キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

どっちもすごい、みたいなこと

こんな物言いはまったくもってアレだってのは承知してるが。

「江川卓が再評価された」「いまの若いひとたちにも江川卓のすごさが伝わった」のは、コロナになって唯一といっていいよかったことだとおもう。

 

外出どころか、出勤することすらできなかった時期、多くのひとびとはもてあました時間を動画視聴で埋めた。

そこでyoutubeに上がっている現役時代の江川卓を観たんだろう。

 

 

キクチも老害といわれるような齢になって。

たとえばどんなにすごいピッチャーが出てこようと「いやいや、江川は別格にすごかったんだって」とおもいつつ、「出た出た。じじいの記憶の思い出補正なんでしょっ」て言われるのがこわくて黙ってたり。

 

ともすると、スポーツって時代とともにトレーニング方法とか理論が進化してるから、ふつうに考えればむかしがいまよりすごいってことは起こりにくいわけで。「おのれの思い出補正がゆきすぎてるのか?」ってじぶんに疑心暗鬼になったりもして。

 

 

しかしして、動画をみてみたら江川卓は思い出補正などではなかった。

誰にもマネできない果てしなく伸びるすごいストレートを、キャッチャー山倉が構えたミットをピクリとも動かすことないコントロールで投げ込んでた。

 

あのストレートは、凡百の言葉をつらねるよりyoutubeを3秒みたほうがすごさがわかりる。(めんどいから動画は貼らない)

 

 

ことほどさように?、キクチは江川っていうピッチャーが子どものころ大すきだったし、いまでも古今東西で2本の指に入る名投手だとおもってる。

 

(なんで「2本の指」かっていうと、名投手ってくくりならひょっとしたらもう1人ぐらいいるかもしれないっていうてめえの脳内の不確かさと茶目っけだ。どうっでもいいなっ)

 

 

んで、全盛期の江川の動画にこんなんようなコメントが入っててうなった。

「ナニコレ! 藤川球児が1回から9回まで投げてるようなもんじゃん!」

 

まさにソレ! こういうの、いいネ。

「江川卓も藤川球児もすごい!」みたいなの。

 

 

藤川球児ってのは、阪神タイガースで長らく活躍した抑えのピッチャーで、いままさに引退セレモニーを見ながら書いてんだが。

藤川球児といえば、来るとわかってても打てない、恐ろしくキレと伸びがあるストレートを投げてて。「火の玉ストレート」って言われてたケド、まさにそんなん感じで。

 

タイガースがリードしてて9回に藤川球児が出てくると、もうお手上げ。みたいな。

 

 

なんか、いつもにも増して文章がおもくそへたっぴいだな。。。

想いみたいのがつおすぎると、こうなる例ぇ。。。

しかたないからゴーオンす。

 

 

そういうとんでもないストレートを投げてた藤川球児。

そんなストレートを、1回から9回まで投げてた江川卓。

 

「江川卓がそんぐらいすごかった」っていう、いまのひとにもわかりやすい例えとしての藤川球児ってんじゃなく。むしろ、「藤川球児のストレートはそんくらいものすごかったんだぜ」って言ってんのねたぶんコレ。

 

おもわず、実はあんますきではないタイガースの、選手の引退セレモニーを最初から最後まで目を皿のようにしてみちまっただ。

 

矢野監督って何度みてもオークさんに似てるよね。「はんしんのは」

 

 

そういう意味では時事ネタでいえば、坂本も張本も榎本喜八もすごいんだ。

史上2番目の若さで2000本安打した坂本と、NPB最多安打ホルダー張本と、史上最年少2000本安打の榎本喜八。

 

誰がどうじゃなく、3人ともすごい。

(イチローはまた別格として)

 

 

。。。

 

 

いま、「ボクシングといえば井上尚弥」ぐらい井上尚弥じゃないすか。

 

ボクシングに興味がないひとにわかりやすく、わかりづれえたとえかたをすると。

「もともとボクシングが大すきだったキクチが、某三兄弟のときにものすごくいやになっちゃってみるのやめてたんだけど、井上尚弥が出てきてふたたびボクシングみるようになった」ぐらいのつおくて魅力のある選手で。

 

(正確に言うと、長谷川穂積を「リアルタイムで観た史上ナンバーワンだろ!」ってんでふたたびボクシングをみはじめたんだけど、話がややこしくなるので措く)

 

 

3階級制覇したし。

WBSっていう、同階級のチャンピオンが一堂に会したトーナメントを制したし。

PFPっていう、米国の最も権威あるボクシング雑誌が、「階級を超えていまいちばんつええのは誰だ」っていうランキングをやってて、その2位につけてる。

いまはバンタム級の主要4団体統一王座を目指して突き進んどる。

 

