今年の箱根駅伝も例年どおりお酒飲みながらTVで観ておった。
そして例年どおり、観ながらクソみてえなツイートを連発しておったので、フォローしてくだすってるひとはさぞうっとうしかったことでしょう。
がんがんミュートあるいはフォロー外してくだされ!
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あ、表題の「こたつみかん」をいちおうフォローしとくと。
テレビ番組の内容とかをテキトーにまとめたネットニュースを「こたつ記事」っていうじゃないすか。
「取材もせず、家で観たテレビのことを書くだけで仕事になるとかいいご身分ですな」的な意味合いだとおもうんだが、そんなんようなもん。
「こたつみかん」自体は。
むかし、怪盗紳士さんってひとがせっせとブログを書いてたころはじめて聞いた。
ブログ村っていうブログのランキングサイトの、中カテゴリー?が「マラソン」と「フィギュアスケート」がいっしょで。
あまつさえ、フィギュアスケートカテゴリー(高橋なんたらステキー!とか羽生なんたら推し!みたいなものの集まり)はマラソンカテゴリーよか上位ブログのスコア?(なんつったっけ? ポイント? だっけ?)がぜんぜん高くて。
マラソンの練習記録ブログを毎日せっせと書いてた怪盗さんが。
「こたつに入ってみかん食いながらテレビ観てるだけであんなに人気あっていいなあ」とか、珍しくスパイシーなことをおっさってたのが最初かな?
まあいいや。
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今年の箱根駅伝でいちばんすきな話のひとつは、総合優勝を決めた青山学院の宇田川選手が投げキッスしながらゴールテープを切ったシーン。
リアルタイムでは「いかにも青学らしい軽さチャラさですな」ていどにしか思ってなかったんだが。
まったくそうではなかった。
今朝、箱根の翌日ということで、朝のワイドショーは青学のメンバーが出るんだろうなとおもって観てるなかでその話題が出た。
(なので、何から何まで「こたつみかん」なんだけどw)
実況してたアナウンサーも同席してて、「それに触れるかどうか迷って触れなかった」と苦笑してるようなシーンだったんだけど、軽くもチャラくもなかったのね。
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今回のオーダーについては後編で触れるつもりだが。
年末に発表されたオーダーでは8区に3年生の田中悠登という選手が登録されておった。
年末発表のオーダーってのはいわゆる偵察メンバーが含まれておって、各チームの作戦でエース級を補欠に置いて当日変更するってことが当たり前におこなわれてるじゃないすか。
補欠に置かれたエース級と対照して「当日はこいつが2区に入るんだろうな」「コレ、4区チェンジもありうりじゃね?」などと予想してwktkするのも箱根駅伝の楽しみかたのひとつで。
しかしして、復路当日。
8区が田中悠登から塩出っていう2年生に変更になっててファッ!!ってなった。
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田中悠登は去年も8区を走って区間5位とまずまず。
おととしの世田谷ハーフでは優勝してるし、
こないだの全日本ではアンカー8区を走り、國學院、中央とのデッドヒートを制して2位でゴールテープを切った。
全日本の7、8区といえばバリバリのエース区間。
たとえば、全長100kちょいなのに最後の2区間だけで4割弱も占める。
そこをまかされたぐらいだからつまり、偵察メンバーなはずはない。
直前に故障したのか、絶不調なのか。
はたまた、青学って選手層がぶ厚いからビミョーにもっといいひとが出現してるのか。。。
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結論的には、直前の故障らしくて。
宇田川がゴールで投げキッスしたのは田中悠登を想ってのことだったのだ、と。
(LGBTQ的なことではない、たぶん)
コトのてんまつはこんなんようなことらしい。
○田中悠登は直前に故障して出られなくなった。
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○でも田中悠登は出走する選手全員に手製のお守りをつくって渡した。
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○宇田川はそのお守りをパンツのポッケに入れて走った。
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○お守りを両手に掲げてゴールテープを切ろうと。
↓
○しかしゴール直前、疲れすぎてて宇田川にはポッケをまさぐる余力がない。
↓
○どうしようどうしよう。
↓
○あ、全日本のゴールのとき田中さん投げキッスしてたっけ!
↓
○よおし、おれさまちゃんも投げキッスしちゃえー!
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こういうのに最近、がしがし弱い。
直前の故障で出られなくなったのに仲間を鼓舞する田中悠登選手もカッコいいし。
そこにちゃんと想いを馳せられる宇田川選手もカッコいい。
結果論だけど、投げキッスという軽さチャラさがよけいこのエピソードをいい話に昇華させた感ある。
むかし「けっ、パリピどもが」「けっ、きれいごとあっぴーるが」とおもってたてめえをチョキでおもくそぶん殴ってやりたい。ぐらい。
キクチが旧日本軍の鬼軍曹だったら。
むかしのキクチ二等兵を一列横隊に並ばせて。
「一歩前へ」「歯を食いしばれ!」言う案件。
右の頬を殴られたら、左の頬を差し出す。
欧米か!(超絶最新GAG!)