今朝へんな夢を見たっていうだけの日記なんすけどね。
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じぶんのなかでよく見る定番の夢ってあるじゃないすか。
第一志望の大学入試なのになかなか会場にたどりつけないとか。
(ただ、キクチの意識はいまのキクチなので「まあ、落ちたら母校なりいまの職場に戻りゃいいや」とかワケワカメなことをおもってる)
部活の試合に出なきゃなんないとか。
(これもキクチの意識はいまのキクチで「齢とったしアルコール漬けだしろくに走ってもねえのに予選も通過できねえよ」とかワケワカメなことをおもってる)
しごとの締切(なぜかいつも雑誌の特集をつくる)が3日後なのにまだ取材のアポすらとってなくて、絶対に間に合わないからもうどうやってごまかそうか考えてるとか。
殺人犯になって何とかごまかそうとしてんだけど、捜査網がじぶんに向かってどんどん狭まってきてるのが実感できてどうしようっておもってるとか。
大きく分けると。
「いまのじぶんがむかしの一場面にいきなり放り出されて困ってる」か。
「ごまかそうとしてる」かで。
おれだけ?
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今朝がた見た夢ってのは。
職場にふつうに仕事をしてるとむかしのクライアントから電話がかかってきて、ついうっかり彼にキクチであることがバレてしまう。
どうも、大事なプロジェクトをずーっと放置してあることにご立腹なようで。
「打ち合わせにすら、一度も出てきたことないじゃないか!」とか言われちゃう。
ところが、そのクライアントは前の前の会社にいたときのものだから。
「なんでいまさら?」だし。
それから会社を何度か変わってるのに、どうやってキクチを見つけたんだぜ!?
っていうか、いまさらどんだけの執念だよ!?
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っておもいつつ。
おれの居場所もバレちゃったし(別に隠したわけじゃないけど)、丸く収めるために一度、そのクライアントに会いに行っといたほうがいいのかなあとか。
っていうかやっぱり、20年以上経ってからいきなりそんなことを言い出すっておかしくね?とか、おもってる。
うちに目が覚めて。
起きるべき時間(二度寝込みで)にはまだだいぶあったんだけど。
ねむれなくなって、そのクライアントのことを思い返してた。
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そのクライアントはたしかに、実際キクチが担当してたんだけど。
電話をかけてきたひとってのは。
キクチは会ったことあるんだかないんだか知らないようなひと。
たまにあるじゃない?
ちょっと大きめの案件だと、顔合わせのときに。
もう二度と会わないような上役や、これからえらくなりそうなひとや、関係ねえけど有望な若者みたいのがやたらとぞろぞろ出てきて、とりあえず名刺だけ交換するみたいなパッターン。
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目が覚めてからおもいかえしてみても。
キクチはその電話かけてきたひとのことはどうしても思い出せないし。
当時のリアルな担当者はけっこう齢上で、とっくに定年してるひとだったし。
その案件でも一度、「いろんな人がぞろぞろ出てきて名刺だけ交換するパッターン」はあったからこそ。
電話をかけてきたひとが、実在するのか架空の人なのかわかんなくなって。
よけいねむれなくなった。
ござる。
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やがて、ふだんはキクチより早く起きるにょうぼうが目を覚まし。
「ダンナ、なんで起きてんの?」訊かれたから。
「いやあ、四半世紀前の全然関係ねえクライアントにどやされちゃってさあ」とか、見た夢の話をしたらば。
狛江じゅうにとどろくぐらいの爆笑をされて。
なんでにょうぼうが爆笑するのか、ツボがまったくわからなかったし。
キクチがコウ、ねむれなくなって困ってるのにそれを嗤うとか、なんてヒドい女だっておもった。
おもいましたとさ。
「もうごまかしようがないかもな」おもった点では、今朝のは定番のテンプレートに近いっていえるんだろうか?