キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

○○兵衛、○○衛門ブーメラン

じいちゃんばあちゃん世代、よしんば親世代の名前って都市伝説みたいなぶぶんあるじゃないすか。

 

長男だから一郎で次男だから二郎で三男は三郎はまだしも。

 

昭和元年生まれだから「昭一」とか。

子だくさんすぎるから、もう最後(にしたい)子は「末男」とか「トメ」とかヒドくねw

 

 

ウチのじいちゃんは明治生まれの典型的なきょうだい多いマンの末っ子なんだけど。

なぜか「金作」で。

 

それがどうして「なぜか」っていうと。

お兄さんに「銀作」ってひとがいるのね。

 

クライマックスに向けて上ってく的な家族計画?

好きなコロッケは最後まで取っとく派?

 

あまつさえ、そのさらに上のお兄さんに「銅作」とか「鉄作」がいるわけでもなく、途中からいきなりのシルバー登場?

(走り高跳びとか棒高跳びで、途中のある程度人数が絞れてきた高さから出てくるブブカとかパトリックショーベリーみたいなやつ?)

 

 

途中のお兄さんなんて「馬四郎」とか「丑五郎」とか、変に中だるみしてる上にほんのりレスラー感あるし(実話)。

お姉さんはちょいちょい「ヨキ」とか「カマ」とか農機具まんまで、でいて金属好きの片鱗をチラ見せしてきてたり(実話)。

 

テキトーっていうかカオスっていうか。

やっぱ話が一歩も進んでないけど、なんで末っ子で満を持してのゴールド登場??? が拭い去れない。

 

 

みたいなことが、むかしは各家庭で当たり前のように展開されてたわけで。

 

 

「いまどき、そんな名前つけねーよwww」だし。

 

「○○兵衛、○○衛門」はさらに前近代の話だから

表題がちょっと羊頭狗肉っぽいケド。

 

ちょっと冷静になって考えてみると。

「いまどき、そんな名前w」の最前線にバリバリいるのが、まさに「ヒロシ」なことに気づく。

 

気づいちゃったときの戦慄ぐあいたるや。

もうね、ブーメランのキレがよすぎ。

 

 

キクチにいまもし子どもができたら

「ヒロシ」ってやだもん。

(あくまで個人の感想な)

 

中途半端に昭和くさいっていうか、

それが、武将みたいな堅いのや明治大正なりにハイカラだったやつは一周まわってカッコよかったりするけど。

 

「ヒロシ」はふつうに昭和中後期風ってだけで。

おれが子どものころ見上げてた「昭一」とか「トメ」と同じ距離感だし。

 

 

ついでに明治生命だかの、年ごとの新生児おなまえランキングみたいの覗いてみたらば。

「ヒロシ」ブームはキクチより一世代ぐらい上で去ってて。

 

キクチが「ヒロシ」と名づけられたときにはすでにちょっとなあ感が始まってた(推定)。

それでも小学校のときは、同学年に何人か「ヒロシ」はいる程度の勢力の残滓はあったんだが。

 

 

キクチの「ヒロシ」は「浩」で。

それが一世代上のときに栄華を極めてたのは、今上天皇(浩宮って言われてたよね)からのインスパイアがモロで。

 

実際、「ヒロシってどういう字?」って聞かれたら。

いまは「さんずいに告げる」っていうけど。

平成の10年ぐらいまでは「ひろのみやのひろ」で誰にでも通じたからな。

 

時代の勢いに気圧されたミーハー感の残り香しか残らねえ。。。

 

 

なお、類似のものに「○○シ」。

「タカシ」とか「タケシ」とか「キヨシ」とか「ヒトシ」とかあるけど。

いずれも令和の世には新生児のおなまえでほぼ聞いたことないし。

 

なかでも「ヒロシ」の前時代感(へたすっと前々時代感)は図抜けてるような気がする。

 

 

キクチのファーストネームは、親がつけたんじゃなく。

父親の師匠筋が合議で決めたものらしいから、どうしようもないっちゃどうしようもないとも言える。

 

ただ、聞いたところによると

最終候補は「ヒロシ」か「タカシ」だったっていうから、昭和レトロから逃げ道ねえし。

(そんで妹がもし男の子だったら「タカシ」予定だったらしい)

 

上記したように「ひろのみやのひろ」って書くから、さらに逃げ道を封じられてるし。

 

よしんば、「キクチ」なのにおめおめ「ヒロシ」をつけるって、「高木」って苗字に「ブー」とか「志村」って苗字に「けん」ってのをガチでやってる感じで荷が重いし。

 

さては、父親の師匠筋のお歴々は他人事だとおもって、飲みながら芸者の太ももでも撫でながらテキトーにつけやがったな!?

本気度が著しく欠如しておるぞ!

その新生児は、一生、それを背負って生きてくんだぞ! わかってんのか?

 

(ただ、いまではその超絶ビミョーな前時代感含め、オイシイとおもってる)

(からこそ、こうしてブログに書いてるってのもある)

 

 

。。。

 

 

きょうのオチのマルチエンディングは2面。

 

1つはむかし、新婚のころ。

にょうぼうのおばあちゃんがまだ元気で。

もう何度もお会いしてるにもかかわらず、たぶんおれの名前をど忘れしちゃったんだろうね。

「キヨシさん」てwww

 

さては、二択に賭け(て敗れ)たな?

ゼッコーチョー!(昭和ぇ)

 

 

もう1つは。

 

そういう経過で新生児キクチのおなまえが「ヒロシ」と決まったと聞いた母方のおばあは、「よりによってそこ?」って腰をぬかしたという。

 

母が父と結婚する前に、(50年前という時代に「親がムスメの彼氏のおなまえを知ってる」ってそうとうなことじゃん。ぐらい深く)お付き合いしてたひとが「ヒロシ」だったそうな。

(それは後年に父から聞いたが、母に聞く勇気はいまだない)