年寄りの冷や水あるいは50の手習いをしてみよう
が1ヶ月つづいたので経過をば。
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表題のメインとサブが逆な説もあるが、うすーくコレ(↓)のつづきである。
「おれ、もう10年も20年もゼロスタートで何かを始めてないぞ?」気づいて。
なら! ってんで、年寄りの冷や水あるいは50の手習いをあえてしてみようってなって。
ってんで、フランス語をやってみることにして。
1ヶ月つづいた。(ってのは冒頭でほざいたなクドいなっ)
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あ、キクチをご存じの方にとっての「キクチとフランス語」と上記「ゼロスタートで何かを始め」との矛盾についてはツッコミどころ満載というか、むしろそこをツッコんでくれオイシいから! なんだが。
その言い訳というか、背景は次エントリーでほざく。
こまけえことはとりあえず措くと。
「キクチはゼロスタートでフランス語をはじめたんっすよ!!!」
(以下、ムダにクソ長くなっちゃったので、エッセンスだけを汲み取るならば下の赤い*まですっとばして十分かもしんない)
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教材にえらんだのは、NHKラジオのフランス語講座(1日分15分)。
スマホアプリのストリーミングで前週放送分を何度も聴けるので、通勤が片道1時間ちょっとだから往復で計2時間ちょい聴きつづけておる。
のが、1ヶ月つづけられてる(クドい3回目っ)うえに、わりと楽しくつづけられてていろいろ考えたりもしたので、それをまとめとこうというショゾン。
リアルタイムではいま、GWの3連休→3連勤→4連休の天王山であるラスト4連休の初日。
一気に書いたのを何回かに分割して予約投稿して、GW天王山はブログ的には「書いてないけど更新されてる」っていう余裕の構えを見せようという、全盛期のライオンズの森監督バリにクソセコい青写真を描いておる。
っていう台所事情?はクソどうっでもいいな!
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まあ、そういう魂胆(細切れで予約投稿)の1回目だから、ちょっと長くなるけどバックグラウンドだけ説明しとくと。
(あ、このこれからつづく分割エントリー通じて、キクチのこの方針は語学をゼロスタートする者の方向性として正しいのか全然わからないから、「いやこうしたほうがいいんじゃね?」っていう指摘っていうかご指導を待ってるフシも多分にある)
(とはいえ、クソ辺境過疎ブログだてらだからとりあえず投げるだけ投げるけど返球は期待してない、できない)
(とはいえ、もっといい方法があるんなら知りたいよねえ。たとえばたとえば、世の中には「オンラインで外国人に日本語を教えるおしごとをしてる、英語がチョー堪能な世田谷セレブ」とかいるじゃん?)
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ラジオ講座をえらんだのは、生きたフランス語会話の初歩の初歩が学べそうだから。
目標設定という文脈で言うならば、キクチがフランス語を学ぶ目的というかめるくまーるは「てめえのギャグでフランス人をクスッとさせられる程度の会話力を身につけたい」である。
日本語で「フトンがふっとんだ」という抱腹絶倒ギャグがあるとして。
あ、いや、「はなくその秘密を君にそっとはなくそう」でもいいんだけど。
それって、文章にすると平易じゃん?
そういう感じで、フランス語を母語とするひとをクスッとさせるには、空気感とか言語的なセンス感覚(←「センス感覚」って日本語として成り立ってないけどふんいきでわかってくれい!)みたいなものもつかんでおくひつようがあるじゃないすか。
語学をつうじて、そのおフランスなセンス感覚(!)がほしいの。
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なお、NHKのラジオ講座はの大きな柱の1つは。
メインとなる短い会話があって、それをひもといてくという連続ドラマ的なのがあって。
えーっと。
ふつう? 語学を学ぶっていうと、昭和の中学校英語。
「ディスイズアペン!」みたく、「おれ、日本人だけどいままで『これはペンです』なんて一度も言ったことねえぞ?」的なとこから入って。
数字とか曜日とか何月とかから教えられるもんだ(とおもってた)ケド。
このラジオ講座はそういうのはすっとばすわけ。
ゾエちゃんっていうフランス人の女の子が日本に留学した物語。
成田に着いたホームステイ先のワタナベさんに電話するとこから始まるのよ。
「マイネームイズ・ゾエ」なんて言わない。
「ゾエでーす!」を電話でいうとこから入る。
(電話の会話とふだんの会話って違うのか?)
(「ふだんの会話で『もしもし』ってみのもんたぐらいしか言わねえよな?」的なことだろうか?)
