ全否定されちゃった人」
がチョイスされてるってなかなか、なかなかである。
喜劇なのか悲劇なのかわからない。
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いや、別に野口英世をdisりたいのではない。
15年ぐらい前に家族旅行で福島に行った。
ムスメっこがまだ赤ん坊なので、オールクルマでオールキクチ運転で。
白河の関から会津若松に行ったのは覚えてるけど、あとどこ行ったっけ?
たしか、その翌年もまだムスメっこが赤ん坊だったので。
公共交通機関の長旅はよけいな神経つかうよね、ってのと。
「福島行けたんだから、もう少し先まで行けんじゃね」ってんで。
翌年は仙台に行ったのとの。
記憶がごちゃごちゃになってる。
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ってのは、余談として何を言いたいかというと。
その、会津に旅行したとき、道すがら猪苗代湖にも寄って。
「母・シカ、かっけえ!!!」って。
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なので、その番組で言ってた、
野口英世はいろんな意味で上昇志向とか名誉欲がものすごいひとで。
だからこそ、すさまじい根気で研究に打ち込んでたし。
当時にしてアメリカに渡り、ガンガン前に出ていった。
反面、いささか功を焦りすぎて。
まわりの忠告を無視して十分な裏付けをとらないまま論文を発表しちゃって。
それで一躍、世界的に脚光を浴びたんだけど。
後年、「不十分でした」ってことが立証されちゃった。
というのは、よしあしというか両面みたいなもので。
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話がぼんやりしとる?
本人の学術的な功罪?は措いても。
母・シカの気持ちに想いを馳せると。
幼時に大怪我を負わせちゃったのは痛恨だっただろうが。
長じて、名声を得たことはそれはそれは誉れだっただろうな。
ってとこに、たまらなく胸がきゅんとするのね。
話がぼんやりしてるな!
聞きかじっただけのじじいがきゅんとしてんじゃねーよ!