すっとんできたLINEはだいたいこんなん感じ(↓)。
「そういえば」
「中学に入ってから」
「何度か手紙くれたよね?」
「ラブレター的なやつ」
は????
*
(キクチは小学校卒業と同時に隣町に引っ越して)
(カノジョも小学校卒業と同時に東京に引っ越したから)
(中学以降のつながりは、30数年後に同窓会で再会するまでないはず)
*
それが忘却なのか、妄想なのか、誰か第三者の陰謀なのかしんないけど。
確かなのは、ただの「きょうのウタゲ、楽しかったなあ」なんだったのに。
そんなのは一挙に破壊されて。
ちょっとわけのわかんない感覚にいざなわれていった。
んであった。
(コレ一連、第三者がみて何がおもしれーんだろうな?)
*
キクチはまったく覚えてない。
いやいやいやいや。
だからといって、のべつラブレター出しまくるマンってわけないし。
記憶によるとたぶん、ラブレターって1回?(上記によると1人?)しか出したことないので。
たぶん、その子に出したんであろう。
そんな、一生に一度のメモリアルなことなのに、けっこうがんばって思い出そうとしてもまったく思い出せないって、なんなんだぜwww
ふつう忘れようとおもっても忘れられない、(おそらく絶対ほろ苦い結果に終わった)一生の思い出なはずなのに、な。
*
。。。
*
たしかにかに。
オトナになってから「ムスメっこの進学」みたいなことを相談するぐらいだから。
キクチはその子にそれなりの信頼感を持ってるんだろうし。
「だろうし」って他人事すぎるな。
その子が同窓会に来るって小耳に挟んだとき。
「うおお!」っておもったのはたしかなんだけど。
それとこれとは話が別で。
*
あ、先に雲をつかむような今回の主題。
「てめえが社会の窓全開であるにもかかわらず、『おめえ社会の窓全開だぞwww』っていう話」ってのは。
まさにその。
カノジョの、そうとうプライベートに踏み込んだ悩み?課題?を相談されて。
被相談者としては、ちょっと必要以上にアドバイザーをきどって、盛って。
クソテキトーに?、もっともらしいことをほざいたのに。
おれ、その子にラブレター出してたんだぜ?
顔から火が出てぼうぼう燃えさかるぜ?
どの顔して。
「それはですね」ナドト、ややもするとじゃっかん上目線でエラッソーなこと言ってたんだろう?
って、思い返すのも恥ずかしいほどこの世から消えてしまいたくなったw
カノジョがどういうつもりで、ごくプライベートなことをキクチに打ち明けたのかは知らんが。
性悪説?被害妄想1万?で視聴覚室のOHP(ド昭和ぇ)に投影すっと。
「中学のとき、あたしにあんなラブレターを出してきたやつがw」
「なんか、それらしいこと言ってる言ってるw」
ってなるじゃん?
「きょうの飲みにノコノコ出てきたのも」
「へんな下心もってんじゃねーの?www」
っておもわれてたんじゃねーか?
とか、キクチ完全にテンパっておる。
(あまつさえ、ラブレターをその子に出した記憶があやふやだ)
*
あ、いちおうフォローしとくと。
(もういまさら、いったい誰にフォローしてんのかは謎だが)
カノジョはそんなこと、さらさらおもってなくって。
ただ、タイミングよくつかまえられた「話をできるカモ」ってだけで。
ラブレターのくだりうんぬんは、話の転がりついでに「あ、そういえば」って出てきただけの話で。
あくまで、遠い青春の1ページってだけで。
ロンのモチ、キクチをなんらか貶めようってことではないらしい。
性善説爆誕!!!
*
ただ。
カノジョの衝撃の告白? を聞いても。
どうしても、キクチはよく思い出せない。
ただただ、顔から火が出て。
ぼうぼう燃え盛ってるだけなのであった。
ラストっつったのに、もう1回つづく。
とりあえず、さんざんひっぱってきた「社会の窓」を回収できたからきょうはそれでよし。