ひさびさに。コレの続報。
っていうか、完結篇。
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7/21水、3週間ぶりに病院に行ってきた。
血液検査の結果を聞くためである。
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ムスメっこはとっくにふつうに戻っており。
こないだなんか洗面所でゴソゴソやってるから。
何してんの?って訊いたら
「じゃーん!」ってカラーコンタクトを出してきて。
「おらのななちゃんが不良になっちまっただ!」
(ドラゴンボールのチチなてい)
っておもった。
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なお、カラコン。
たとえば「赤」「茶」「ブルー」みたく、色名がストレートに書いてあるんじゃなくって。
ムスメっこがせしめたカラコンは「ほうじ茶なんたら」ってやつで。
薄茶色を当てこんでたらしいんだけど。
着けてみたらどうやら、深緑系だったらしい。
まさかの茶葉を摘む前www
そんなとんち、要る?
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あとは、7月のはじめに期末テストが終わったら。
もう実質、夏休みみたいなもんだから。
部活がある日と塾がある日以外は。
蟻が這い出る隙間もないくらい、おともだちとあそぶ約束をつめ込んでて。
ちょうどきょうも「夕飯いらない」ってって、朝、おうちを出てった。
「おらのななちゃんが不良になっちまっただ!」
っておもった。
でも。
「なんか、いいぞいいぞ!」
っておもう。
かたや。
夏休みのくせに朝、やけに早起きしてて。
何してんのかとおもったら本人なりに、午後めいっぱい部活なり遊ぶなりするためにおべんきょうする時間は設けてるようだし。
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。。。
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7/21水、病院に行った。
3週間前の血液検査の結果を聞きに。
(冒頭から話が一歩も進んでねえぇ。。。)
症状的にはまったくいまは大丈夫なんだが。
なんだかいままでよかちょっと、緊張しつつ。
若手イケメン主治医。
「あのう、湿疹/じんましんが出たのは」
「やっぱり、アレルギー反応だったみたいです」
どうやら、最初に地元の耳鼻科に行ったときに処方された薬の成分に、ひとつ、ムスメっこ的にNGなものが含まれてたらしい。
「今後、お医者さんにかかったときは、その旨をかならず伝えるようにしてください」
はい、わかりましたと。
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「ほかに何か質問はありますか?」
ん? それだけ?
前にムスメっこの病名?症例?を聞いたあとググったかぎりでは、ちょっと気がかりがあったんで、それをひととおり聞いとく。
たとえば。
「再発はじゅうぶんありうる」んだけど。
再発したときは、実際的にどうすればいいのかとか。
それをあたうるかぎり予防するには、日常で何か心がけるべきことはあるのかとか。
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特に、今回は耳とほっぺだったけど。
この日も首から上には出ることがあるでしょうっていわれてて。
ネットには「喉に出たら、下手したら窒息する」とかあったし。
あと、再発の頻度は。
「まれにしか出ない」
「年に一回ぐらい出る」
「月に何度か出る」
って個人差があるらしいんだが。
ムスメっこが「月に何度か出る」だったら
毎週ぐらいの頻度で顔が腫れて人相が変わる
って、ちょっと父親のメンタルが耐えられないし。
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「最初に腫れたときから1ヶ月大丈夫なので」
「出るとしても『何年かに一度だろうとおもいます』」
根拠はないっぽいけど、よかった。
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予防法は?
「ストレスを避けることです!」
出た。
あ、そのやりくち、知ってる知ってる。
むかしキクチが難聴になったときとおんなじやつ。
要するに、「根本的な原因はわかんない」やつね。
「健康に過ごすには」
「規則正しい生活を心がけて」
「定期的に適度な運動をして」
「バランスのよい食生活を心がけて」
「おさけやたばこはひかえる」みたいな。
それを100実行すりゃ、そりゃ健康に決まってんだろ!
