朝の伊集院光のラジオ。
ゲストは漫画家の高橋よしひろで。
どっかでおなまえ、聞いたことあるんだよなあ。
おもってたら、あれだった。
『銀牙』シリーズの作者。
むかし、ジャンプであったよね。
『銀牙 流れ星銀』っていう
犬のマンガ。
*
そのころって、ジャンプの全盛期で。
(多少、時代の前後はあるかもだが)
キン肉マン、キャプテン翼、こち亀。
北斗の拳も、ウイングマンもあった。
ついでにとんちんかんとか
ハイスクール奇面組とか
シェイプアップ乱とか
よろしくメカドックも、あったとおもう。
で、ヒロシ少年もジャンプを読んでたけど。
こんなこと言うのもナンだが
言うひつようなくね?かもしれんが
そんななか。
『銀牙』にはそんな熱心ではなかった。
*
何を言いたいかというと。
表題。
もともと、高橋よしひろは
犬を題材にした漫画が描きたくて。
彼にとってのはじめての連載が
週刊少年ジャンプで決まったとき。
満を持して「犬漫画」で勝負してみよう。
おもったんだって。
*
かたや、週刊少年ジャンプ。
上記のような連載陣がいるうえに。
毎週、読者ハガキによる人気投票があって
低迷すると容赦なく打ち切りになる
というシステムで。
*
あ、上で「何が言いたいかというと」
っつっといてコレ。
何が言いたいんだか
ぜんぜん見えねえパッターンじゃねーか。
*
いるよね。
「つまり」「要するに」つってから
ぜんぜんつまりも要しもしねえ。
そこからがクソ長えんだよ、的なひと。
物語を最初から延々と語りはじめる。
イズ・いまのおれじゃん。。。
*
初の週刊誌連載。
満を持して犬漫画で勝負。
まわりは超人気連載だらけ。
不人気だったら、ソッコー打ち切り。
そんななかで、高橋よしひろは。
「銀牙」っていうタイトルをつける。
「よしんば、犬で不人気で打ち切りになっても
牙がある動物ならなんでも、
続編としてイケるから。
虎でも鮫でもカンガルーでも」
カンガルー? 牙ある?
ってのは措いてもw
*
しかしして。
『銀牙 流れ星銀』はスマッシュヒットし。
出版社を変えたりして、『銀牙』シリーズは
現在もつづいている。らしい。
1983年から、のべ36年。
単行本にして、130余巻。
ウィキペディアの「高橋よしひろ」には
こう記されるまでになってる。
犬漫画の第一人者。
*
何が言いたいかというと。
(あ、ココはモノホンの
何が言いたいかというと
なんだけど。)
待望の初連載。
犬漫画で勝負しよう。
タイトルは『銀牙』。
すげくね?
*
そんな大一番に。
「牙ってつけときゃ虎でも鮫でもイケる」
っていうスタート地点。
リスクヘッジだか照れ隠しだか
後付けの鉄板エピソードだか
よくわかんないし。
安直なんだか深い考えがあるんだかすら
よくわかんない動機。
で、いて。
なんかバカっぽくもあるケド
言ってることは単純明快。
わかりやすい。
すげくね?
*
タマゴが先かニワトリが先か
的なことでいえば。
こういう発想ができる逸材だから
ずっと第一線で活躍してるのか?
ずっと第一線で活躍できる才能だから
こういう発想ができるのか?
*
こ、これはたぶん、
りょ、両方なんじゃないすかね?
おもったおもいましたとさ。
という、ぽえむ。
牙の抜けたキクチ。
今月は、走るよ! たぶんな!!!
何の、誰に向かってのアレだぜ?