キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

川崎でウタゲをカマすってんで学生時代のバイト先を訪ねてみた

ウタゲではなるべくビールしか飲まないようにしてる。

Q「何でビールしか飲まないんですか?」
A「ちゃんぽんすっと、酔っぱらっちゃうからです」
一同「ざわざわ、ざわざわ」
Q「。。。ビールだけでも、いつも記憶ロストしてるじゃないすか!」
A「ムムム」

コレ、直近3回のウタゲで
3回連続わきおこった質疑応答、な。



昨日、川崎で村のかたがたとウタゲをカマした。
けっか、安定の記憶ロスト。

けさ起きて。
「何でおれ、家のふとんで寝てんだ?」
っておもうのと同時に
こんなものいただいてたことを、おもい出した。
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マラソン走るわ、バイオリン弾くわ
アタマこんなん、すげえいいわ。
おさけ飲めるうえに、ビジョだわ。

いっちさん。
どんだけパーフェクト超人だよって感じだ。

あ、モザイク。
したほうがいいのかしなかったほうがいいのか
わからなかったので、いちおうしときますね。
しないほうがよければ、
あとで元画像あげ直します。



いっちさんとは。
飲むたびにいろいろお約束するそうで。

いつも「きょうはあんま酔っぱらってないので
バッチリ覚えてます」ってほざくくせに
いつも、まったく憶えてないことを
すごくやさしく、叱られる。

で。
「え? ほかにどんなお約束したんですか?」
って訊いても。

「えーっ、あれも覚えてないのー!?」
って言われるだけで
なぜかいっさい、教えてくれないw

たぶん、このボールペンだって。
「ほしいです。ください」って
もらうお約束してたんだろう。。。



きのうはこないだみたいなサシノミではなく
【サシノミ】いっちさん(2016/12/21)
Sugiさんとぬまっちさんもトゥギャザーで。

Sugiさんに
「大阪マラソンのアフター、
Sugiさんが早退なさったとこは
まだバッチリおぼえてますよ」
って猛アッピールしたら。

それはまだ1次会のわりとジョバンヌで。
「それ以降のことはバッチリ忘れてる」
を背理法的に証明しちまった。
ということがいっちさんから暴かれ。

ぬまっちさんに
「別大おつかれさまでした。
おれも別大出てえなあ」ってったら。
カテなんたらとかうんぬん以前に
ビンボーすぎて大分までいけねえ
ということが、おのずとあぶり出された。



Sugiさんは神奈川の海のほうに在勤&在住
っておもいこんでてお誘いしたんだが。
異動&お引越しして、在住でも在勤でもねえ
どっちかっていうと、川崎チョー遠い
ってことが発覚して。
にもかかわらず、よくいらしてくだすったなあ
っておもったとかは、措く。

そういう、楽しいウタゲでしたとさ。



。。。



ゆうべのウタゲの会場。
地図で調べたら、学生時代にアルバイトしてた
学習塾から歩いて5分ぐらいだった。

ので、懐かしいなあとおもい、訪ねてみた。



なにしろ。
「川崎駅のほう」なんて、生活習慣として
ふだんまず、行くことはないし。

駅から歩10分のとこでバイトしてたっても。
川崎駅とバイト先の往復以外に
ほぼ、どこも行ったことがなかった。

なので、上記「懐かしいなあ」ってのは
ウソだ。まっかっか、だ。

懐かしくもなんともねえ。
ただのキョーミ本位。のぞき趣味。



ケツロンからいうと。
バイトしてた塾はすでに跡形もなく。

もっというと。
周りの風景もぜんぜん変わってたので
どこがバイト先の跡地だかもわからず
迷うシマツであった。

かろうじて。
バイト先が入ってたビルの
1階にあったディスカウントストアを見つけて。
「あ、ここだっ!」ってなり。
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20年経って店が入れ替わりまくってんのに
すぐ近くの古本屋は健在だったことに
クリビツテンギョーし。
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ああ、帰り道、こんな風景だったなあ
っておもいだしてちょっとだけキュンとした。
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塾でアルバイトをはじめたのは
大学に入ってわりとすぐ、だったとおもう。