っていう。
ふつう、一所懸命生きてりゃ
「ストレスを受けない生活」なんてありえないし。
ただでさえ多感なJKだし、来年は高3だから受験とかもあるだろうし。
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よくわかんないので。
「ストレスゼロは現実的なじゃないから」
「もし次こうなったときには」
「『あ、前もなったやつだ』って冷静に対処すればいいってことすかね?」
まとめに入ったら。
「そうです。」
まとめに入られたでござる。
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まあ今回、寝れらないほど心配した顔の超絶腫れは。
「そういうもの」ってわかっただけ、めっけもん。
若手イケメン主治医は、必要以上のことはペラペラ喋らないひとだけど。
現状と現実をちゃんと伝えてくれるのはものすんげえ信頼できるし。
適切な処置と処方でもって、ムスメっこがもとどおりになったんだから。
やっぱ、ものすんげえ信頼でける。
シロートにはよくわかんないけど。
病院には階層?があって。
次、再発したときには地元の皮膚科に行くんだろうなわけで。
上位階層にあるこの大学病院のこの先生にいきなり診てもらうことはできないんだろうが。
「ほんとうに困ったらここが控えてる感?」
の安心感も、よおくわかった。
だーまとろじー。
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美術の道具にダーマトグラフってあるじゃないすか。
「ダーマト」って呼んでる
クレヨンと鉛筆の合いの子みたいなやつ。
伊東屋みたいな本格的な文房具屋さんや、画材屋さんにいけば売ってるよね。
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ダーマト。
いまはデジタル化が進んでしまったので、
もう10年以上つかっていないが。
じぶんの仕事でも欠かせない道具だった。
ポジ袋(カメラマンさんが撮影した写真:ポジフィルムを印刷所に入稿するときにフィルムを入れる袋。説明なげえ)に、写真の相番やら、トリミングの指示とかを書き込むんで、印刷屋さんにメッセージをするのね。
写真を傷つけないよう、芯がやらかい「ダーマト」でもって。
チョーなつい←ワタナベさんにだけわかればいいとおもって言ってる。
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で、「ダーマト」って固有名詞?業界用語?としてじぶんのなかで処理してたんだが、。
ドイツ語でderma(デルマ)は皮膚って意味なんだな。
正しくはどうかわかんないけど、ニュアンスとしてはなんとなくわかりる。
「皮膚みたいなビミョーな繊維?にもちゃんと書き込める」
「でいてやさしい素材だし、ティッシュで拭き取ればすぐ消せて、何回でも書き直せる」
的な?
ダーマトのくだり、オールオブ余談だ。
ここに行っても、転職はでけない。
神殿ではない。
↑クッソくだんねー。
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そんなんこんなんで。
ムスメっこの戦いはひと段落。
ほんとうによかった。
心底、ホッとしましたとさ。
(実はここまでは、病院が終わった直後に書いてあったもので。。。)
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ムスメっこはJK2年の夏休み中もいろいろ楽しんでて。
なんか、どんどんどんどん日に日に(親のひいき目100で)キレイになってってて。
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中学のころ、なやんでたニキビもすっかりなくなったりね。
ちょっと遊びにいくってんで、マスカラつけだしたりね。
服もあきらかに一段、オトナっぽくなってたりね。
出かけるってんで玄関で見送るときの一瞬の後ろ姿に。
なんかちょっと、フェロモンを感じたりしてね。
親として、子の成長は腹蔵なくうれしい反面。
じゃっかん、おいおいちょっと待て!
おもったりもするようになってきた。
ともあれ。
元気で楽しそうなら、何でもいいのだ。
いまのかけがえのないJK生活を愉しみ尽くせ、ななちゃん!
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。。。
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「そうそう」
診察終わりっつったあとに若手イケメン主治医が言う。
「ななこさんの今回の○○ですけど」
「遺伝的な要因はないようです。あくまで突発でした」
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原因が遺伝だとしたら。
症状が出るか出ないかはともかく、
ホルダー的に父か母から50%らしいから。
キクチ起因なのかもって。
ちょっと気になっておった。
おれじゃなく、にょうぼう起因かもしんないけど。
っていうか、おれもにょうぼうも自覚も発症もしたことないから「そう言われても?」要素が濃いんだけど。
「おれらのせいでムスメっことか後の代によぶんなものを背負わせちゃった?」
って呵責は残るわけで。
「遺伝性ではない」ってことで。
そこの肩の荷は下りて、だいぶホッとした。
今回、それがいちばんの収穫かもしれない。
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でもね、でもでも。
医学的なこととは無縁な文学部だてらに素朴な疑問。
「遺伝性とか突発性にかぎらず」
「再発の可能性と出る症状は変わらないわけでしょ?」
やっぱ、根本的な問題は解決されてないわけで。
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でもね、でもでも(アゲイン)。
確定されてない未来に。
まだなにも起きてない不確実な将来を。
不安におもうなんてクソバカバカしいことで。
けっきょく話は進まないまんまだけど。
むしろキクチはバカだから。
どんどんキレイになってくななちゃんに。
じゃっかんドキッとしつつ。
いいぞいいぞ!っておもいつつ。
「いろんな意味でだんだんパパから遠ざかってく」的な意味で不安しかないw