風変わりな入口を突破し、お店に入ると。
案内された席は、秘密基地のようなところだった。
蒲田の酒場の入口。 pic.twitter.com/g3j7dAcUlM
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2023年4月18日
(ああ、これは入口を入ってすぐのとこね)
(これだけでもちょっと、「クセがすごい」みたいな感じあるよね)
(でも、お店自体はゲーマー的でも何でもないっていう)
(ある意味、いい意味で「その前フリは何だぜ?」な感じで)
*
何が秘密基地かっていうと。
席に行くまでの導線がとにかく狭い。
人がすれ違えない、どころか。
生まれてこのかた、ガリガリのごぼうで過ごしてきたキクチさえ。
横向きにならないと通れないほどの細い路地。
を、抜けると半個室みたいになってて。
幹事をしてくだすったマルさんご夫妻がすでにいらしてた。
マルさんご夫妻にリアルでお会いするのも。
おととし秋の世田谷ハーフのころ以来だから、ずいぶんひさしぶりである。
あまつさえ、酒場でなんて、いつぶりであろう?
*
6人掛け?のテーブル。
マルコリーニがおっさる。
「キクチはどこに座る?」
マル 空席A 空席B ↑
________ 細
| | い
|________| 路
マル夫 空席C 空席D 地
というディスプレーである。
*
たぶん空席Aは本日の主役、ヨッチさんであろう。
なお、上記マルコリーニが投げかけた問いは、
何だかキクチに突き刺さった。
そうやって突き刺さって考えてるうち。
マルコリーニ小姑は答えを前ノリしやがる。
「いっちさんの隣がいいのか?(CD)」
「はたまた、いっちさんの正面でお顔を見られるほうがいいのか?(BD)」
小姑、うるせーw
しかしして、こうなった。
マル 空席A 空席B
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マル夫 いっち キクチ
キクチが席の右端ってことは。
基本的に左方向を向くわけになるわけだし。
いやおうなく、いっちさんが視界にいらっさるわけだし。
対座するより、距離が近い。
(キクチ、はてしなくキモいぜ!)
(「ニア」でもあり、「ミス」でもあるよねっ)
するってえと、まだあと2人来てないけど最終的にコウなる。
なんかいいフォーメーションだね!
マル ヨッチ ジョリジョリ
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マル夫 いっち キクチ
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マルコリーニが予約してくだすったこのお店。
「入口がわかりづらいというクソめんどくさい仕組み」
と、もうひとつへんてこなルールがあった。
そのへんてこなルールに便乗して。
対角線のいちばん遠い席になっちゃったマルコリーニ。
ほんとうは、マルコリーニにどうしても伝えたいことがあって。
それにそなえて準備してて。
まだみなさんそろってないのに。
早くも、ルールを実行しなきゃいけないって段になった。
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店員さんがやってきて言う。
「まだみなさんおそろいじゃないですが、どうしますか?」
店員さんが言う「どうしますか?」は
ウタゲをスタートしちゃうか、みなさんそろうまで待つか、である。
「料理はもう1人来たらはじめるってことにして」
「ドリンクはもう持ってきていただいたてもいいすか?」
幹事マルコリーニが快活に述べる。
「わかりました」
ってんで、来てる人だけとりあえずドリンクをオーダーする。
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「ところで。。。」
マルコリーニがルール面について店員さんに奏上しなすった。
つづく。