キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

だれやねんさん#4〆仮装ランナーの想い(2022つくばふりかえり#8)

西大通から、筑波大学構内へ向かう道に入る立体交差の上りでだれやねんに追いつき。

「だれやねん、みーっけっ!」声をかけた。

予定調和ぇ?

 

 

きょうの話は、少なくともキクチ的にものすごく大切なことなんだけど。

文章力が足りないから、伝わるかどうかわかんないけど。

がんばって書いてみる。

 

 

つくばマラソンの少し前。

 

ツイッターでどなたかが、

「マラソン大会に仮装して出走する人を見るといたたまれなくなる」

みたいなことをおっさってて。

 

それにわりと即座に、だれやねんさんがレスを返しておった。

 

 

フルマラソンって、出走する誰にとってもあまねくある種の覚悟が要るものじゃん?

そこに、お祭り気分で?仮装して参加するのはどういうことなんだろう?

 

つぶやいたご本人も。

その「どういうことなんだろう?」って想いはけして批判的な意味合いだけとはかぎらず、たんじゅんに仮装してる当人側の意見も訊きたい。

的なニュアンスでおっさったんだとおもう。

 

(あまつさえ、そう発言なさった端緒は、「仮装禁止ではないレースだけど」という前置きがあったし)

 

 

「沿道だけでなく、苦しんでいるランナーにも楽しんでもらえればなとおもってじぶんはやってます」

だれやねんはそういうレスをしてた。

 

ナルホド。

 

 

キクチは基本的には個人個人の自由だとおもってはおるが。

じぶんがコスプレ(仮装)するのは、ないなっておもってる。

おちゃらけてないで、もっとちゃんとてめえに向き合おうぜ! っておもってる。

 

(5年もの間てめえの現実に目を背けつづけてきたやつが、いけしゃあしゃあとコウほざくわけですw)

 

 

じぶんにとって、マラソンって神聖なものだし。

試合にはランシャツランパンで臨むのが陸上競技に対する最低限の礼儀であり敬意だと勝手におもっておる。

 

。。。って、前にどっかでほざいたことがあるような気があるな。

 

(ただのじぶんの想いだけなので、ヒトサマがどうしようとそれは個人個人の勝手というか、それぞれ想いがあってのことだとおもうし。そもそも、ヒトサマの行動にケチつけたいホド、ヒトサマに関心あるわけではないです)

 

 

市民マラソンになると、ちょっと意味合いが変わってくる。

参加する目的は人それぞれ。

 

たしかに、仮装すれば目立つし。

沿道からもいっぱい声をかけてもらえる(=目立てる)。

 

でも、だからなんだよ!

必ずしもそうばかりではないとおもいつつ。

基本的に、そうおもってた。

 

(さんざん広島カープの菊池ユニを「『ヒロシま』の『キクチ』だぜナドト嘯きながら身につけてマラソン走ってるやつ」がほざいてるわけでありますw)

 

 

。。。

 

 

話をつくばマラソンのその地点に戻す。

 

クマのプーさんの着ぐるみをまとっただれやねんに追いつき、声をかけた。

「だれやねん、みーっけっ!」

第一声につづいて、じぶんなりに感謝の言葉を連ねた。

でも、だれやねんには伝わらなかった(聞こえなかった)くさい。

 

なぜならキクチがご挨拶をしてる間にも。

「プーさんがんばれー!」「プーさんかわいいー!」

沿道や並走してるランナーからひっきりなしに声がかかり。

だれやねんは、そのすべてにていねいに答えてたゆえ。

 

 

拡大解釈かもしんないけど。

 

おれはあくまでじぶんだけに閉じてる世界で。

要するにクソ狭い。

 

だれやねんさんが見てる世界は。

だれやねんさん自体はなんつうか、周りのためのただの触媒で。

ヒトサマに喜んでもらいたい、楽しんでもらいたい、元気になってもらいたい一心に、徹底的に徹してるわけで。

 

キクチの個人的な思い入れになど、かまってるヒマはあるわけはないよなあ。

 

的なことがまさにいま、目の前でめくるめく展開・実践されとるのね。

だれやねんは176回、ずーっとこうしてきてるのである。

 

 

だれやねんに追いついたとき。

そのまま、41k地点までランデブーしてロッキーおじさんに紹介したらおもしろいかなっておもってた。

ともにいままでさんざん市民ランナーを楽しませ、勇気づけてきた超絶有名人の邂逅として。

 

んだが即座に。

それは、ものすごく浅はかな考えであったということに気づかされた。

ので、だれやねんに別れを告げ、キクチはじぶんの精一杯のゴールを目指すことにした。

 

だれやねんの次元にはとうてい及ばないけど。

いまできるのは、じぶんががんばって41k地点にじぶんを運ぶことだけ。

 

 

そこでですね、だれやねん、別れ際に言うのね。

「あすこからここまで追いついてくるとか、やっぱ底力あるよね!」

「がんばって! 3時間50分切れるよ!」

 

ん? みんなの声援に答えながら、何でキクチ一人ごときにそんな言葉かけられんの?

 

あと、独りよがりかもしんないケド。

なんでマラソン終盤のココで、こちとらの深層心理的なものをコウえぐってこれるの?

ナニ? その視野の広さ?

 

。。。

 

というわけで。

キクチが何で3時間50分を切れたのかってのも。

「だれやねんマジリスペクト」ほざいたのも。

「今回のつくばマラソンのだれやねんのことはおれ、一生忘れないよ」っつったのも。

 

わかりるでしょ?

ぜんぜん大げさじゃないでしょ?

 

 

あらためて、だれやねんマジリスペクツ。

これでよしんば、だれやねんのグレートさが伝わらなかったとしたら。

ひとえにキクチの文章力不足デアル。

 

またそのうちいつかどっかで会おうぜ!

だれやねんがいつどこに現れても、おれは微動だに驚かねえよ。