あ、別に高いからいい低いからよくないとか言いたいんではない。
おしごとで。
今週ずっと頭の大半を占めていたのは。
「タイトルとサブタイトルの案を出す」っていうミッション。
おおよそ各15〜25字なので、計40字。
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水曜をめやすにってことだったんで、月曜からちゃんと考え始めて。
水曜にどうしても思い浮かばなくて、「すみません一両日中には」っつって。
木曜もずっと考えてたけど思い浮かばなくて。
金曜の夕方にとつじょ何らかが降りてきて。
それに関する根本がわかっちゃったので、3案ダダっとまとめて出した。
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というわけで。
今週のキクチの生産物は、たったの40字。
ネットを駆使したり、うろうろあるきまわったり、職場の女史に雑談を付き合ってもらったり。
生産性がいちじるしく低い。
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1週間あれば。
たとえば、材料がそろって構想ができあがってる原稿なら2万字ぐらい書けるし。
(あ、やったことないからただの妄想だけどたぶんだいたいそんくらいだろう)
15万字の、単行本1冊分の原稿整理もギリ、できるだろう。
(これは先週から今週前半までの実際のミッションで実際にやった)
対、40字。
という生産性。
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むかし、小学生のころ。
ちまたではコピーライターブームってのが起きてて。
糸井重里とか川崎徹とか仲畑貴志とか?
たとえば「おいしい生活。」なんてコピーがあったりして。
「んだよ。そんなん誰でも思いつくじゃん?」
「たった数文字で名声と巨万の富を得られるなんてラクショーだな、ボロいな」
なあんてことを。
時代の寵児的にもてはやされてる彼らのうわべの印象で。
ケッ、なんておもってたりもしてたが。
とんでもねえわ。
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ってのは、オトナになって思い知ったんだけど。
簡単に言うと。
何年もかけて開発した商品やら。
2時間の超大作映画やら。
いろんな事情が複雑に絡み合ったことがらを。
たった数文字で言い表し。
かつ、それが何らか、人の琴線に触れるようにするってことだからな。
(すげえ当たり前のことをコウ、なんかエラッソーに解説してるし)
(それがすでに「簡単に言うと」以降、100文字ぐらい費やしてるしぇ)
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コピーライティングなんて言うと大仰だが。
キクチはそれに類することが苦手科目で。
この辺境クソブログの表題も。
いつもイマイチ的を得ない?射てない?っていうか。
じゃないすか。
で、明らかなように。
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話を戻すと。
というか、話は戻ったようであさってに飛んでくんだが。
いちおうノルマを果たしたってんで。
頭の筋肉がすげえ疲れたし。
てめえがすげえ不甲斐ないし。
が、ないまぜになって帰り道。
いちばん近い急行停車駅の駅ビルの本屋が。
近所でいちばんデカい本屋なので。
ふらーっと、寄ってみた。
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アマゾネスが発達したサッコン。
本屋さんに行くことなんてすっかりなくなっちゃって。
10年くらい前まではほぼ毎日、生活習慣のようにどこかの本屋さんに行ってたのに。
ヘタしたら数ヶ月ぶりの本屋さん。
ほぼ、上記のくり返しになっちゃうけど。
いろんな種類のいろんなジャンルの本を眺めて。
正しい刺激を受けたくなっちゃったってのもあるし。
癒されたくなっちゃったってのもある。
(ちょっと横道に逸れると)
(昼間に誰かさんがツイートしてて)
(それはその誰かさんが本屋に行ったってやつで)
(脈絡がよくわかんないけど、去年、大阪のサトさんっていうひととサシノミしたときに取り沙汰してた本のことをおっさってて)
(その誰かさんはきょう、その本屋さんではその本が見つからなかったってんで)
(それを確かめてみたくなったってのもある)
(「それ」「その」空前の指示代名詞祭り!)
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そんで、その本屋さんが閉店するまで1時間ぐらい、店内を無目的にチョーブラブラして。
スポーツ誌やらビジネス書やら決算の本やら(弊社が1月決算だからかな?)「バカでもわかる超初心者向けクスリの本」やら(何らかインスパイアかな?)、NHKラジオフランス語講座のテキストやら、赤本やらをボーッとめくりつつ。
ふと気づいたらば。
キクチは絵本コーナーにおり。
チョー癒されておった。
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「おのずと食いたくなる食べものが、今、じぶんのカラダが潜在的に欲してる(不足してる)栄養分だったりする」的な物言いあるじゃないすか。
さして絵本に興味があるわけでもないキクチが。
気づいたら絵本コーナーで癒されてたって、すげえなっておもった。
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というわけで。
足が遠のいて久しいリアル書店に。
とりあえずはおのれのタスクとして週1金曜の夜、仕事帰りに無目的にぶらついてみようとおもう。
おもいましたとさ。
壮大な野望的には、「NHKラジオフランス語講座のテキストに癒される!」
生産性なんてどうでもいいのさ。