ゴール後はずっと独りでにやにやしておった。
出し切りすぎてぶっ倒れることも、
身体中攣って動けなくなることも、
感極まることもなく、とにかくずっとにやにやしておった。
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そんで、何でなのかはよくわからないが。
すぐ後にゴールなさるであろう
だれやねんもかるりーのさんも待たず、荷物預けに直行した。
とにかく一刻も速く、その場を離れたかったのだ。
キクチ、そういうとこだな。。。
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荷物預けまでの道でかまってちゃんツイートをつぶやいた。
誰かおれと飲んでくれい!
— キクチヒロシ (@rFsPIZFyucNM3Z2) 2022年11月13日
会場にいるかもしれない知り合いは、ほとんど。
とっくにゴールしちゃってんだろうし、よしんばもう帰っちゃってるだろうが。
いいのいいの。
ガチで飲みたいってより、ただつぶやきたかっただけ。
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ところが。
荷物を受け取って着替えてると、
「いますぐバス停に来られますか?」
レスをよこしてきた奇特なかたがいた。
ビルドアップのカミさんであった。
どうやら、ふらっとさんとフジヤマさんといっしょにいて。
まさに研究学園駅行きのバスに乗るところらしい。
。。。
でもいますぐって、そりゃムリゲーだわ。
2時間30分台のおめえらと
なんちゃって3時間50分カットのキクチをいっしょにすんじゃねえw
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まあ、カミさんはやさしいので。
3人で北千住で飲むからって誘ってくだすって。
即答「イキマス!」
キクチはじぶんなりに急いでバス停に向かったんだけど。
バスの行列がすごすぎてビビって、つくば駅まであんよすることにした。
つくば駅で快速に乗れれば、各駅しか停まらない研究学園からと
そんなに時間差なく北千住に着けるかもしれない、と。
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けっきょく。
彼らが2杯目ぐらいのところで、北千住のお店に到着した。
どうやら、バスは研究学園までの道が大渋滞だったらしい。
そりゃそうだよな。
研究学園ってつくば市役所の最寄駅だから。
交通規制もすごかったんだろうし。
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酒場に合流するなり、サブ40の3人にカマす。
「君たちには理解できないかもしれんが、マラソンを完走するって大変なんだぜ!」
「ぜひ一度、マラソンを走ってくれたまえ!」
クソさっぶいギャグだが、あたたかく受け入れてもらえて助かったし。
ふらっとさんなんか、もうゴキゲンで。
「ぼくもマラソン完走してみたいっす!」何度もくりかえすから。
よくよく聞いたら、自己ベスト叩き出したんだってな。
たゆまぬ努力って、すげえわ。
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フジヤマさんもずいぶんひさしぶりだ。
「あれでしょ、フジヤマは500円玉1枚だけ握りしめて甲州街道を甲府まで行ってるんでしょ?」
「ちがいますってばー、1万円札もってたっすよー!」
「なに?きょうもソーティーで走ったの?」
「厚底っすよー!」
「相変わらず飲み屋の割引券、会社でプリントアウトして持ってってんの?」
「スマホにしたんっすよ!」
今回はちょっと不本意な走りだったらしいが、
基本的にお変わりのないようでうれしかった。
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カミさんはおうちが小田原なのでちょい早めに帰られたが。
けっきょく3人で二軒目まで行っちゃった。
なんか、レース後ってこんな感じだったよなあって懐かしかったし楽しかった。