PTA会長って大変だよな。
ってんで、なったこともないくせにイッチョカミしてみる。
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ムスメっこが小学生のとき。
広報委員の委員長ってのをやったことがある。
PTAって、会長をピラミッドの頂点に役員がいて、各委員会があってそれぞれの委員会に役員がいて、っていう構造じゃないすか。
役員ってのはだいたい、
会長(委員長)
副会長(副委員長)
書記
会計、っていう。
それをまとめて四役って、ムスメっこの小学校では言ってたっけな。
PTAの四役があって、各委員の四役がある。
言い換えるとそんな感じ。
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ムスメっこの小学校のPTAは。
6学年とも30人ちょいの3クラス編成で。
PTAの委員会が10ケぐらいあったので、ローテーションでいうと6年間で3回ぐらいなんかしらやんなきゃなんない。
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ムスメっこが小学校にあがったきっかけで。
キクチは地域に溶け込もうとおもって。
(狛江はオトナになって引っ越してきたから生粋の地元じゃないのね)
最初、ムスメっこが小学校にあがったとき、地域行事にも学校行事にもガッツリ入り込める親父会なるものに参加しようとおもってたんだが。
説明を聞いたりしてるうち、どうやら超絶陽キャ集団っていうか、前面に出てる「ウェーイ!」臭にこの超絶陰キャはぜってー溶け込めねえなと悟って、説明会の段階で距離を置くというか、近づかないようにしとこうとおもった。
(あくまで狛江の、ムスメっこの小学校のばあいな。)
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じゃあ、どうやって地域に溶け込む&ムスメっこの小学校生活に貢献できるかって考えて。
小1の最初のクラスの父母会のときに、おしごとでやってることとかぶる広報委員に挙手して飛び込んだ。
そして上記「6年間で3回ぐらいローテーションが回ってくる」ってんで、小3でも広報委員に挙手した。
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小3の広報委員の最初の集まりで。
まず四役を決めましょうってとき、クラスの委員決めとか委員会の四役決めの牽制しあう動いたら負け的なフインキ(あるよね!)がクソうっとうしかったし時間の無駄でしかないので。
「どうせ時間ばっか食うんならくじびきでソッコー決めちゃいませんか?」って真っ先に発言したら。
言い出しっぺなんとやら的な感じで、委員長のくじを引いちったでござる。
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って、あらすじとかあったことをダラダラ書いてもしようがないので話をすっとばす。
あらましはむかし、小3の広報委員が終わったときにブログで軽くまとめてるな(↓)
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簡潔にまとめようとおもったら、当時を思い出していらねえ情報を連ねちゃったので、じぶんがかじってたころの結論を先に言っとく。
新会長に参考になるかどうかははなはだギモンであるが。
「男という武器をフル活用する」
www
キクチだてらにwww
まあ、下のいらねえ情報はすっとばして聞いてくださいな。
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いらねえ情報的には、ムスメっこの小学校は「3回ローテーションがまわってくる」っつったが。
委員長をやると3回分(委員の他四役は2回分)、PTA役員をやると6回分にカウントされるので、小4以降は年度はじめのクラスの委員決めでも大手を振るって「委員長やりましたから手形」を振りかざせた。
でも、やっぱ小3のときにやった広報委員長はそれなりっていうか。
月イチの広報委員会のほか、月イチで全委員会が集う会合もあって、あまつさえ広報誌って年3回出すんだけど。その佳境の1ヶ月ぐらいは週4ぐらいで学校に行かなくちゃいけなかったから、じぶんの職場は時間とか事務所にいるいないの縛りがわりと自由だったので助かった。
ケド、小学校のそういううんぬんはだいたい平日の昼前におこなわれるので、モロいろいろ削られた。
特に、広報誌の編集が佳境なときと仕事の佳境がダブると、「1週間家には帰ってないのに小学校には行ってた」みたいなワケワカメな状況になったりして。
あ、ここまでいらねえ情報だな。
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もうひとつ、ついでだからいらねえ情報を挿入しちゃうと。
小1のときは、仕事柄ノウハウがあるってんで、ペーペーなのに実質編集長的な役割をやらされっていうかそっちのがてっとり早いとおもって買って出て。
そんとき、同学年の保育園もいっしょだった違うクラスのお母さんが編集とかデザインに興味があるひとだったのでフル回転してくだすって。
小3のときは、そのお母さんに「今年もやりませんか?」って引っ張り込んでまた大いに助けてもらって。
あと、たまたま本職のエディトリアルデザイナーさんがいらして。
本職だから、時期になると例年のバックナンバーを参考に、勝手に?先割りデザインをつくってきてくれて。
(あ、先割りってのは、ざっくりデザインを組んで「ここにこういう写真ウォンツ!」「ここにこういうキャッチとか原稿ウォンツ!」みたいになってるから、あとはその部品を集めればいいだけ的な。)
大いに助かった。
