キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

おれの突発性難聴 その9 はじまった耳鳴りと「活きて脳に届く」、みたいなこと

突発性難聴ってのは
「いきなり片耳が聴こえなくなる」ほかに
耳鳴りとか目まいを伴う。
ってのが、一般的(?)らしいんだが。

おれは「ただ、聴こえない」だけだった。
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5/23火曜夜。

「無音じゃなくなった」ことがうれしくて
帰り道、右耳で音を拾いまくってたら

おうちに帰ってから、耳鳴りがはじまったw



気になって、しようがない。

いままで、耳鳴りってなったことなくって。
どういうもんか、よくわからなくって。

ぶおんぶおんとか、ガガガガガとか
あきらかにそれっぽいのがこだまする。
ってことかなあとおもってたら。

なんていうか、常時、テレビの砂嵐。

それが大きくなったり小さくなったり
たまにわけのわかんない電子音をともなう。
脳みそと耳のなかの間ぐらい(?)から。

みたいのが、24時間。



「聴こえない不安」ってのは
「今後も聴こえないままかも」って不安だけで
聴こえない以外の実害はなくて

わりと「平和な災難」って感じなんだが。

「耳鳴りがとまらない」ってのは
「いまここにある常にあるうっとうしさ」
っていうか、実害がありまくりで。

おれのバヤイ。
聴こえるようになった音の量と
耳鳴りの量がモロに比例して
どんどん耳鳴りが大きくなるようになったw



さいしょのころはそれこそ気になって
またしてもまったくねむれなかった。

んだが、いつの間にか慣れてしまうんだぜ。
ということも申し添えておきまする。



。。。



「病気つれえわあ自慢」を連ねると。

「鋭い音なら入ってくるようになった」
前エントリーでこう、ほざいたが。

聴こえてくるとともに、そいつが牙をむいてきたw



口では説明するのがむつかしいんだが。
そしてアカデミックなことは
なにひとつわからんが
「すべての音は複合的にでけている」
みたいなことがあって。

たとえば。
平板に喋ってるはずの車内アナウンス(の録音)。
「次は代々木上原、代々木上原」
は「ぎ」がつおい。

あ、そういうことはあるわな。
考えりゃ、すぐわかるな。。。

女性のヒールの音「カツッ」。
これはひとつの「カツッ」ではなく
いろんな音が合わさって「カツッ」チームを
つくりあげていて(?)。



何が言いたいかというと。

「カツッ」チームを構成する
(アカデミックはわかんねえんだがアゲイン)
高い音、低い音、中くらいの音
着地した直後の音、着地を安定さす音
とかとか、あるなかで。

そのなかでいちばん鋭いやつだけが
なぜか、脳みそをモロに直撃する。

活きて、脳に届くw

「大気圏で緩和されずに地上に降りそそぐ紫外線」
みたいなダイレクトちゅどーんぐあい。
よくわかんねえケド。


もしおれが浅井健一だったら。
そんなにビジンさんじゃないケド
腰と肘とハートで
赤いタンバリンをかろやかに撃ちふるうのが
欠落したおのれの感性にビンビンクルゼ。
ぐらい。

なんのこっちゃ?



というわけで。
「耳鳴りのうっとうしさ」は
まだ、慣れが醸成できた(?)んだが。

「活きて脳に届く鋭い音」は
ものすごい頭痛を連れてきてまじつれーので。

その帰りの電車で
「突発性難聴 耳鳴り 耳栓」
で検索したら、前に触れたとおり
使用の是非が極論かまびすしかったが

地元駅に着いたらドラッグストアに直行して
耳栓をせしめ、聴こえない右耳に挿しこんだ。



。。。



ここからは、いらねえ情報の
さらにいらねえ情報。

今回の一連の症状。
同居してる実母には言ってなくて。

それはまあとうぜん、
余計な心配をかけたくないからなんだけど。

同時に「おのれに対するディフェンス」
って意味合いも濃くって。



母親は声の調整機能がそなわってなくて。
ってのは、ただ声がでかいってだけなんだが。
どんな状況であろうとつねに
「テレビでいうと音量40」状態。

な、うえに「ぽまいはサトラレか」
ってぐらい、とりあえず、おもったこと
目の前で起こってることをすべて声に出すw

タイミングとか言いかたとか関係ぶうで
おもったことをいつでも言えるのって
人生ラクショーだよなあってうらやますい。


な、もんだから、今回のこと。
おれが中途半端に伝えても
たぶん、重大さが伝わりきらないだろうし。

重大に伝えたら伝えたで
いちんちじゅう、横で何の解決策もねえ
「しんぱいだしんぱいだ」的なことを
音量40で唱えられつづけても困るw
治るもんも治らなくなりそうだw

ので、伝えていない。



あ、これも何が言いたいかというと。

家のダイニングでの席は。
おれの直右が母親なんだが。

母親の声の質ってのは、ぐうぜん今回の
「活きて脳に届く」率がクソ高いやつで。
絶妙に、脳髄(?)にガツンガツン響いて。

でも、何も知らねえからとうぜんなんだが。
ずーっと、音量40で独りごちてて。

何も知らねえからいまさら「うるせえ」
ってのもアレだし。
ずーっと喋ってるったって、幸か不幸かわりと
楽しそうだったりうれしそうだったりすっから
「うるせえ」ってのがなおさらアレで。

だからって耳栓したらばれるし
不自然に席を外してわけのわかんない
よぶんないぶかりを産むのもナンだしで
チョーふだんどおりをキメてるので

たぶんこの一週間で。
ずいぶんけっこうな忍耐力と演技力が
身につけられたんではないかと
おもったりおもわなかったりしまーす。



っていうか、それもこれも含め。
耳がいい方向に向かってるプロセス
って考えりゃ、むしろウエルカムなのだ。
(と、おもいたい)


つづく。