火曜、「かまた」でウタゲをカマした。
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「かまた」は「蒲田」である。
京浜東北線の蒲田。
京浜東北線でいうと。
品川、大井町、大森、蒲田、多摩川を渡って川崎。
の、蒲田。
蒲田はわりと多摩川沿いなのに。
キクチはわりと多摩川沿いに生涯住んでるのに。
蒲田で下りるのははじめてである。
品川は栄えてるので、何度も飲んだことがある。
大井町も栄えてるし、東急大井町線の終点で。アクセスがいいので何度か飲んだことがる。
大森は、このクソ辺境で取り沙汰したことのあるジョーダマチャンネーパイセンが学生時代に住んでたので、何度か飲んだことがある。
ただ、蒲田で飲むのははじめてだ。
話が一歩たりとも進んでねえ!
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蒲田の駅に着くと。
発車ベル?が映画「蒲田行進曲」のテーマだった。
なんだかちょっとワクワクして、こんなことをごちた。
蒲田行進曲の応援歌って加藤博一だっけ?
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2023年4月18日
むろん、熱烈な大洋=横浜ファンのぬまっちさんに宛てたツイートだ。
でもショージキ、ぬまっちさんがそれに反応してくれるかどうかなんてどうでもよかった。
こういう、承認欲求と自己顕示欲のかたまりってうぜえな!
ただ、後で調べたらビンゴでよかった。
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子どものころ、熱烈なジャイアンツファンだったんだけど。
てめえが子どもだった80年代なかばごろ、敵であるはずの「赤ヘル」と「スーパーカートリオ」にはなぜかモーレツに惹かれておった。
高橋慶彦、山本浩二、衣笠がたまらなくカッコよくて。
北別府、大野、川口、津田もたまらなくカッコよかった「赤ヘル」。
槙原と大野が先発だと、だいたい延長12回でどっちかが1点取って勝敗が決するイメージ。
かたや。
1番屋鋪、2番加藤博一、3番高木豊の「スーパーカートリオ」もたまらなくカッコよくて。
でもピッチャーが遠藤と斉藤明夫しかいなくて、万年Bクラスで横浜大洋銀行なんて揶揄されてた大洋ホエールズ。
熱烈なジャイアンツファンだったくせに、初代ファミスタではそうとうな頻度で「ほいーるず」でプレイしてたような気がする。
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なんていう、キクチのクソ思い出話はいいとしても。
ときに。
加藤博一の応援歌って、何で「蒲田行進曲」なんだろうな?
蒲田とも映画・蒲田行進曲とも、共通点が見出だせなくね?
ただ、そのガキのころ、2番加藤博一が異様にグリップエンドがデカいバットを握り。
1番屋鋪を進塁させようとするしぶといバッティングが、ほんとうにうざくってうざくって(ジャイアンツ目線)。
そこには、蒲田行進曲のトランペットが必ず流れてて。
いまおもうと、日本のプロ野球がいちばんおもしろかったころの象徴的な風景のひとつが。
加藤博一のテーマ、蒲田行進曲だったような気がする。
(って思い返すと、有職故実クソじじいとしてはおもくそ胸がキュンとする)
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話は180度に近く、全然関係ねえほうに飛ぶ。
この日ウタゲをカマした、京浜東北線の「かまた」は。
上述したとおり近くて遠いっていうか、なじみのない土地で。
「かまた」っていうと。
キョライすんのは、世田谷区の「かまた」
鎌田だったりする。
「かまた」ニアミス。
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世田谷区の鎌田は。
すげえ雑に言うと、駒澤大学玉川校舎よりちょっと二子玉川駅寄りの地域で。
「二子玉川寄り」と言ったが、それは比較のもんだいってだけで僻地で。
緻密にいうと、世田谷区のくせに相当カントリーで。
地図でみると「鎌田」の4分の1ぐらいが多摩川の河川敷だ。
あまつさえ。
鎌田・宇奈根・喜多見っつったら。
「世田谷のチベット」って呼ばれてたとこだからな。
いまは知んないケド。
(そして、喜多見に接してるのが某超絶ビッグシティという。。。)
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何を言いたいかというと。
キクチからすれば「かまた」って言えば、だんぜん「世田谷区鎌田(チベット)」なわけで。
だから何だよって言われたらそれまでなんだけど。
とにかく、「かまた=鎌田」なんだからしようがない。
この、タンスの角に足の小指をぶっつけたかのような。
誰にもぶつけようのない憤りにも近いような感情。
どうすればいいんだぜ!?
知るか!!!!!
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ともあれ。
そんなキクチもシジュウクを目前にして。
本家「かまた」?=「蒲田」に乗り入れたわけですよ。
ニアミスのすれ違いつづきだった本家?に、とうとう。
満を持して。
蒲田では。
リアルでははじめてお会いでける人と。
コロナの途中以来、ひっさびさにウタゲをトゥギャザーでける夫婦と。
ついこないだお会いでけたクラフトマンと。
ついこないだ、お花見でごいっしょでけたいっちさん(うっひょー)。
というメンツで。
リアルでははじめてお会いするヨッチさんが。
サハラマラソンっていう世界一酔狂なレースに旅立つってんで。
その激励会的に飲むことになって。
加藤博一のテーマを聴きながら。
「かまた」に降り立ったんであった。
あ、このシリーズは、こういうぽえむじみた感じに終始しながらつづく。