わかるようで実はよく意味がよくわかんない言葉ってあるじゃないすか。
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たとえば。
「体力」って、なんすかね?
(あわよくば手のひらの上に乗せた豆腐を切りながら、文太なていで)
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「体力がある(ない)」ってえと。
遠足で高尾山に登りに行って、元気はつらつな子どもなんか。
「おっ!体力あるね!」ってなる。
これは、スタミナ的なことを言ってんのかな?
「マラソンを走るだけの体力がついてない」もこれとおんなじだよな。
相撲とかラグビーのスクラムで押し負けると。
「まだ体力が足んねえな」ってなる。
これは、パワー的なことを言ってんのかな?
寝てない自慢みたいなひとが
「もう3日も徹夜してるんっすよ」っつうと。
「た、体力あるんすね。。。」ってなる。
これは、(たぶんに逆説的に)睡眠欲の欠如を言ってんのかな?
それとも、「そうとしか言いようがねえわ」を言ってんのかな?
千代の富士が引退したとき
「体力の限界」って言った。
あれは身体的なことより精神的なことを言ってんだろうな。
実際、そのあとにつづけて「気力もなくなり」っつってたし、むしろ精神的にキレちゃったほうが主なんだろうけど。
「体力も気力も」って言えば、引退の理由としては後には退けない、もう十分やりきった感もあるし。
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で、「体力」ってなんすかね???
スタミナなの?パワーなの?スピードなの?寝てない自慢なの?
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あるいは。
「体力」より新しい言葉っていうか、大して新しくもないんだけど。
ちょっと意味合いがずれてるけど似た言葉として、いつからか「身体能力」が遣われるようになった。
。。。
「身体能力が高い」ってなんすかね?
ニュアンスとしては「運動神経がいい」の上位互換みたいな感じかしら?
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「身体能力」は、「体力」よりはちょっとはイメージがつかみやすい。
スポーツ(身体を動かすこと)全般的に秀でてるひと。
「走るのは速いけど、球技はからっきしダメ」だとたぶん「身体能力が高い」とは言われないケド。
「走るのも泳ぐのも速くて、球技もうまくて、バク転もできる」とかそういうの。
周辺でいうとオーさんとか。よくは知らないけど、身体能力高いイメージ。
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ティモンディってお笑いの2人組がいて。
全身オレンジの「やればできる!」って言うほうのひとは済美高校っていう野球の名門校でプロに注目されるような速球投手。
もう一人は、彼もおんなじ済美高校野球部出身なんだけど、高校のとき、スポーツテストで全国1位だったんだとか。
というばあい。
「身体能力が高い」と言われるのは、プロに注目される速球を投げるほうじゃなくて、スポーツテスト全国1位のほうだよね、たぶん。
みたいな。
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でも、むつかしくて。
(本来書こうとおもってたことからいきおいでずれるなり)
「身体能力」が高いタイプって、見ようによっては。
野球でいえば、短打も長打も打てて、足が速くて、どこを守ってもうまくこなせるということだから、よく言えばユーティリティープレーヤー。
要するに便利屋っていうか、そんなん役割になってしまって。
よしんば、「すっげえデブで守れないし走れないけど、ものすげえホームランを打つ」とか「守りもバッティングも下手で、あまつさえ目が悪くてキャッチャーのサインが見えないからじぶんからサインを出して、それが相手にバレバレ。だけど、ものすんげえ球を投げるピッチャー(マキハラセンセイ爆誕?)」
のほうが、主力っていうかスター率高い。
って、なんか因果だよねとおもわなくもない。
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ただ、じぶんより齢下のプロ野球監督ががんがん出てくるような齢になったからか、とくにおしごととかでつくづくおもうのは。
「身体能力高い系のひとが手元にいるとマジ助かる!」
派手な一発とか目の覚めるような豪速球より、作戦遂行能力や確度の高いバントの効果SUGEEEE!
っていう、かたや。
矛盾する中高年としては。
「守れねえし走れねえケド、一発長打の魅力がすげえ(おんなじ循環で、超絶美技なグラブさばきがすげえ/韋駄天のような走力がたまんねえ)」っていうそれぞれの個性が結集したチームの爆発力に対するワクワク感もたまんねえええ!
って感じもあって。
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。。。
なに言ってんすかね?
話がそれたまま、戻れなそうナリぇ。。。
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いらねえ情報的には。
いまっていうか、10年ぐらい前からまったくわかんねえ言葉。
「持続可能」
カルペディエム。