キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ニアミス(case3)

風変わりな入口を突破し、お店に入ると。

案内された席は、秘密基地のようなところだった。

 

(ああ、これは入口を入ってすぐのとこね)

(これだけでもちょっと、「クセがすごい」みたいな感じあるよね)

(でも、お店自体はゲーマー的でも何でもないっていう)

(ある意味、いい意味で「その前フリは何だぜ?」な感じで)

 

 

何が秘密基地かっていうと。

席に行くまでの導線がとにかく狭い。

 

人がすれ違えない、どころか。

生まれてこのかた、ガリガリのごぼうで過ごしてきたキクチさえ。

横向きにならないと通れないほどの細い路地。

 

を、抜けると半個室みたいになってて。

幹事をしてくだすったマルさんご夫妻がすでにいらしてた。

 

マルさんご夫妻にリアルでお会いするのも。

おととし秋の世田谷ハーフのころ以来だから、ずいぶんひさしぶりである。

あまつさえ、酒場でなんて、いつぶりであろう?

 

 

6人掛け?のテーブル。

 

マルコリーニがおっさる。

「キクチはどこに座る?」

 

マル 空席A 空席B   ↑

 ________   細

|        |  い

|________|  路

マル夫 空席C 空席D 地

 

というディスプレーである。

 

 

たぶん空席Aは本日の主役、ヨッチさんであろう。

 

なお、上記マルコリーニが投げかけた問いは、

何だかキクチに突き刺さった。

 

そうやって突き刺さって考えてるうち。

マルコリーニ小姑は答えを前ノリしやがる。

 

「いっちさんの隣がいいのか?(CD)」

「はたまた、いっちさんの正面でお顔を見られるほうがいいのか?(BD)」

小姑、うるせーw

 

しかしして、こうなった。

 

マル 空席A 空席B

 ________

|        |

|________|

マル夫 いっち キクチ

 

キクチが席の右端ってことは。

基本的に左方向を向くわけになるわけだし。

いやおうなく、いっちさんが視界にいらっさるわけだし。

対座するより、距離が近い。

(キクチ、はてしなくキモいぜ!)

(「ニア」でもあり、「ミス」でもあるよねっ)

 

するってえと、まだあと2人来てないけど最終的にコウなる。

なんかいいフォーメーションだね!

 

マル ヨッチ ジョリジョリ

 ________

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|________|

マル夫 いっち キクチ

 

 

マルコリーニが予約してくだすったこのお店。

「入口がわかりづらいというクソめんどくさい仕組み」

と、もうひとつへんてこなルールがあった。

 

そのへんてこなルールに便乗して。

対角線のいちばん遠い席になっちゃったマルコリーニ。

ほんとうは、マルコリーニにどうしても伝えたいことがあって。

それにそなえて準備してて。

 

まだみなさんそろってないのに。

早くも、ルールを実行しなきゃいけないって段になった。

 

 

店員さんがやってきて言う。

「まだみなさんおそろいじゃないですが、どうしますか?」

 

店員さんが言う「どうしますか?」は

ウタゲをスタートしちゃうか、みなさんそろうまで待つか、である。

 

「料理はもう1人来たらはじめるってことにして」

「ドリンクはもう持ってきていただいたてもいいすか?」

幹事マルコリーニが快活に述べる。

 

「わかりました」

ってんで、来てる人だけとりあえずドリンクをオーダーする。

 

 

「ところで。。。」

マルコリーニがルール面について店員さんに奏上しなすった。

 

つづく。