キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「牙ってつけときゃ虎でも鮫でもイケる」

朝の伊集院光のラジオ。
ゲストは漫画家の高橋よしひろで。

どっかでおなまえ、聞いたことあるんだよなあ。
おもってたら、あれだった。
『銀牙』シリーズの作者。

むかし、ジャンプであったよね。
『銀牙 流れ星銀』っていう
犬のマンガ。

そのころって、ジャンプの全盛期で。
(多少、時代の前後はあるかもだが)
キン肉マン、キャプテン翼、こち亀。
北斗の拳も、ウイングマンもあった。

ついでにとんちんかんとか
ハイスクール奇面組とか
シェイプアップ乱とか
よろしくメカドックも、あったとおもう。

で、ヒロシ少年もジャンプを読んでたけど。
こんなこと言うのもナンだが
言うひつようなくね?かもしれんが
そんななか。

『銀牙』にはそんな熱心ではなかった。

何を言いたいかというと。
表題。

もともと、高橋よしひろは
犬を題材にした漫画が描きたくて。
彼にとってのはじめての連載が
週刊少年ジャンプで決まったとき。

満を持して「犬漫画」で勝負してみよう。
おもったんだって。

かたや、週刊少年ジャンプ。

上記のような連載陣がいるうえに。
毎週、読者ハガキによる人気投票があって
低迷すると容赦なく打ち切りになる
というシステムで。

あ、上で「何が言いたいかというと」
っつっといてコレ。

何が言いたいんだか
ぜんぜん見えねえパッターンじゃねーか。

いるよね。
「つまり」「要するに」つってから
ぜんぜんつまりも要しもしねえ。
そこからがクソ長えんだよ、的なひと。

物語を最初から延々と語りはじめる。
イズ・いまのおれじゃん。。。

初の週刊誌連載。

満を持して犬漫画で勝負。

まわりは超人気連載だらけ。

不人気だったら、ソッコー打ち切り。

そんななかで、高橋よしひろは。
「銀牙」っていうタイトルをつける。

「よしんば、犬で不人気で打ち切りになっても
牙がある動物ならなんでも、
続編としてイケるから。
虎でも鮫でもカンガルーでも」

カンガルー? 牙ある?
ってのは措いてもw

しかしして。
『銀牙 流れ星銀』はスマッシュヒットし。

出版社を変えたりして、『銀牙』シリーズは
現在もつづいている。らしい。

1983年から、のべ36年。
単行本にして、130余巻。
ウィキペディアの「高橋よしひろ」には
こう記されるまでになってる。

犬漫画の第一人者。

何が言いたいかというと。

(あ、ココはモノホンの
何が言いたいかというと
なんだけど。)

待望の初連載。
犬漫画で勝負しよう。
タイトルは『銀牙』。

すげくね?

そんな大一番に。
「牙ってつけときゃ虎でも鮫でもイケる」
っていうスタート地点。

リスクヘッジだか照れ隠しだか
後付けの鉄板エピソードだか
よくわかんないし。

安直なんだか深い考えがあるんだかすら
よくわかんない動機。

で、いて。
なんかバカっぽくもあるケド
言ってることは単純明快。
わかりやすい。

すげくね?

タマゴが先かニワトリが先か
的なことでいえば。

こういう発想ができる逸材だから
ずっと第一線で活躍してるのか?

ずっと第一線で活躍できる才能だから
こういう発想ができるのか?

こ、これはたぶん、
りょ、両方なんじゃないすかね?

おもったおもいましたとさ。
という、ぽえむ。

牙の抜けたキクチ。
今月は、走るよ! たぶんな!!!

何の、誰に向かってのアレだぜ?