キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

時を経ると何が真実なのかわからなくなる、みたいなこと(前編)

今クールはどうも、キクチにゲットオンするものがないので。

あ、ドラマおじさん的な話な。

 

 

なので、けっきょく朝ドラ「あまちゃん」の再放送(再々放送?)がキクチ的「今クール」視聴ドラマの王座に君臨しておって。

 

でいて、「あまちゃん」がなんつうか、登場人物をめぐるちょっとデリケートなぶぶんにいまさしかかってるので、それにイッチョカミというか換骨奪胎してみる。

 

 

再放送的にはいま、全156話の90〜100話前後のとこで。

今週はヒロイン・天野アキ(能年玲奈)のお母さん春子(小泉今日子)の若い頃のエピソードが明かされるとこで。

 

春子の若い頃がもうね、ものすげえ切ないの。

を、ネタバレしちゃうと。。。

 

北三陸(岩手県の架空の町)から、アイドルを目指して上京した高校生の春子。

ところが、時代の流れとかいろんな不運が重なり、なかなか表舞台に立てない。

 

そんなある日、バイトしてる喫茶店に芸能プロダクションの太巻って人が駆け込んでくる。

「1時間だけ、天野さんを貸してください!」

春子が太巻に連れられていった現場は、レコーディングスタジオだった。

 

大々的に売り出そうとおもって主演映画「潮騒のメモリー」とその同名主題歌をやってる鈴鹿ひろみ。

が、なんと超絶音痴でどうにもなんなくって、影武者として春子に白羽の矢が立ってレコーディングに呼ばれたというわけ。

 

しかしして、大好評でレコーディングをぶじ終えた春子。

 

デビュー曲「潮騒のメモリー」は大ヒットし。

鈴鹿ひろみは大スターへの階段を上ってゆく。

 

 

町中で「潮騒のメモリー」が流れてるのを聞き。

春子も「私の声が流れてる」最初はうれしがってたものの。

 

影武者として数年過ごすうち。

疑問を抱き出す。

 

「私はオトナに消費されてるだけなんじゃね?」

 

 

そのまま20歳になっちゃった春子は、太巻に訴える。

「『潮騒のメモリー』を私名義で出させてください!」

それは世間的には、「鈴鹿ひろみとそっくりな歌い方をしてるひとが出てきたね」ってことにしかならない。ってことにしかならないけど、それでもそこしか道がない。

 

いやまあ、そもそも春子が歌ってんだから鈴鹿ひろみクリソツ(そのもの)ってことには何の齟齬もないんだけど。

世間的なそうとしかならない。

ってのを含めた最終手段。

 

が、「そんなことできるわけねえじゃねーか!」

ってんで、春子はアイドルになる夢をあきらめて故郷に帰る決意をする。。。

 

今週は、ココマデ。

 

 

上記でさらっと、「時代の流れとかいろんな不運が重なり」とかほざいたけど。

 

春子が最初に上京したのは「スター誕生」的な番組(君こそスターだ)に出演するためで。

(何週か勝ち抜くと芸能プロダクションからスカウトされてデビューにつながる的なやつね)

(知らないひとのためにいちおう薄っすい説明を付加すっと、そうそうたるひとたちがこの番組からデビューしてるから、ググってくれい!)

(なんなら、リアル春子な小泉今日子もスタ誕出身だったりする)

 

で、春子はチャンピオンになったんだけど。

その回が、「君こそスターだ」の最終回で道がなくなったり。

 

当時、ちょっと時代の流れが変わって。

おにゃんこブームで。

素人っぽさがウケる時代になっちゃったのに飲み込まれたりとか。

 

そんなんで、春子は行き詰まってってて。

「あたしに『潮騒のメモリー』を歌わせてください」

訴えるぐらいになってたという。

 

 

説明だか、中途半端すぎるネタバレだかわかんない感じなんだが。

 

 

あ、表題の「時を経ると何が真実なのかわからなくなる」については。

たぶんきょうは書ききれないので次につづきますね。

1000文字超えちゃったし。

 

 

。。。

 

 

キクチが以前にも増していま「あまちゃん」にグイグイ引き込まれてるのは。

そういう春子(キョンキョン)とか。

芸能プロのマネージャー太巻とか。

夏ばっぱ(春子の母:宮本信子)。

の、現状と過去への悔悟のコントラスト描写がすばらしい?からで。

 

 

やや我田引水的寄り?にほざくと。

 

「いまのじぶんは、むかしの、夢や希望や野望に満ちていた当時のじぶんに応えられてる(裏切ってない)んだろうか?」

 

もう少し噛み砕くと。

「いまのじぶんは、当時のじぶんに堂々と胸を張って『いまこうしてます』って言えるんだろうか?」って言えるかっつうと。

みたいなことが、てめえの胸に刺さっちゃって刺さっちゃって。

 

「あまちゃん」の舞台設定は2010年前後なんだが。

いま2023年として、キクチは13年前のじぶんに胸を張れるか。

を、考えちゃう。

 

そんで、まっったく、張れない。

どころか、いまのキクチの姿を見たら2010年のキクチをものすごーくガッカリさせちゃうんだろうな、ってのを考えちゃう。

 

甲斐性ねえし。

ただただ、老いてってるだけで

あいかわらずクソモテねえし。

 

 

青年期のキクチをいまのキクチがものすごくガッカリさせちゃうかも問題は。

幸い?、いまのキクチに挽回のチャンスがあるかもしれないので。

がんばってみるかみないかは、ともかくとしても。

 

実現できることの幅?はあるにしても。

青年期のキクチをガッカリさせちゃうようなあゆみは。

ちょっとしたくないなあっておもった。

つおくおもいましたとさ。

 

なんだこのクソぽえむぇ。。。

つづく。