駒沢公園に着いたときはまだ1Q(第1クオーター)の終盤。
時間つぶし的に公園のジョギングコースを5周し。
第二球技場の金網に張りついたら、3Qが終わるくらい。
5周したからあとは観戦。3Q終了。 pic.twitter.com/sTw8tc0q63
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2021年11月23日
こんなどうでもいいツイートに反応してくだすったかたがいた。
マルコリーニであった。
*
どなたかがじぶん家の近所にいらしたとか走ってるって聞くと、妙にてんしょんがあがるみたいなことってあるじゃないすか。
たとえば。
まさかずさんっていうひとが多摩川を遡上してきて「狛江なう」みたいなことを写真付きでツイートしてたとき、まさかずさん復路でも通んねえかなあってベランダに出てしばらく河川敷を凝視してたり。
プロシードっていうおじさんが多摩川を下ってきて超絶豪邸の近くの橋にいるみたいな写真付きのツイートをしてたら、「ソッコーで追いかければお会いできるかな?」おもったり。
ローラさんっていうお姫様が生田緑地に行ったってブログに書いてたら。。。いや、これは措こう。措くんだキクチ!
はたまたローラさんっていうお姫様がキクチもよく存じ上げてる登戸の地ビール屋さんにいらしてたってブログに書いてたら。。。いや、措こうぞ。措け、キクチ!
*
おんなじ感じで「キクチごときが駒沢公園にキテル」ってんで。
駒沢公園の近くにお住まいらしいセレブなマルさんが妙にてんしょんがあがったとか?
いや、たまたま散歩に出てたタイミングとかと合ったとか?
あまつさえ、そのマルさんがよこした「なう」みたいなレスの写真がたぶん、第二球技場のキクチがいるとことは対角線上のとこで。
そのレスに気づいてソッコーで居場所がわかりそうな写真を添えて返したら。
すでに公園の近くのハンバーガー屋さんに移動してしまったあとらしかったでござった。。。
きょうも時系列すか?
*
このマルさんのレスはたぶん、「おめえキクチ、ハンバーガー屋さんに来いや!」っていう赤紙だって瞬時に悟ったが。
「いや、試合がいますげえいいとこなんです!」って返して、とりあえずアメフト観戦をゴーオンすることにした。
いくら召集令状だとしても、試合は同点のままタイブレークに突入しようとしてるすんげえいいとこなんだもん。
「間に合ったらそっち行く」ってレスをくだすったが。
それだってたぶん「おめえキクチ、試合が終わったらただちに来いや!」っていう出頭要請だって、ほぼ同時翻訳した。
*
そんで前エントリーでもほざいたとおり。
逆転サヨナラタッチダウンを見届けて。
ハンバーガー屋さんに即行した。
だって、せっかく近くにいらっさるんだし、お会いしたいじゃん?
一言、ごあいさつしたいじゃん?
ってんで。
公園の出口ぐらいでハンバーガー屋さんを見つけると。
50mぐらい先、外のテラス席からぶんぶん手を振ってきやがる。
マル夫さんもごいっしょのようだ。
さらにてんしょんがあがる。
*
あああ。
ここまではまさかの前置きな。。。
ウクレレおじさんぐらい端的に書けや!
山ちゃんさんぐらい、Sugiさんぐらい、ダイジェストでまとめろや!
*
ハンバーガー屋さんに到着し。
マルコリーニご夫妻とクソ他愛のないご挨拶をカマす。
「マル夫さん、すげえ快調に飛ばしてらっさいましたね!」
「いやあ、あのあとヘロヘロでさ」だの。
「マルさんが雄叫びをあげながら通過した後、隣のやっと歩けてるような老人集団がガチで湧いてたってのは、ホントに実話なんすよ!」だの。
「東名の橋の下はけっきょく大丈夫だったんすか?」だの。
(東名高速の多摩川の橋は去年の秋から来年の春まで工事中で)
(河川敷のサイクリングコース、橋の下は封鎖されとる)
(世田谷ハーフでは例年、往路が川のすぐ脇のそんなに広くない一般道、復路がサイクリングコースをそれぞれ通るようにちゃんと分かれてるんだが)
(「今年はどうなるんだぜ?」って話題が局所的に沸騰してて)
(けっきょく道路公団?のはからいで、世田谷ハーフ当日はサイクリングコースも開放されてたらしいんだが)
(そんなマジックができるんなら、ふだんももうちょっとはからえください!)
