ウタゲではなるべくビールしか飲まないようにしてる。
Q「何でビールしか飲まないんですか?」
A「ちゃんぽんすっと、酔っぱらっちゃうからです」
一同「ざわざわ、ざわざわ」
Q「。。。ビールだけでも、いつも記憶ロストしてるじゃないすか!」
A「ムムム」
コレ、直近3回のウタゲで
3回連続わきおこった質疑応答、な。
*
昨日、川崎で村のかたがたとウタゲをカマした。
けっか、安定の記憶ロスト。
けさ起きて。
「何でおれ、家のふとんで寝てんだ?」
っておもうのと同時に
こんなものいただいてたことを、おもい出した。
マラソン走るわ、バイオリン弾くわ
アタマこんなん、すげえいいわ。
おさけ飲めるうえに、ビジョだわ。
いっちさん。
どんだけパーフェクト超人だよって感じだ。
あ、モザイク。
したほうがいいのかしなかったほうがいいのか
わからなかったので、いちおうしときますね。
しないほうがよければ、
あとで元画像あげ直します。
*
いっちさんとは。
飲むたびにいろいろお約束するそうで。
いつも「きょうはあんま酔っぱらってないので
バッチリ覚えてます」ってほざくくせに
いつも、まったく憶えてないことを
すごくやさしく、叱られる。
で。
「え? ほかにどんなお約束したんですか?」
って訊いても。
「えーっ、あれも覚えてないのー!?」
って言われるだけで
なぜかいっさい、教えてくれないw
たぶん、このボールペンだって。
「ほしいです。ください」って
もらうお約束してたんだろう。。。
*
きのうはこないだみたいなサシノミではなく
⇒【サシノミ】いっちさん(2016/12/21)
Sugiさんとぬまっちさんもトゥギャザーで。
Sugiさんに
「大阪マラソンのアフター、
Sugiさんが早退なさったとこは
まだバッチリおぼえてますよ」
って猛アッピールしたら。
それはまだ1次会のわりとジョバンヌで。
「それ以降のことはバッチリ忘れてる」
を背理法的に証明しちまった。
ということがいっちさんから暴かれ。
ぬまっちさんに
「別大おつかれさまでした。
おれも別大出てえなあ」ってったら。
カテなんたらとかうんぬん以前に
ビンボーすぎて大分までいけねえ
ということが、おのずとあぶり出された。
*
Sugiさんは神奈川の海のほうに在勤&在住
っておもいこんでてお誘いしたんだが。
異動&お引越しして、在住でも在勤でもねえ
どっちかっていうと、川崎チョー遠い
ってことが発覚して。
にもかかわらず、よくいらしてくだすったなあ
っておもったとかは、措く。
そういう、楽しいウタゲでしたとさ。
*
。。。
*
ゆうべのウタゲの会場。
地図で調べたら、学生時代にアルバイトしてた
学習塾から歩いて5分ぐらいだった。
ので、懐かしいなあとおもい、訪ねてみた。
*
なにしろ。
「川崎駅のほう」なんて、生活習慣として
ふだんまず、行くことはないし。
駅から歩10分のとこでバイトしてたっても。
川崎駅とバイト先の往復以外に
ほぼ、どこも行ったことがなかった。
なので、上記「懐かしいなあ」ってのは
ウソだ。まっかっか、だ。
懐かしくもなんともねえ。
ただのキョーミ本位。のぞき趣味。
*
ケツロンからいうと。
バイトしてた塾はすでに跡形もなく。
もっというと。
周りの風景もぜんぜん変わってたので
どこがバイト先の跡地だかもわからず
迷うシマツであった。
かろうじて。
バイト先が入ってたビルの
1階にあったディスカウントストアを見つけて。
「あ、ここだっ!」ってなり。
20年経って店が入れ替わりまくってんのに
すぐ近くの古本屋は健在だったことに
クリビツテンギョーし。
ああ、帰り道、こんな風景だったなあ
っておもいだしてちょっとだけキュンとした。
*
塾でアルバイトをはじめたのは
大学に入ってわりとすぐ、だったとおもう。
テニスサークルのほかに入ってた文化系クラブに。
コンドーさん(仮名)っていう
ものすごくエロい女性のパイセンがいて。
コンドーさんがどのくらいエロいかというと
とりあえずコンドーさんと会った殿方は
例外なく「ヤリたい」っておもう感じで。
ソッチ方向の噂も人づて、本人づてに
