キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

2024年の大河ドラマ「光る君へ」について薄く浅くほざく(中編)

話を戻すと。

 

人口に膾炙しうる野球とか箱根駅伝は、複数メンバーのウタゲでも話題にしやすいけれど、百人一首はそうはゆかない。

ボス&職場の女史&キクチの3人でも、話題にはしない。

女史を置いてけぼりにしたら悪いじゃん?

 

ただ、ボスとサシで飲ってて、たまにタイミングがハマったときは百人一首を全開にする。

 

 

で、こまけえことを雑にほざくと。

おなじ百人一首ずきとはいえ、ボスとキクチとではジャンルがじゃっかん異なる。

 

キクチは競技志向。

ボスは鑑賞志向という。

 

 

キクチの百人一首のもともとの源流は。

「父親に勝ちたい!」

源平合戦という、競技かるた的なやつを思春期にカマしつづけた。

暗記力と瞬発力が命。

極端にいえば、内容はどうでもいい。

 

 

いっぽう、ボスは鑑賞メイン。

短歌そのものだけでなく、作者と番号もセットで覚えてる。

これがキクチのそれまでの価値観とは真逆で斬新で。

 

よく考えてみりゃ。

作品に興味を持ったんであれば、これはどういう人がつくったんだろうって思うのは当然の流れだよな。

アートにせよプロダクトにせよ、スポーツ選手にせよ。

 

あと、ボスに度肝を抜かれたのは番号まで覚えてるということ。

小倉百人一首は、藤原定家ってひとが「和歌の古今東西ベスト版をおれさまちゃんがつくったるぜ」という意欲からできたもので。

大和時代から鎌倉時代初期までに詠まれた歌からピックアップしてるんだが。

1から100まで番号がついてて、その番号はおおむね時系列に並んでる。

 

たとえば、1番は天智天皇。

天智天皇っちゃ大化の改新ですな。645年。

99番は後鳥羽上皇。

後鳥羽上皇っちゃ隠岐に流された承久の乱。1221年。

 

壮大すぎる。

 

 

あ、ほぼ誰も興味ないだろうからやっと本題に入る。

まあ、百人一首起点のネタなので、思い入れがつよすぎてわかるひとだけわかればいい的な展開になるんだろうが、つづける。

 

 

今年の大河ドラマ「光る君へ」は。

主人公が『源氏物語』の著者、かの紫式部。

吉高由里子が演じる。

 

紫式部といえば、百人一首的にもるつぼなわけですよ。

本人が詠んだ「めぐりあひて・・・」も(少なくともキクチ的には)相当な傑作でありながら。

 

(あ、またちょっとそれると)

(クソキクチ「百人一首だいすき」ナドトうそぶきながら)

(後年よくよく鑑賞すると、しょせん「有閑クソ貴族の暇つぶし」って気づくのね)

(たとえば、100首のうち7割だか8割がくだんねえ恋の歌)

((当時は、気に入った姫のもとに貴族が夜這いをかける的な文化だから))

(その姫やらの「今宵はアナタが来てくれなくてさびしくて死にそうです」だの「ほかのクソ女に目移りしてしまったアナタを、それでもアタシは忘れられないのです」だのばっかしで)

(そんなことだけ考えて生きてるとか、どんだけ暇なんだよっていう)

 

(あまつさえ、そんなのが1000年後のいまも残ってるとか、デジタルタトゥもビックリじゃね?)

(おれ、中2のときの日記にそんときすきだったチャンネーのこと書いてあるのをみつけただけでも、いますぐ舌を噛みちぎりたいほどやだったもん)

 

 

やっべ!

話を戻すと。

 

紫式部の詠んだ歌は、百人一首のなかでも随一の傑作のひとつであることもさりながら。(おめおめと恋の歌じゃないってとこがこれまたツボ。)

 

こないだの大河ドラマで出てきた貴族女のなかに「赤染衛門」いたよね?

そんで、大河ドラマに出てくるかわかんないけど、紫式部のライバル清少納言も、和泉式部も同時代にいたわけだし。

紫式部のムスメは大弐三位っていう、これまた百人一首に登場するわけ。

 

「光る君へ」は、そういうひとが身近なとこで?出てくるのね。

あるいは、いる匂いがする。

 

もしくは。

「蜻蛉日記」の作者が藤原道綱の母っていうことは、高校時代に山川出版の「日本史一問一答集」で平面的に丸暗記して覚えてるケド。

まず、本体?の藤原道綱って誰だぜ?

ぐらい知らないひとなのに、その母ちゃんとか言われても困るしかない。

 

「おなまえが『⚪︎⚪︎の母』っておかしくね? チチロー、みたいなw」

「そんなん、ウルトラの母かよ! ペギー葉山かよ!www」おもったんだけど。

 

藤原道綱は大河ドラマには出てこないけど。

「藤原道長の兄貴だったのかあ!」って知って。

高校時代の平面な丸暗記が一気に立体的になってきたりする。

 

(平面とか立体とか、わかりづれえな!)

(でも言ってること、なんとなくわかるでしょ?)

 

うおお、長え!

今年の目標「1000字ぐらいで切り上げる」ほえあいず!

 

 

で、再度、話を戻すと。

「今年の大河、そんなんわけで百人一首に出てくるひとがるつぼで、萌えてしようがないっす!」鼻血が出かかって、戻して、でもまた出かかってるキクチをよそに。

 

ボ「そういえば、大河ではさ」

ボ「赤染衛門って、紫式部よりだいぶおねいさんだったとおもうんだけど」

ボ「紫式部は57番、赤染衛門は59番なんだよね」

ボ「そこらへんはどうなんだろうね? キクチくんわかる?」

 

そんなもん、知るか!

っていうかおめえボス、楽しすぎるぞ!

 

「ちょwww番号まで覚えても意味なくないすか?」

20年前にボスにほざいたキクチ、ばーかばーか。

チョー意味あるじゃん!

 

 

今年の大河ドラマについて、もう1回つづく。