「窓の外が急に、昼間のように明るくなっただ」
UFOの特番で。
アメリカの?農夫?牧場主?がUFOを目撃した証言の吹き替えって、何で必ず東北弁チックなんだろうね?
みたいなやつを「役割語」っつうんだって。
へえええ。
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語尾が。
「ざます」ならセレブな奥様なんだなとか。
「でんがな」ならあきんどなんだなとか。
「じゃった」ならおじいちゃんなんだなとか。
「だい」なら腕白坊主なんだなとか。
「ある」ならゼンジー北京センセイ登場! とか。
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「○○でーす」ならタラちゃん!とか。
「らっしゃい」なら、おっ、ブタゴリラのお父さん!とか。
「タイ」なら比良戸中学の次藤クン!とか。
そういうのも役割語を、よりはっきり表す役割ってことなんだろうな。
(↑このキクチの日本語がへたっぴいだなっ。)
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で、その。
何かで読んでほおっ!とおもったのは2つあって。
1つは、役割語ってのは日本語ならではであるということ。
外国語にはそういうのがないらしい。
少なくとも「ざますっていう淑女はセレブな奥様だよね」みたいな、そこまでの共通認識はないんだそうだ。
盲点っちゃ、盲点。
『バックトゥザフューチャー』のビフ的なキャラは、いかにも『ドラえもん』のジャイアン的なガキ大将のステレオタイプまんまじゃんっておもうんだけど、それとこれとは厳密に言うとちょっと違うらしい。
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んで、そういうステレオタイプ。
じぶんが何らかのクリエイターだったら、むざむざ使いたくない。
だって、あまりにもベッタベタじゃないすか。
オリジナリティのかけらもないわけじゃないすか。
安易な方向に迎合してるみたいだし。
使いようによっては、差別とか偏見の塊にもなりかねない。
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かたや。
そういうベッタベタなオリジナリティのかけらもないステレオタイプを。
あえて使うということもあるという。
というのが、ほおっ!っておもったのの2つめ。
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つまり、ある意味での抑制・省略なんだと。
(↑「つまり」っつっといて、クソわかりづれえぇ。。。)
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どういうことかというと。
新キャラが登場してきたときの記号として。
「~でごんす」って言ってたら、ああ、この人は力持ちの巨人なんだなあって一発でわかりる、みたいな。
それがないと、いちいちある程度の説明にスペースなり時間を割かないとならないわけで。
物語の流れが悪くなってしまったり、新キャラがいくつも登場する場面だと説明くさいうえにこんがらがっちゃう。
あるいは、さほど重要性のないキャラをいちいち説明するめんどくささ。
を回避・減殺できるから、ってんで。
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別にオチも何もあるわけではなく。
冒頭の「そういうのを役割語っていうんだってさ!」
から話は一歩も進んでないわけだが。
ナンカチョット オモシロイナト オモッタノデアル
(↑宇宙人なてい)
(↑さあみなさんごいっしょに! のどぼとけを手で揺らしながら!)