「あそこの封鎖されてるとこってすごくて」
「ふだんは上流側と下流側に24時間1人ずつ、ガードマンみたいなひとがいるんっすよ」
「あの何もねえ暗い河川敷でとか、世界最強の重労働っすよね」だの。
*
こんなんマジ、話題が他愛なさすぎるし。
マルさんとはこないだのハーフマラソンを除けば3年ぶり?、マル夫さんもえむさんサトさんが東京にいらして、やじるしさんとか官九郎さんとかフジヤマさんとナカメから駒沢までマラニックしてから飲んだとき以来だから、もっとぶり?
ってんで、すげえてんしょんが上がってるのと裏腹に。
もっとコウ、いま話すべきことはあるはずだし。
おのれのてんしょんの上がりっぷりを、まあ、そのままぶっつけたらただのクソうぜえじじいなんだけど、ある程度、適切にわかりやすく表出する術はあったろうに。
どちらかというとなんつうか、ドシラフなローテンションで。
それってのは、マルさんなんかは特に、オンラインウタゲにちょくちょく顔を出してくだすってたからさほどごぶさた感を覚えきれないってのもあったのかもだが。
それにしてもキクチ、それはねえだろって感じで。
やっぱそれってのは、人見知りが深く影を落としてるなっておのれの性質を呪った。
*
このままじゃ、いかんぞキクチ!
チェンジ・オブ・ペースの糸口を探してると。
マル夫さんが広島カープのキャップをかぶってることに気づいた。
「!!!!」である。
めーーーーっけ!
「ちょ。。。」
「マル夫さん、カープ帽ふだんづかいっすか?www」
「いや、これならキクチに見つかりやすいとおもって。。。」
罠であった。
ものすんごくおっきくてふっとい、釣り針であった。。。
ござる。
*
こっからがこのエントリーの本題の本題である。
ここまで2462文字か。。。
(前エントリーも、どう考えても父の実家の話は不要だったよね)
*
何を言いたいかというと。
きょう、マルさんどもがご夫婦で。
よしんばご近所かもしんないけど、わざわざ出張ってくだすったのは。
「世田谷ハーフの応援をお礼する」
っていう明確な意図があってのことであった。
*
近所にキクチがいやがるからてんしょんが上がったとか。
散歩のついでにふらふらっととか。
ましてや赤紙とか出頭要請とかじゃないの。
世田谷ハーフ。こちとらは。
「折り返し地点のごく近所に棲息してるし」
「一線級の大学生からベッタベタの市民ランナーまで比較的短時間で見届けられるから」
っていうわりと軽いノリで。
あまつさえこんな応援自粛なご時世なのに好奇心100で野次馬しただけなのに。
その礼をしにわざわざ、と。
*
って、内弁慶でコミュ障だからこそっていうか。
こないだの世田谷ハーフ応援のエントリーでも、ご夫婦のことをほざきすぎて。
きょうもこんなん感じで。
「おめえキクチ、どんだけ媚びてんの?」
かもしれんが。
ちょっと、なんつうか。
逆にすんませんっていうか。
別に媚びてるわけじゃなく、マルさんとかマル夫さんいいなあって勝手におもってるのは。
これまで幾度となくウタゲに同席させてもらったり。
富士山までクルマに同乗させていただいたり。
酩酊して階段から転げ落ちて頭打って救急車騒ぎになって病院まで運んでいただいたり。
それにも懲りず、相変わらず飲んでくだすったり。
ってこともあったけど。
*
本質的にコウ、ちゃんとしてる?
