昨日。
ネットで見つけて「何で見逃したんだ!」って地団駄踏んだですよ。
4日の「Going!Sports&News」では、現在ソフトバンクに対戦相手の傾向などの情報を提供しているライブリッツ社に、当時の投球映像から初速、回転数、回転軸を割り出してもらい、正確な球速の数値を計測してもらいました。
江川さんがプロ野球人生で投じたのは2万9002球。その中で自身が「最も速かった」と話したのが、1981年に20勝を達成した時の最後のストレート。江川さんは当時26歳、大洋の中塚政幸さんから三振を奪った一球です。
解析すると、その球速は“158キロ”。当時の計測では、球速は140キロ台だったため、当時より10キロ以上速い数値がたたき出されました。その理由は、当時はバッターに近いところの終速で測られていたのに対し、現在の投手は、投げた瞬間の初速を測られているためです。
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いや、別にいいんっすよ。
こういうのってたぶん、技術の進化とともに今後もたまに新しい解析がおこなわれるんだろうし。
老害だてらに「ほれほれ」ってドヤ顔したいわけでもないっていうか。
「少年キクチにとってスーパースターであった」
という事実が変わるわけでもない。
江川卓が伝説として語られるに値するピッチャーであることはもう十分わかってるし。
いっぽうで、今回。
「当時のスピードガンの数値よりスピードが出ていた(かもしれない)」という最新の?分析結果には、気分がすげえアガったりもすんだけど。
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去年のいまごろ、こんなことをほざいた。
松坂とかダルとかマーくんとか大谷とか。
すげえピッチャーが出てくるたんびに繰り出されてきた、ジジイどもの戯言?
「いや、江川はこんなもんじゃなかったんだよ!」
「わー、いつもいつもうっせー」
「150km出ればスゲエって言われてた昭和の話でしょ」
「ジジイの思い出補正でしょ」
そりゃそうなる。
そんなとき、コロナ禍で外出がままならなくなって。
皮肉なことに、やることなくて?家でyoutubeを見るしかなくなった結果。
江川を知らない世代のひとが全盛期の動画を見て。
「おおスゲエ!」
「ジジイの思い出補正じゃなかった(かも)!」
って、再評価される感じになった。
たしかにかに。
思い出補正的なものも含まれてるかもしれんが。
知らない世代にスゴさを知ってもらえたこと、スゴさを共有でけたことが何よりもうれしい。
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ひとつ横道にそれると。
シロートだてらによくわからないのは、スピードガンの数値として出るボールのスピード。
いや、スピードガンの性能の進化とか時代の変化とかをほざきたいんじゃなく。
江川卓のストレートの魅力ってのは。
おそろしいぐらいのボールの伸びにあるわけで。
当時、江川よりスピードガン的に速い球を投げるひとはいたけど。
それでも全盛期の落合博満に「江川がいちばん速かった」って言わせちゃう、なんていうか、バッターボックスに立っていてこそわかる体感速度みたいなもので。
江川卓も実際、おもいきって腕を振って速い球を投げるというより、ボールにどうやってバックスピンをかけるかということを考えて投げてたらしいし。
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でも、バックスピンをかけるということは。
むしろスピードは落ちるはずなのね。
テニスでスライス(バックスピンをかけるボール)を打つと。
逆回転なのでボールは伸びるが、スピードは出ない。
じゃん?
たんじゅんに速いボールを打ちたいんなら、フラットに、上にも下にも回転かけようとせず真横からぶっ叩いたほうが出るし。
(何しろ野球シロートなので、クソトンチンカンなこと言ってるかもしれない)。
じゃあ、江川卓の今回の計測結果。
158km(クソ速い)って何だぜ?
ってことになる。
158kmっつったら。
160km投げるひとがぽつぽつ出てきてるきょうびの野球では。
腰ぬかすほど速いってわけでもない。
それでもそうとう速いほうではあるケド。
はっ!
「158kmなうえにむちゃくちゃホップする(伸びる)って無敵じゃんかよ」
ってことなんだろうか?
