前エントリーのまぎれもねえ直系なつづき。
いっちさんをながめてて
最初に「おや?」とおもったのが。
キクチがたねやに一直線して、
たねやでふくみ天平コーナーに一直線したとき。
「あ、モコちゃんだからモナカなんですね!!」
っていう、名推理を開陳なすったときで。
なんとなあく。
いっちさんはたねやもふくみ天平もご存じないのかな?おもって。
*
あ、いやいや、違うの!
「えーっ?知らねえの?」的なことを言いたいんではない。
*
たねやのふくみ天平って、
わりとスタンダートっていうか
贈答用の和菓子的にはベッタベタっていうか。
間違いはない的な一品じゃないすか。
なんつうか。
キクチはいっちさんのおしごとの細かいことはよく存じ上げてないが。
そういう付け届けみたいなものを要するシーンが。
ショミンより頻繁なのかなって思い込んでたので。
ナニ、カマトトぶってんだろう?
一瞬おもったが、どうやらピュア100な様子で。
おのれのその。
「たねやのふくみ天平は知っててアタリマエ」
的なクソ思い上がった思い込みは、すっげえキクチ家だけのイベントなのかも。
みたいなことを恥じたの。
*
キクチがたねやでモナカをせしめて。
「キクチが和菓子なら、わたしは洋菓子で」おっさり。
いっちさんはケーキコーナーへ向かうのだが。
なんつうか、いつものキレ?がない。
たとえば、すげえ行列がでけてるケーキ屋さんは。
ホールケーキにイチゴがものすっげえ敷き詰められてたりするのだが。
「この行列に並んでぜひコレをせしめましょう!」とも。
「逆にこの行列は避けてあっち行きましょう!」ともおっしゃらない。
「キクチさんって、イチゴとかはすきなんですか?」
とか、ややもするとすんげえトンチンカンなこと(言っちゃった!)をおっさる。
*
キクチはがんらい。
フルーツ全般、そんなに興味がないなかで。
唯一、イチゴだけはとにかく大すきで。
ケーキならショートケーキ一択だし、よしんばポッキーもイチゴポッキー一択で。
イチゴポッキーのあの「つくられたイチゴ味」みたいのも、アレはアレで大すきなんすよー!
とか、いらねえイチゴずきっぷりをさらすものの。
どうも、いっちさんは上の空っぽくて。
「そりゃそうだよね。たぶん言葉のツギホ的に話してくだすったのに、そうやって舞い上がってガチトークをはじめるあたりな。だからおめえキクチはきょうもダメなんだよ」
反省しつつも。
どうやら、コトの本質はそういうことではないっぽい。
*
けっきょく。
キクチがイチゴ大すきって熱弁したのに引っ張られたからなのか。
いっちさんは、さっきの行列のとことは別の、立派なイチゴが入ってるケーキ屋さんで人数分のケーキをせしめ。
「じゃ、次はお惣菜を見に行きましょう」
ってなったら。
お惣菜コーナーに入るやいなや。
急に、お顔から生気のようなものがみなぎり出したw
*
そういえば。
いっちさんから以前うかがったことがある。
「ふだん甘いものは食べない」
それは「酒飲みだから」というオブラートに包まれておったが。
そこまでガチだったかということを思い知った。
とすりゃ和洋菓子にビジネスライクなのもしようがない。
だって、興味も必要もないんだもん。
しようがないっていうか当たりまえだ。
「キクチが最近のランニングシューズのことをまったく知らなくても、生活にはなあんの支障もない」みたいななもんじゃん?
ん?
*
ともあれ。
きょうここまでのすべてのピースが埋まった。
松坂大輔バリに言えば、自信が確信に変わった。
いっちさんの文化に「甘いもの」がないだけなんだと。
*
「キクチごときといると反吐が出そう」とか、
「実は体調がよろしくない」とか、
そういうことじゃなくってよかった。
そういう、実は自己主張がすんげえはっきりなさってるとこが。
いかにもいっちさんらしいw
それが実の実は「キクチに反吐が出そう」だったら死ぬほど凹む。。。
そんなこんなで、お惣菜コーナーへ。