腐るホド訊いてた。
*
ある日、授業をサボって
部室でスーパーファミコンにいそしんでると
コンドーさんがいらして、2人きり。
昼下がりの部室に、エロいパイセンと2人きり。
まあ、そこは安定の超絶クソホドモテナイ。
エロいことなんか起きるはずもなく。
「キクチくん、おなじ塾でバイトしてみない?」
言われた。
それがその学習塾だった。
「大学に入ったらもう小遣いは打ち切り。
てめえの小遣いは、てめえで働いてせしめろ」
って親の方針で貧窮してて。
入学祝とかも新歓期間の浪費で底をつき
バイト探しが急務だったおれは
二つ返事でノッた。
だからっつって。
紹介だから即採用ってわけでもなく。
テストやら面接やら、
バッチリ受けさせられたんだけどな。
は、どうでもいいので措く。
*
二つ返事にノッたとき、
コンドーさんにひとつ、条件を突きつけられた。
「バイト先では『コンドー先生』として
チョーまじめなキャラで通してるから
いつも話してるようなこと出すのはNGね」
女子大生ってこええな、おもった。
いっぽうで、おもった。
「おれもそういうの、やってみよう」
*
バイト先では4年間。
社員とも学生バイトともほとんど口をきかなかった。
休憩時間、控室でみんないても
ひとりで黙ってタバコを喫ってるだけだったし
バイト後「ちょっと一杯いきましょう」とかも
すべて断ってたし
忘年会新年会のたぐいも、すべて断ってた。
いまだったら、考えらんないよね? コレ。
学生バイトの大半が
地元の国立大学のおんなじサークルのひと
っていう外様感も、その企てを後押しした。
(そのぶん、生徒の高校生とはチョー話してた
とかは、関係ねえので、措く)
ごくたまに、コンドーさんと話したり
バイト後、飯を食いに行くくらい。
*
なので、なかよくなった高校生から
「キクチ先生はコンドー先生とデキてるって
ほかの先生が噂してますよお」
なんてハナシを聞いたりもしたが。
「フフフ」って肯定するでも否定するでもなく
やり過ごしていた。
当然、そんなことはあるはずねかった。
その謎の存在感?みたいなものを楽しんでた
ってのもあるとおもうし。
大学に入ってから。
なるべく人当たりよく接しようとして
アルコホールって武器も手に入れて
ウタゲとかで暴れる
みたいな大学デビューじみたムリを
してるてめえにほんのちょっと疲れて。
教室の隅で時計の短針を見ながら
ノリ弁を食ってた高校時代。
をおもいだして、独りで楽しむプレイをしてた
ってのも、あるとおもう。
*
そうやって、空気みたいな存在感で
バイト先を4年間やり過ごした。
なので、思い出も思い入れもほとんどなくって。
高3生で、大学にいきたいケド。
be動詞が理解できない。
Iにはam、Youにはare、Heにはis
ってなるって時点でアタマが沸とうしちゃう
ってコに、なんとかかんとか理解してもらえて
「センセイ、おれ、これで大学いけますかね?」
って笑顔で言われてすげえうれしかったとか。
個別指導のコマでわりとドタキャンが出て
卒論がすげえはかどったとか。
運動部と受験勉強を必死で両立してたコが
ぶじ、第一志望に受かって
わざわざ社員を伴って「キクチのおかげだ」
って言いに来てくれてすげえうれしかったとか。
バイトに遅刻しちゃうってハラハラしながら
でも、ゴールまで見なきゃぜったい後悔する
って、名古屋国際女子マラソンの
高橋尚子の日本新記録を見届けて。
前代未聞のスピードでもって
そのころ住んでた向ヶ丘遊園の
生田緑地の近くの家から南武線の久地駅まで
チャリでカッ飛んでったとか。
そんくらい。
*
だからどうだってんじゃないが。
4年間かよったバイト先すら
いまや、たどりつくのに迷っちまうように。
出来事って、じぶんがおもってるよか
だんぜんすげえいきおいで
忘れてるもんなんだなあ。
それでもなおかつ覚えてることって
よっぽどインパクトがあったんだなあ。
とりとめもなくそんなことをおもいながら、
ウタゲが開かれるホルモン屋へ向かったんであった。
。。。おめえよお。
「よっぽどインパクトがあった出来事」だって
飲みすぎて覚えてねえじゃんか。