17:30にお店に着くと入口でムスメっこが待ってて、少ししたらにょうぼうも来た。
ちらっと店内をのぞいたら、すでに満席になってて。
予約をしといてくれたから問題なく入れたんだけど。
そんなに広くはないお店唯一の個室を用意してくれていて、それが6人掛けのテーブルだったのでちょっと申し訳なくおもったり。
クソ親だてらに店長さんにご挨拶しようとおもってたのに、クソ忙しそうだったので会釈する程度にとどめておいたり。
お店イチオシのシロコロはすでに品切れだったりした。
「17:00開店なのに30分でこれは珍しい」
「あー、シロコロもうなくなっちゃったかあ」
ムスメっこがひとりごちておって。
あとから聞いたらこの日、11年目だかで来客数の最多記録を更新したそうな。
幸運を運ぶクソ父親感、ある。
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つい先日、後輩さんたちと焼肉屋さんに行ったとき。
前の日、店長さんからウチより美味かったら何がどう美味いか教えてくれって言われたらしくて。
でいて、特にホルモン系は「バ先のほうがぜんぜん美味しい」っつってて。
(バ先は豚ホルモンを中心に出してるお店)
「それは言っても、バ先への思い入れがだいぶ作用してるよね」
ほほえましくおもったが、実際、ムスメっこは誇張してもないし思い入れが介入してないこともよおくわかった。
(網の黒い部分は煙突の影である。)
この一見なんのへんてつもない居酒屋写真を何で撮ったかというと、ポテトサラダがとても美味かったのだ。
(煮込みはバイト帰りにテイクアウトしてきて、食ったことがある)
あるじゃないすか。
こういうサイドメニュウがちゃんと充実してるお店は間違いないってやつ。
具材が小さめに切りそろえられた、タルタルソース寄りの種族だった。
種族?
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席に着くとなぜかムスメっこが注文票?を携えておって。
ドリンクと四種盛りとサイドメニュウをサラサラと記入して奥に消えてって。
七輪をかついで戻ってきた。
これは同伴出勤だったのか?
四種盛りが運ばれてくると、これは何(部位)で甘だれと味噌だれと塩だれのうち、これは何が合うとかいちいち教えてくれたり。
キクチのビールがなくなりそうになると、注文票に書き込んでそそくさと新しいビールを持ちに行くし。
ふだんはそんなに飲まないにょうぼうがレモンサワーをおかわりしたときもおんなじような感じだし。
頼んでもないのに、肉をうまいぐあいに焼いてくれるし。
四種盛りがなくなりかけると、次はどれが美味しいよって教えてくれたりするし。
あ、ドリンクの追加オーダーに行くときには空いたお皿を下げてったりもしてたな。
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何を言いたいかというと。
ムスメっこはいままで。
外食しに行ったとき、ただ座ってるだけだし。
家にいるときも家のことはほとんどやらない。
親に似て、気ばたらきができないというか知らない子で。
こりゃ、親の責任なんだろうけど。
ちゃんと教えてあげてこなかったことをちょっと心配しておった。
(そういうちょっとした機転が利くかどうかって、何かにつけてあんがい大切じゃん?)
きょう、それがまったくの杞憂だったとわかってホッとした。
オーダーを厨房に告げに行くときとか、ハキハキしてるし。
ほかのお客さんにもそつなく感じよく接してるし。
(普段着なのに七輪運んだりソフトクリームつくったりしてたから、なんだコイツは?っておもわれたんだろうね)
ふだん、バイトしてるときもおんなじ感じなんだろう。
店長さんがちゃんと教育してくだすったってのもあんだろうな。
まっこと、ありがたい。
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あ、店長さんといえばことほどさように。
オープン時からの大混雑が1回転して隙ができたときに、わざわざ挨拶しにきてくだすった。
元ラガーマンという噂どおり、上半身がムッキムキだった。
ラガーマン&飲食店の店長ということで勝手に巨漢を予想してたがそうではなかった。
たぶん、バックスだったんだろうな。
フォワードならフランカーあたり。
忙しそうだったので、そこらへんの話はできなかったんだけど。
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そんなんわけで、長々と3回にわたってほざきたかったのは。
けっきょく「ムスメっこがいい子すぎる!」という、クソ辺境におけるムスメっこネタあるあるでしかない、ただの親バカクソ日記である。