ん? ちげえな。
こういう、こっちは折り目ともおもってねえ折り目を「ただもらう」みたいなことにはしてしまわない、折り目正しさっていうか、いい意味で古臭いクソ律儀さっていうか、そういうことをちゃんとしてるひとって、単純に憧れるよね。
別れ際に。
「それできょうはお礼にビールの一杯もごちそうしようとおもったんだけどさあ」
「きょうは寒いから、また今度の機会に!」
って、出来杉すぎて逆にムカついたし。
お2人がテラス席にいらしてるの発見して。
こちとらは、座る席もねえしちょっと緊張しもするしで。
ごくナチュラルに直立不動してたらば。
「ああ、走って疲れてるし寒空にハーフパンツなのにごめんねえ」
ってんで、マルコリーニが立ち上がって。
それに呼応したんだか、瞬時にマル夫さんもおのずと立ち上がって。
それからまたしばらく、立ち話してるわけですよ。
*
言っても。
そのマル夫、マル、キクチのトライアングル的には、キクチは圧倒的にペーペーの齢下なのに。
もうこれってさあ、ある種のパワハラじゃん。
一周まわって。
*
で、ちょっといたたまれなくなっちゃってw
「じゃ、帰ります!」って辞去して、帰り道のジョグにとりかかった。
「ほんとマジ、リアルで近々ウタゲをカマしたいっすね!」
せめてもの捨てぜりふを残し。
*
。。。
*
そっから超絶豪邸まで8k弱のジョグはクソつらかった。
おうちまで着けば、きょうの合計26k。
細切れにしろ、そんな距離。
レースを除けばもう5年ぐらいぶりだわ。
*
帰り道。
ひさびさに知人にリアルでお会いした高揚感とか
このひとたち、やっぱおれすきだわあ
みたいな気持ちがあいまって。
おもわずちょっと脇道にそれて。
墓参りをするシマツ。。。
マルコリーニ夫妻にお会いできたので、帰りに勢いで本家の墓に寄る。#いらねえ情報 pic.twitter.com/zLAgz8DFHV
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2021年11月23日
*
帰宅してシャワーを浴びて。
きょうの出来事を反芻しながらおさけを飲み始めてたら、にょうぼうが買物から帰ってきた。
アメフト。ジョギング。マルさんご夫婦。
「ジョギングが趣味」の午前中のダイジェスト版を伝える。
(救急車で運ばれたいきさつで、にょうぼうはマルさんご夫婦とは病院でご挨拶しているから知っているのだ)
(キクチのそのときの記憶はない)
*
(あ、いまおもいだしたんだけど)
(何年前だったっけ?)
(織田フィールドでOTTのときに、マルさんご夫婦が応援にいらして)
(そんとき、にょうぼうを連れてごあいさつにいったのね)
(「このひとがいつも飲んでもらってるマルさん!」ってんで)
(「あああ!ってんで」)
(そしたら、マルコリーニのヤロー)
(にょうぼうを一瞥して)
(「こいつがキクチのにょうぼうか、ヘヘヘ」)
(みたいなオーラをすげえ出してきて)
(「あ、キクチさんの奥さん、です、ね!」)
(「ですよねえ。」)
(ここで横にいるキクチをチラッと見る)
(「このダンナさんだとさぞ大変でしょうに(フフフ)」)
ぽまいは、どういう姑だよ!
よしんば百歩ゆずって、小姑だよ!
って、おもったおもいましたとさ。
ひとの奥さんつかまえて初見で
「さぞ(ふふふ)」ナドト、脚本・橋田壽賀子かよ!
って、ふつう言う?w
キョライ。
*
なので。
世田谷ハーフのエントリーのくりかえしになるけど。
次にもしマルさんと飲める機会があったらば。
マルさんがガチギレするぐらい、disりまくろうとおもう。
マル夫さんがどんなインテリだろうが。
カープのキャップをふだんづかいしていようが。
「このひとはね、親戚が集ったキャンプで酔っぱらいすぎた勢いで甥っ子にウザがらみして、ギャン泣きさせるような陽気なひとなんですよ!」
ってほざくぐらいの反骨心は忘れないでいたい。
超絶人見知りをこじらすと、反動でコウなるんだよ。
ホント、憂鬱である。