(あまつさえ、コントロールもものすごくいい)
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いずれも懐古趣味の域を出るもんじゃないすけどね。
まあ、たまらなくロマンあるじゃないすか。
ナドト。
いつぞや「もうあんま昔のこと振り返ったりすんのよす」
ほざいてたクチがむざむざほざくわけです。
あまつさえ、前エントリーなんか懐古趣味でしかねえし。
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。。。
*
で、表題。
すっげえむかしのエントリーの続編みたいなつもり。
球場の広さや道具の進歩、科学の発達。
トレーニング方法の進化。
栄養学やケアに対する考え方の変化ナドナド。
全体のレベルはいまは昔とは比べものにならないほど上がったかもしれない。
が、「どんな時代でもトップオブトップはそう変わんないはず」
ってのが上のリンクのすっげえ雑な要旨。
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では逆に、こんなのはどうだろうか。
ただの頭の中の妄想に過ぎないんだが。
「全体的なものすんげえレベルアップに飲み込まれる」
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たとえば、ものすんげえずば抜けた選手がいたとして。
腕一本で名を成してるプロだから、
個人個人は毎年、いろいろチューンアップしてるはずだけど。
全体的なレベルアップの度合いはそれよか急で、けっきょく追いつかなくなって。
ものすんげえずば抜けてる
→すんげえずば抜けてる
→ずば抜けてる
→そこそこ優秀
→優秀
→ふつう
みたくなってって、引退を迎えるという。
「体力の限界、気力の限界」って言うけど、
技量=体力+テクニック&経験もろもろ
としたならば、トータルはやっぱ少しずつ上昇しつづけるはずで。
けっきょくその、トータルの伸び幅が全体の伸び幅に追いつけなくなっちゃった。
的な。
そんでたぶん。
次世代の「ものすんげえずば抜けてる」は、
スタート地点が前世代よか上なだけで、
けっきょくおんなじ流れに飲み込まれるっていう。
そのくりかえし。
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じぶんでほざきながら。
「マジか?それでいいのか?」
この説、頭に疑問符しか浮かばねええええええ!
うおおおおおおおおお!
ごとおおおおおおおお!
*
。。。
*
日曜にラスト福岡国際マラソンをみながら。
うすらぼんやりとそんなんことを考えたわけですよ。
70〜80年代前半。瀬古とか宗兄弟の頃。
「5kを15分前半で行ってるわ、すげえ!」
21世紀初頭。藤田敦史とか高岡寿成の頃。
「5k15分を刻んでるわ、すげえ!」
きのう日曜。
「キロ2分58(5k14分50)のペースメーカーに大集団かよ!」
まあ、マラソンって42.195kmあるから
後半から終盤にどうなって、けっきょくどうなった
ってのはあるにしても、ともかく。
意識の出発点?は時代とともに格段に違うわけじゃないすか。
「いま15分前半で行ったら、ハナから勝負になんないでしょ」
そういうやつ。
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そんで、やっぱそこで大事なのが。
だからといって、
「昔、だせー!!!!遅え!!!!」
って言いたいんじゃない。けして。
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絶対的な力(マラソンでいうとタイム)と時代時代の傑出度との違いっていうか。
こまけえことはよくわかんないけど、
昨日の福岡国際マラソンの先頭集団のペースと。
1987年、中山竹通の伝説のぶっちぎり独走。
たぶん、タイム的には経過も結果もおんなじような感じがするのね。
前半から日本記録ペースでぶっとばす。
後半、ペースダウンしながら粘る。
あ、軽くググったら奇跡の符合w
昨日の日本人トップ、細谷。
30k1:29:15、ゴール2:08:16
1987中山。
30k1:29:02、ゴール2:08:18
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何を言いたいかというと。
印象はぜんぜん違うじゃん?
中山のときは。
「うおっ、ぶっちぎりの独走! 世界記録ペースでぶっ飛ばしてるよ!」
「ああ、後半落ちちゃったけどそりゃしようがないよね」
「でもすげえ記録でまとめた。さすが中山!」
今回。
「このまんまいきゃ日本記録だし、しかも大集団!」
「うっわあ、やっぱペースダウンしちゃったわ。飛ばし過ぎなんだよ」
「ぬう、けっきょく着地は8分台な。。。すげえはすげえけど」
※あくまで個人の感想ですをあえてわかりやすく(←クソしゃらくせえ超絶流行語ぇ。。。)
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〆ようがないのでいらねえ情報を付加すっと。
二度寝しちゃって、オンライン川崎国際ハーフDNS。。。