キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「半世紀ですね!」

今年のおたんじょうびにいただいた言葉で、いちばんおもろかったやつ。

 

なんつうか、単位が変わるってとこがいいよね。

 

むかし聞きかじった話では。

伊集院光が中学のとき、体重が100kg台に乗って。

「田中クン(本名)、0.1トンだねっ!」おんなじクラスの女のコに言われたとかいう。

その「そうかあ、オレ、トンなのかあ」

っていう昇進感ってえの?

次のステージに旅立ちましたね! 感ってえの?

 

よくわかんないケド、地球規模で時代に認められた感じがする。

 

する????

 

 

あまつさえ。

「半」ってのがいい。

そのビミョーというか、ゼツミョーな立ち位置。

まさに、東京における狛江市みたいな。

 

23区から惜しくも外れてるうえに。

都下(市部)なのに、町田とか八王子とか立川、調布みたくデカくもないし。

かといって、三鷹とか武蔵野とか国立みたいな華もない。

3周回ってオイシいよねという。

 

 

小学生のころ。

冬になるとよく、家族で向ケ丘遊園とかよみうりランドにスケートしに行ってて。

 

アイススケートの貸靴って、何も言わないと「フィギュア」じゃないすか?

んで、小学校高学年とかになってちょっとカッコつけたくなると、フィギュアよりスピードも出て小回りが利く「ホッケー」に挑んでみたりしてね。

(これって共通語なのかな? ローカルルールなのかな? まあどうでもいいや)

 

で、製氷直後の数分間は。

ガチなひと用の時間が設けられて。

そのひとたちは、スピードスケート用の当然、マイシューズで来てるんだけど。

 

スタンダードな?「フィギュア」。

刃の底がじゃっかん丸みを帯びてる「ホッケー」。

靴の1.5倍ぐらい刃が長い「スピード」ってののほかに。

 

「スピード」ほどじゃないけど、ちょっと刃が長い「ハーフスピード」ってのもあって。

(ここらへん、シロートなガキの印象だからそれぞれの特徴なりはテキトー)

 

 

脈絡がまったく謎なんだけど。

キクチの母はなぜか、「ハーフスピード」のマイシューズを持っておって。

 

ロンのモチ、競技経験なんてあるわけねえし。

そもそも、雪なんて降らねえ温暖な浜松の出身だし。

実際、とりたててスケートがうまいわけでもねえのに。

 

謎は謎のまま、「ウチの母ちゃんはハーフスピードのマイシューズを持ってる」っていう一点だけを以て、これまた謎な選民感?的なものを少しだけ抱いたりして。

 

その、ビミョーにしてゼツミョーな「半」ってたまらねえ。

。。。わかりづらいすかね。

 

 

以下、思いつくままテキトーに垂れ流ーす。

なんか、調子でてきたですよ(!)。

 

 

キクチ、ここでもよく「世紀の大発見」(その実、クソくだらねえ内容)って言うじゃないすか。

 

「世紀の大発見」ってそれこそ、前代未聞な、ともするとノーベル賞級な、イノベーティブにしてそれによって人類が一挙に新たなステージにいざなわれる、天才的なひらめきムードを帯びてるワードだとおもうんだけど。

 

たとえば「半世紀の大発見」って、どうよ???

 

長年の下積み的なコツコツとした地道な積み重ねが、50年経ってやっとやっと実を結びました感ある。

いや、そのコツコツもけして悪いことじゃないっていうかすばらしいことなのかもしんないケド。

 

地味じゃん?

少なくとも「半」がつくことによって、天才的とかひらめきみたいなセンセーショナル感は雲散霧消しまさあな。

 

「せっかくがんばったのに。。。」

 

そのゼツミョーにビミョーな狛江っぽさ? がたまらねえ!

(でもほんとうはちょっとだいぶ、天才的なひらめきのセンセーショナルエッセンスがうらやましくてしようがないっていうね)

 

 

だいたい、「半」ってまさしく半端、半ばで。

何も成し遂げてないさまを表しておるわけで。

 

半可通 =通ぶった

半チク =中途半端

はんぶん不思議 =むかしCoCoってアイドルグループいたよねっ!

はんぺん =美味しい! ケドこれは違うな。

はんりゅう =マーマンさんが大すきだよね。これも違うか。

 

いや。

やっと50年も生きてきたのに、まだ「半」世紀かよw っていうことを言いたいんだけど。

 

単位の振り分けがいきなり「世紀」とかダイナミックに展開しすぎて「半」がついたことによって、これまでの歩みが矮小化されてねえかw おもうんだけど。

 

 

そんな「半」界にも。

むしろ「半」があることによってすげえって言葉を見つけた。

 

「半永久的」って、ものすごくよくね?

 

「永久的」っていうと、いやそれ大風呂敷広げすぎでしょ? なりかねないワード。

逆にむしろ、無常っていうか終わりがあるのわかっててあえてそういう祈り・願いを込めましたってニュアンスがただよいもするケド。

 

「永久機関」って、あくまでファンタジー、都市伝説的なジャンルの物語だし。

 

 

かたや「半永久的」っつうと、実直というか。

担保はされてるっていうか。

なまじっか「半」をつけたことによって、きっとずっと続くんだろうなって、全幅の信頼をもって期待をかけられるような気がする。

 

「半」もあながち悪くないよねって、思えてくる。

 

。。。

 

おやおや? おめえ何を言ってるんだ? 言いたいんだ?

何の内容もない言葉遊びって、チョーたのしいなっ!

 

 

うまいオチが見つからないまま、

うまくオトそうとしたら、すんげえキザったらしくなって辟易したので削除してと。

 

「半世紀ですね!」はいまのじぶんにとって、そんなんわけで最高のおたんじょうびプレゼントである。

おんなじ流れで、「どうかその青臭さをいつまでも忘れないでください」も肝に銘じてこれから生きてゆきたいとおもいますです、はい。