そんでそんで、こないだ防衛戦に勝って世界戦15連勝ってことになったのね。

最多連続防衛の日本記録は、具志堅用高の13回。

井上尚弥は3階級にわたってるから記録としては残らない。

 

 

そこで、噴き出すわけですよ。

古今東西、日本人最強ボクサー論。

「そら、井上尚弥だろ」

「いや、チョッチュネー(具志堅用高)だ」

「どっこい、ファイティング原田だろ!」

 

 

ファイティング原田は1960年代、いまより団体数も階級数も少ない時代に2階級制覇した伝説のチャンピオン。当時、最強っていわれてたチャンピオンを破って王座についたので世界的な評価もすこぶる高いそうで。

ちなみに、『あしたのジョー』で力石が減量で苦しんでたころ、すべての蛇口を針金でぐるぐる巻きにして水が出ないようにしたってのは、ファイティング原田の実話がベースなんだそうな。以上、wikipediaからの聞きかじりなっ。

 

 

いらねえ情報をつらねると。

WBSが盛り上がってたころかなあ。

キクチ内でもやったことあるんっすよ「古今東西で日本最強ボクサーは誰だ選手権」。youtubeを観まくりました。

 

 

白井義男とかファイティング原田とか大場政夫とかは、古すぎて動画が残ってなかったりあっても画質がアレでなんともいえない感じだったから措いて。

 

具志堅用高ってリアルタイムでは観てないんだけど、やっぱすげえんだわ。防衛回数っていう数字の話じゃなく、逆に「こりゃそんくらい防衛すんだろ」ぐらいつおい。

あと、キクチ選手権的には渡辺二郎だったっけな。(渡辺二郎もリアルタイムでは知らない)

 

具志堅用高と渡辺二郎。この2人が最強。

井上尚弥はその2人に伍するというか、超えてる(かもしんない)っていう。

 

 

PFPもそうなんだけど、こういうのってしょせん、妄想なのね。

階級が違ったらくらべようがないし、時代が違ったらよけいくらべようがない。

 

いまは選手の健康に配慮して早めにダウンをとったり、防御テクニックも進歩してるのはたしかだケド。いまは世界戦は12ラウンドだったけどむかしは15ラウンドだったり、グローブはいまの選手ならビビるぐらい皮の薄いものだったりとか、並べて論じるのがむつかしい。

 

ボクシングの主要団体もいまはWBC、WBA、IBF、WBOって4つあるけど、日本でもつい最近まではWBCとWBAしか認められてなかったり。

階級もいまは17?あるけど、むかしは7とか11だったり。

いまは「チャンピオン」つっても、ふつうのチャンピオン?がいて、ふつうのチャンピオンがアクシデントで離脱すっと暫定チャンピオンがたてられたり、他団体と統一すっとスーパーチャンピオンってなったり、それが4団体あると同階級ですげえいっぱいチャンピオンがいることになる。

 

「価値」って意味では、団体も階級が少なくて正規チャンピオンのみってほうが高いんだろうけど、だからって「いまは価値が低い」って言いたいわけでもおもってるわけでもなく、そんくらい制度やルールがいろいろ変ぼうを遂げてるってことで、よけいくらべようがない。

 

 

なので野暮っちゃ野暮なんだろうが、そういうのって妄想でこそ楽しめる最上級のことじゃん?

「絶頂期の瀬古とか中山がいまのトレーニング理論で、かつナイキの厚底シューズを履いたらどんくらいでマラソン走れたんだろう?」みたいな、実もへったくれもないただのロマン。

 

長くなっちゃったので文脈を無視して強引にまとめると「ファイティング原田も具志堅用高も井上尚弥もめったくそつおい」。

 

いいじゃん、そういうリスペクトでしかないたぐい。

 

 

。。。

 

 

流れで具志堅用高でいろいろ検索してて、こういうのがあった。

(例によって、ざらっと読んだ記憶だけなので細部が合ってるかどうかはわからん)

 

何年か前、山中慎介が連続防衛記録で具志堅に肉薄したとき。

「僕の記録を塗り替えて」って言ったら山中が「いやあムリっすよ」的なことを言ったのに対して、具志堅用高は激怒したという。

 

偉大なチャンピオン。

具志堅用高が大すきになった。

 

 

あれ? キクチは何を言ってんだ(2日連続)。

 

江川でも藤川球児でも坂本でも井上尚弥でもなく、チョッチュかよ!

野球の話じゃねーのかよw

おれはちょっと走ってみたらまたケツがいてえよw

そんな情報まったくもっていらねえよ!