(たぶんなにもかにも違うな)
みたいな。
ことほどさように。
いい意味で語学授業の順序立ってはいなくって。
数回目でいきなり、「この動詞は半過去形です」としらっと解説するだけでしらっと流れてく。
半過去形って、何ぞ?
『はんぶん不思議』(CoCo)みたいなもの?(謎のふたたびCoCo降臨ぇ)」ってなるじゃん?
。。。
ほんとうはこのシリーズ、1エントリー1200字ぐらいずつでブツブツ切ろうとおもってたのに。
2000字超えちったので、こっから大幅にはしょる。
はしょりすぎて大雑把になりすぎる上等。
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#1でもほざいたとおり。
キクチは中途半端に完璧主義思考(日本語?)なとこがあるから。
それじゃつづかねえよって目の前のことだけ臨もうって文脈でもって、このラジオ講座の「生きた会話風」がいいなっておもったんだが。
目の前以外もやっぱ気になる。。。
あ、また、話がそれそうだ!
なんとか粘って食いつく!
どこにだ!
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えっと。
NHKラジオのフランス語講座は1つなんだけど中身は大きく3つに分けられて。
1つは上記したゾエの物語。(月〜水)
もう1つは、月〜水の講師は日本人とフランス人のタンデム体制なんだけど。
ラスト2分ぐらいで、フランス人講師がその日のテキストに沿った、日本語とフラ語のニュアンスの違いを喋り倒すコーナーがあって。
それがゼロスタートの初心者にはけっこう骨のある文章なのね。
さらにもう1つ、木金は初中級編で。
テキストは「フランコフォニーとは何か」
(フランコフォニーってのはフランス語とかフランス文化の振興団体なんだけど、その成り立ちなりの物語ね)
比較的中長文の、ゼロスタートヤローの語学力では精一杯がんばんないとついてゆけない絶妙な難易度で。
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ああ、長くなりすぎちゃってるなあ。。。
でも、わりとキモだからつづける。
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「語学的シャワーを浴び続ける(耳を慣らす)ことによって、そのうちわかるようになる」的なとんだ過ちがあるじゃないすか。
ホント、それがとんだ過ちだって今回よおくわかった。
ってのは。
わかんないものを何度聴こうが、それはただの雑音といっしょ。
たとえば、法事とかで般若心経をとなえてるじゃん?
それなりの年齢になればそれなりの回数、般若心経を聴いてるはずなのよ。
でも、あたしたちぼくたちにとって般若心経なんてただの雑音で。
いや、雑音ってえと言い過ぎか。。。環境音楽とおんなじ。
内容なんかビタ一文わかんないじゃないすか。
記憶に残るのはキャッチーな「ぎゃーてーぎゃーてーって何だぜwww」ぐらいなもんで。
そこに臨むには、予習が必須となる。
口と耳で完璧に予習してったのを、当日にネイティブを耳に叩きこんで何とか理解した気になれるレベル。
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いまさら表題、マラソンにむりやりたとえてみると。
キクチはいま、最初キロ8分で2k走って死にそうになってたのが。
3k走れるようになって。
5k走れるようになって。
「走るのって楽しいかも!」おもえてきた段階なのね。
キロ8でね。
ちょっと楽しくなってきたとこだから、「もっと速く長く走れたらきっともっと楽しいんだろうなあ」ってクソ漠然とおもってる段階。
ここは完璧主義は捨て、目の前を一歩一歩、等身大でやってかなくちゃなんない。
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でも、その「速く長く」を背伸びして。
どうすればいいんだろうって、マラソン練習の動画なんか観ちゃったりして。
「1000mのインターバルを3分ペースで10本やれば速くなるよ」ってあったとして。
「うおおっしゃ、おれも!」ってんで。
1本目の300mぐらいでゲロ吐きながらすべてに絶望する。
みたいのは客観的にどう考えても間違いというかかわいそうな結末じゃないすか。
「いまさっき始まったばかりなのに、もう結末!」という。
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マラソンが、スピードとスタミナの掛け算とするならば。
スピードは、語学で言う単語数で。
スタミナは、文法の知識や慣用句・構文の蓄積。
キロ8で5k走れるキクチは。
今度はキロ7で5k走れるために、単語数を増やし。
キロ8でも10k走れるように、文法や構文を染み込ませてゆく。
ってのを地味に、ってえとちげえな。
少しずつでもいいから毎日やっていく。
のがけっきょくは王道なのかなとおもってやってて。
わりとそれが楽しい。
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。。。んだがそもそも。
上のスピードとスタミナのたとえがどう考えてもしっくり来ないよなw
だし、完全にイッチョカミしただけのことを3500字も書いて、あまつさえ次エントリーにつづけようとしてるとか、おれキクチおめえなんかすげえな!