キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ニアミス(case6)

乾杯してわりとすぐ、本日の主役・ヨッチさんが到着しなすった。

 

ヨッチさんは初対面。

前エントリーでちょっと触れた、オンラインで一度お会いしたことがあっただけで。

 

今回、4/21から始まるサハラマラソンにヨッチさんが参戦なさるってんで。

きょう東京で1泊し、明日、集合場所のパリへ発つっていう。

いわば、決起集会的な立ち位置でこの日のウタゲがそもそも企画されたんであるが。

 

そんなんわけで。

そんな貴重な場に何でキクチごときが召集されたのかは、いまもって謎。

 

 

あまつさえ。

ヨッチさんって、SNSで知るかぎり。

完全にゴルフのひとで。

 

ブログ村マラソンカテ的にも、先日の怪盗さんのお花見のときに初めてお会いしたさぶろうさんとおんなじように、キクチとはすれ違ってて。

マルさんとかたーはるさんとかあやたさん世代のかたで。

ショージキ、あんま存じ上げてないので。

 

その完全にゴルフのひとが、なんであのクソ過酷なサハラマラソンにエントリーしたのかってのも、完全に謎。

 

 

ただ、その数年前偶然のオンラインでお会いした(?)かぎり。

マルさんがヨッチヨッチゴリ押ししてきた理由が何となくわかりる、なんつうか包容力がすごそうなひとだってことはビシビシ感じてた。

 

あ、上記。

「印象がねえけど、とりあえず無理やり褒めておく」的なことではなく。

たとえば、そのオンラインのときもたーはるさんやマルさんと気が合う感じなんだなあってのはすごく伝わってきたし。

この日も実際にお話ししてて、なんつうか、このひとってあやたさんと似た匂いがするなあって、ふしぶしで感じてたので。

 

マルさんがゴリ押しする気持ちもわかるし。

なんで初対面のキクチが呼ばれたのかの理由はますますわかんねえ。。。

話が一歩も進んでねえ。。。

 

 

ヨッチさんは、前のそのオンラインでちょっと聞きかじったところでは。

学生時代、短距離?中距離? 400mの名選手だったらしく。

ことほどさように。

マラソンというより、いかにも短距離&ゴルフって感じのたくましい二の腕を。

きょうも、わざわざTシャツ着てきて誇示する(?)ような感じなので。

 

「何で、サハラマラソン?」

謎がどんどん深まる感じであった。

 

 

ただ、これはキクチの勝手な思い込みであるが。

 

ひとつは、前エントリーでほざいた1991年のプロ野球名鑑を。

ヨッチさんが来なすって、古本どうすんすかうんぬんの話になったときに取り出して。

チラ見せして、すぐ引っ込めたらば。

 

「もう見せてくれないんすか!?」

的な食いつき方をしてくだすったし。

 

 

もうひとつは、初対面の人に対するキクチ的鉄板ネタフリで。

ヨッチさんは佐賀のかたであるので。

佐賀の高校野球について語ることにして。

 

(初対面の人にはとりあえずお国を訊いて)

(そのご当地の高校野球のことを語れば)

(ほぼだいたい、距離がグッと縮められるのね)

 

佐賀の高校野球といえば。

1994年、2年生エース峯投手を擁して夏の甲子園を制した佐賀商と。

2007年、「がばい旋風」で夏の甲子園を制した佐賀北がテッパンなんだが。

(このがばい旋風に関しては、次の次のエントリーに直結すw)

 

ヨッチさんは、たーはるあやた世代。

キクチより1コ上って聞いてたから。

あまつさえ、さっきのプロ野球名鑑への食いつき方から。

「野球にそれなりに興味があるかた」ってのを見越して。

 

彼らが高3のときの話をしてみた。

 

 

1991年夏の甲子園。

上記、松商学園上田佳範が春のセンバツで準優勝して旋風を巻き起こし、この夏も優勝候補として臨んでたり。

当時は全国区ではかならずしも有名ではなかったのちのイチロー、愛工大名電の鈴木投手が出ていたりしたなかで。

 

この夏のぶっちぎりの優勝候補は、奈良の天理高校。

前年夏に南投手を擁して夏の甲子園を制し。

そのときダブルエースだった谷口投手が最上級生となり、ザ・無敵って感じだった。

 

 

あ、高校野球について話し出すととまらないのでもう少し語ると。

ヨッチさんとあんま関係ねえのに、語ると。

 

その秋、ジャイアンツにドラフト1位指名された谷口投手って。

たぶんそのあと、松坂とかマーくんが出てきたときに

「世代最強エース」って言われてたけど、最初にそういうふうに言われたのはこの年の190センチの剛腕・谷口で。

 

あまつさえ、当時の天理高校って。

いまでいうと大阪桐蔭ぐらい、えげつなく中学のスーパースターが集うような銀河系のチーム。

 

 

1991年夏の甲子園の2回戦。

その天理高校は佐賀学園と戦ったんだけど。

天理圧倒的有利の下馬票を覆して、佐賀学園が勝利した。

 

佐賀学園エースで4番の若林が。

世代最強エース・天理の谷口から豪快なホームランを放って。

天理夏連覇の野望を打ち砕いた。

 

ってのが、キクチ的にはこの夏いちばんの衝撃だったので。

www.youtube.com

ドヤ顔でヨッチさんに語ったら、いまいちピンと来なかったらしいでござるw

 

 

この高校野球のくだり、いらなくね?www

 

何を言いたいかというと。

ことほどさように、きょうのウタゲは。

「ヨッチさんがあの超絶過酷なサハラマラソンに出なさる」ってんで。

そのいろんな話を聞くための会なはずだったのに。

 

これは、ヨッチさんのせいではなく、まわりのガヤどものせいで。

ヨッチさんの決意も、サハラマラソンのすさまじさも。

それにまつわるいろんな準備の稀有な話も。

ほぼ聞けずじまいであった。。。

 

いままさに、スタートしてがんばってらっさるころ。

がんばれ、いや、ほどほどにがんばれヨッチさん!

(↑この取って付けた感とか、もうね)

 

 

。。。

 

 

ウタゲが終わって、蒲田駅のロータリーで。

みんな盛り上がっちゃって。

「ヨッチ、がんばれ!」

「おうよ!」

 

なんつって、駅の反対側に宿をとってあるヨッチさんを感動のお見送りした。

ヨッチさん、あっちに進みはじめながらもうこっちを向かず。

声にこたえて、後ろ姿で手を上げたりしてね、カッコいい光景。

 

 

しかしして、数秒後。

「駅の反対側に行くんなら」

「おれらといっしょに駅ビルに入って」

「改札の前から通ったほうが近くね?」

なって。

 

「おーい、ヨッチ、ちょっと待って戻ってきてー!」

呼び止めて。

 

けっきょく、JRの改札までいっしょに行くことになった。

数秒前までの感動の激励追い声援。ぜんぶ台無しじゃねーか!

こりゃサハラ、出発前から前途多難だな! ヒヒヒ。

 

つづく。