テニスサークルのほかに入ってた文化系クラブに。
コンドーさん(仮名)っていう
ものすごくエロい女性のパイセンがいて。

コンドーさんがどのくらいエロいかというと
とりあえずコンドーさんと会った殿方は
例外なく「ヤリたい」っておもう感じで。

ソッチ方向の噂も人づて、本人づてに
腐るホド訊いてた。



ある日、授業をサボって
部室でスーパーファミコンにいそしんでると
コンドーさんがいらして、2人きり。

昼下がりの部室に、エロいパイセンと2人きり。

まあ、そこは安定の超絶クソホドモテナイ。
エロいことなんか起きるはずもなく。
「キクチくん、おなじ塾でバイトしてみない?」
言われた。

それがその学習塾だった。
「大学に入ったらもう小遣いは打ち切り。
てめえの小遣いは、てめえで働いてせしめろ」
って親の方針で貧窮してて。
入学祝とかも新歓期間の浪費で底をつき
バイト探しが急務だったおれは
二つ返事でノッた。

だからっつって。
紹介だから即採用ってわけでもなく。
テストやら面接やら、
バッチリ受けさせられたんだけどな。
は、どうでもいいので措く。



二つ返事にノッたとき、
コンドーさんにひとつ、条件を突きつけられた。

「バイト先では『コンドー先生』として
チョーまじめなキャラで通してるから
いつも話してるようなこと出すのはNGね」

女子大生ってこええな、おもった。

いっぽうで、おもった。
「おれもそういうの、やってみよう」



バイト先では4年間。
社員とも学生バイトともほとんど口をきかなかった。

休憩時間、控室でみんないても
ひとりで黙ってタバコを喫ってるだけだったし
バイト後「ちょっと一杯いきましょう」とかも
すべて断ってたし
忘年会新年会のたぐいも、すべて断ってた。

いまだったら、考えらんないよね? コレ。

学生バイトの大半が
地元の国立大学のおんなじサークルのひと
っていう外様感も、その企てを後押しした。
(そのぶん、生徒の高校生とはチョー話してた
とかは、関係ねえので、措く)

ごくたまに、コンドーさんと話したり
バイト後、飯を食いに行くくらい。



なので、なかよくなった高校生から
「キクチ先生はコンドー先生とデキてるって
ほかの先生が噂してますよお」
なんてハナシを聞いたりもしたが。
「フフフ」って肯定するでも否定するでもなく
やり過ごしていた。

当然、そんなことはあるはずねかった。
その謎の存在感?みたいなものを楽しんでた
ってのもあるとおもうし。

大学に入ってから。
なるべく人当たりよく接しようとして
アルコホールって武器も手に入れて
ウタゲとかで暴れる
みたいな大学デビューじみたムリを
してるてめえにほんのちょっと疲れて。

教室の隅で時計の短針を見ながら
ノリ弁を食ってた高校時代。
をおもいだして、独りで楽しむプレイをしてた
ってのも、あるとおもう。



そうやって、空気みたいな存在感で
バイト先を4年間やり過ごした。

なので、思い出も思い入れもほとんどなくって。

高3生で、大学にいきたいケド。
be動詞が理解できない。
Iにはam、Youにはare、Heにはis
ってなるって時点でアタマが沸とうしちゃう
ってコに、なんとかかんとか理解してもらえて
「センセイ、おれ、これで大学いけますかね?」
って笑顔で言われてすげえうれしかったとか。

個別指導のコマでわりとドタキャンが出て
卒論がすげえはかどったとか。

運動部と受験勉強を必死で両立してたコが
ぶじ、第一志望に受かって
わざわざ社員を伴って「キクチのおかげだ」
って言いに来てくれてすげえうれしかったとか。

バイトに遅刻しちゃうってハラハラしながら
でも、ゴールまで見なきゃぜったい後悔する
って、名古屋国際女子マラソンの
高橋尚子の日本新記録を見届けて。
前代未聞のスピードでもって
そのころ住んでた向ヶ丘遊園の
生田緑地の近くの家から南武線の久地駅まで
チャリでカッ飛んでったとか。

そんくらい。



だからどうだってんじゃないが。

4年間かよったバイト先すら
いまや、たどりつくのに迷っちまうように。
出来事って、じぶんがおもってるよか
だんぜんすげえいきおいで
忘れてるもんなんだなあ。

それでもなおかつ覚えてることって
よっぽどインパクトがあったんだなあ。

とりとめもなくそんなことをおもいながら、
ウタゲが開かれるホルモン屋へ向かったんであった。


。。。おめえよお。
「よっぽどインパクトがあった出来事」だって
飲みすぎて覚えてねえじゃんか。