それは事前打ち合わせ的に、曲がりなりにも本職同士でそのデザイナーさんと。
「PTAのありがちな誰も読まねえ広報誌じゃなくて、うおおおすげええっおもしれえええっ読みてえええええってやつをつくって度肝を抜いてやりましょうぜ!」
とか話してたので、それがいいんだか悪いんだかわかんないが、好き勝手に独走させていただいた。
ここまでいらねえ情報。
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「男という武器をフル活用する」
PTAってなんだかんだ、女性社会。
(そこをつっこむとややこしくなるので措くが)
広報委員をやった2回とも6学年×3組=18人中、父なんかキクチひとりだし。
全委員が集う月イチの会合ってのもおんなじで。
校長、副校長、PTA役員、あんど各委員2〜3人ずつの計30人ぐらいの出席者のなかで。
男は校長先生とPTA会長とキクチの3人だけなのね。
なので、校長や会長はともかく、キクチの発言もだいたい聞いてもらえる。
年度末の最後の会合の挨拶で、「1年間ハーレム状態で美女に囲まれてホントうれしかったでーす。ですよね?校長?会長?」ってクソうすらさぶいことほざいたのに、それなりに好意的に受けとめてもらえたり。
あと、男が希少だってんで校長と会長と、ワケワカメな絆が生まれたw
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あと、学校側の実務的な窓口って副校長だから。
いかに副校長に取り入る?かが、スムーズに進めるポイント。
ここでも、逆紅一点みたいなやつ?でいやおうなく目立てるので。
「お父さんなのに、がんばってるっぽい」的な。
いろいろ通じやすかった。
副校長が女性だったってのも、あるのかもしれない。
あ、「副校長が女性だったってのも」とか。
ジェンダー的なへんな語弊が生じたらアレなんだけど。
まあいいや、つづける。
話はちょっとつながる。
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広報委員の広報誌づくりって仕事?にしても。
上記、「おれ委員長(編集長)と本職のデザイナーさんでどうにかした」ったって。ぜんぶを2人でやるなんてムリゲーで。
委員のみなさんの協力は不可欠だし。
しごとの振り分けって意味でも、みなさんに参加してもらいたい。
実際、ママ友ってえの?
そういう地域ネットワークとかフットワークってすごくて、「あの商店街のオヤジを動かすにはこのひとからアプローチすればいい」とか「お隣の○○さんがずっと広報委員やってたから訊いてみるわね」とか、チョー教えてくださるの。
そんでこっちはバストアップの写真を撮るとき。
「後ろが壁に近すぎると影で大和朝廷の人みたいな髪型になっちゃうから、一歩前に出てもらった方がいいっすよ」とか些細なことほざいて。
「そうなんですね~」とか、うすい関心をしてもらえるとか。
話がそれた。
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みなさんに参加してもらいたいってんで、そこで。
「いかに『ボス』を見極め、味方にするか」が
言い方が雑きわまりないけど、チョー重要で。
女性の集団?って必ず「ボス」がいるじゃないすか。
そのボスと良好な関係が築ければ、
おのずと集団?がまとまる。
こちとらは名目は委員長で編集長だけど、
てめえが上に立とうってんじゃなく、
そのボスを(いい意味で)うまく立てて、
おれは裏方として「おれとボス」「ボスと各委員さん」の調整弁として全体をうまく機能させられれば、なんとなく全体がうまくいき。
みんなのなかに納得感も醸成できる、とか。
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あと、
「男という武器をフル活用する」
にうすくつながる感じでいうと。
実際、女性社会なPTAで。
副校長も女性で。
(あ、これは、広報委員が1年間役割を終えた後、主要メンバーで飲み行きましょー!ってなって、その酒場であるお母さんが言っててそこにいるひとが首肯してた聞きかじりなんだが)
(その酒場にはロンのモチ、四役のほかに上記、保育園からおんなじな同級生のお母さんも本職のデザイナーさんもお招きしたよ)
(みんなとんでもねえ酒豪だったよ)
「女子会」なる言葉があるように。
女性だけで集まったなりの話したい/話せることってのもあんのかもしれないけど。
たとえばそういう女性だけが前提みたいな場に、
ひょっこり男性がいると。
(それがたとえキクチみたいなコミュ障ブサメン非モテでも)
ちょっと、場の空気が変わるらしいんすよね。
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女子校に教育実習生で男子大学生が来たとして。
彼はたとえば相当イケてない男子としても。
ある程度の需要が生まれるもんだし。
いるといないとで、フインキがちょっとは変わる。
みたいなやつ。
あ、違う違う。
PTAでそういう意味でのキクチの需要なんか
あろうはずもないっすよ。
酒場であるお母さんが言ってたこと、な。
「キクチさん(といういちおう男性)がいたことで、全員女性とはちょっと違うフインキになったし、それで本来こじれそうなとこが丸く収まったことがあった」と。
それは逆、男性だらけのとこに一人、ぽっと女性が一人いるときもおんなじ感じ。
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そんなんようなことで。
やっべ。長くなっちった。
一各委員の、たった1年のイッチョカミ体験なのにな!
でもこれって男性女性問わず、あすこに飛び込んだことあるひとにはちょっとわかってくれる機微なのではなかろうか?