キクチ史上最高にネーミングセンスを発揮したのはムスメっこのおなまえをつけたときである。
出すぎても引っ込みすぎてもいない。
今風すぎも古風すぎもしておらず。
でいて、やわらかくてやさしそうでかわいいおなまえ。
おれって天才じゃねえかとおもった。
まさしく、かいしんのいちげき。
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今年に入ってから、ムスメっこは王林ちゃん(仮名)ととてもなかよし。
王林ちゃんは高校の同級生で。
1、2年生のとき同じクラスだったのに一言も話したことがなく。
修学旅行で同じ部屋の子たちと夜中、女子トークと繰り広げているなかで。
そこでとつじょ、すんげえなかよくなっていまに至るんだそうで。
あまつさえ、王林ちゃんは。
3年生になるとき文転したので。
高3ではクラスが違ったという。
部活もぜんぜん違う。
大学もぜんぜん違う。
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高校のとき、よく話に出てきたり。
超絶豪邸に遊びに来てくれてたのは。
ほわこちゃん(とにかくすげえほわほわしてる)と、イケメンちゃん(長身ショートカットで、ヅカで男役トップスターになれるんじゃないかぐらい整ってる)の2人。
(なお、「ほわこ」も「イケメン」もキクチ家内の勝手な呼称で)
(学校とかではそんな呼ばれ方はビタ一文されてない)
(なづけたのは、ムスメっこw)
(なので家に遊びに来たとき、にょうぼうはすげえナチュラルに「ほわこちゃんはさあ」とか話してるし)
(ほわこちゃんも、すげえナチュラルにほわこちゃんとして対応しておる謎)
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そこに卒業間際から現在に至るまで、
とつじょ?現れたのが王林ちゃんで。
ファミレスで話が弾みすぎて、急きょ超絶豪邸に泊まってくことになったり。
前の3連休のとき、王林ちゃんの家に2泊してきたかとおもえば。
こないだの3連休は超絶豪邸に2泊してったり。
とにかくなかよし。
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あ、王林ちゃんって仮名をつけたのは。
あくまでキクチ内だけかもだが。
なんとなくタレントの王林に印象が似てるから。
(本人には言ってない、というか)
(きょうこのネタを書こうとおもってさっき思いついたおなまえ)
目がクリクリっとしてかわいらしい子で。
いつも明るく、ハキハキしてるし。
トークスキルもなかなかイカしてるからだ。
ぜんぜん訛ってない王林。そんな感じ。
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。。。
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で、何度か顔を合わせてるから。
クソ父親オブも勝手にちょっとなかよくなった気になり、訊いてみた。
「王林ちゃんのおなまえって、どういう漢字を書くの?」
「王様の王に、はやしのリンです」
「へえ。どういう由来か知ってる?」
「お父さんのなまえが○○、お母さんのなまえが△△で」
「それぞれの漢字の部首とつくりをバラしてシャッフルして組み合わせたらしいです」
「音も(さすがにここでは書かないがものすげえ首肯できる理由)で」
って、すげくね?
王林ちゃんのおなまえの漢字は、読みも変に凝らずそのままだし。
あまつさえ、意味もインテリっぽいのとかわいらしいのがちゃんとミックスされとる。
それを聞くだけで。
親御さんが王林ちゃんをどんだけ大切に育ててきたか、一発でわかりる。
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自画自賛満載で話を戻すと。
キクチのムスメっこへのネーミングは。
総合力として、相当高いとおもうの。
たとえて言うと、ロジャーフェデラーとか朝青龍みたいな感じ。
つまり、サーブもストロークもボレーもいちいち超一級品で。
朝青龍で言うと、スピードもパワーも張っても組んでも超一級品で。
なので、見ようによっては特徴がない、必殺技・武器がないようにすら見えてしまうというニュアンス。
あきらかに言い過ぎだな!!!
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「ちなみに、ななちゃんの由来はなんですか?」
こちとらのどうでもいい話に、ほどよく乗っかってきてくれる。
なんというコミュりょく!
「3つ考えたうちの1つで」
「あとは生まれたときに実際に顔を見て決めようってことにしたんだ」
「音がやさしいのと、あとそんとき、漢字がシンメトリーなことにハマってて」
このクソ辺境でも前にどっかでほざいたののまんまだが。
王林ちゃんに比べると、すんげえ浅えな。。。
「えっ!?」
「じゃあ、あと2つの候補は何だったんですか?」
葵ちゃんと桃子ちゃんって答える。
「ああ! そりゃぜったいにななこちゃんですね!」
「本人にピッタリ!」
なんというコミュりょく!
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この名づけネタのキモは。
「キクチなのにむざむざ桃子www」なんだけど。
さすがZ世代。華麗にスルー。
まあ、菊池桃子なんて知らねえよな。
ねえねえ、老害。教えて!
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そんなん感じで。
菊池桃子ですらわかんねえんだから。
「キクチが20代のころ、大河内奈々子がすきすぎる時期があってそこからとった」
という真実中の真実は伏せたままで正解だし。
いまだに、にょうぼうにもムスメっこにも
その真実中の真実には伏せたままであるw
正解。