なにごとも適性、ってあんがい大事じゃないすか。
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「適性はないけどすげえすき! どうしてもやりたい!」
ってことがあったとして。
すきですきで。
それをやれることだけで幸せで。
楽しくてしようがない。
かたや、スキルの天井がいやおうなくあって。
適性があるひとにはどうしてもかなわない。
軽く追い越されちゃう。
ってこともあって。。
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いや、スキルうんぬんじゃなく。
上達とかどうでもよくって、
それをやれることだけで幸せで。
それさえしてれば楽しくてしようがなくて。
に徹するっていうかそこに特化できる
ものが見つけられたとすれば。
この上ないに違いない。
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でも、そういう対象だからこそ。
「上達したい」
「もっとスキル身につけたい」
っておもう気持ちは間違いなくあるはずで。
そこで。
圧倒的に適性があるひとが現れ。
じぶんが破れなかった天井をひょいひょい越えてったとしたら。
少なくとも「あああ、いいなあ」とはおもうはずで。
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何を言ってんだかワケワカメな能書きはココマデ。
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マラソンって適性が試される最たるもので。
だいたい、長い距離を走ることじたい。
一般的には、ほぼすべての人類にとって罰ゲームでしかないじゃないすか。
かならず単調だし、時間かかるし、つらい。
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中学のとき陸上部だったんだけど。
いちばんビビったのは。
半年に一回ぐらい、短距離グループでたるんでる認定されたひとが長距離グループに一週間ぐらい送り込まれてくることで。
罰ゲームとして。
キクチはみずから進んで長距離をやってたのに。
「おれのふだんの練習は罰ゲームなのか?」
って、とっても悲しくなったことがあって。
「新卒から地獄の釜茹で茶釜を専任」みたいな。
(わかりやすくたとえようとして、まったくわかりづれえぱったーんぇ?)
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中学だけで陸上をやめてしまったのは。
「その罰ゲーム感に気づいてしまった」
というのも、要因のほんの一部かもしれない。
いろいろひっくるめると。
要するに、キクチには「適性がなかった」ってことで。
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そんなんように、長く走らされることはキホン罰ゲームで。
マラソンって、その最たるもので。
単調だし、時間かかるし、つらい。
にもかかわらず、金を払ってまで、単調で時間かかってつらい、なんのおもしろみもないそんなことをしようとするひとがいて。
それを楽しいだの刺激的だの言ってるひとがいる。
あまつさえ「趣味です」ナドトw
走ってる本人たちは気づかないかもしんないケド。
それは奇特人間大賞デスヨ。
「切手を貼るとき、ハガキのほうをなめる奇特なSクン」←これはわかるひとにわかってさえくれればいい。
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このGW中に度肝を抜かれたのは。
「草むしりが趣味だ」と豪語した奇特なAクン。
草むしりなんて、ジャストズバリ罰ゲームじゃん。
罰ゲームっていうか、苦役。
単調だし、時間かかるし、つれえし、なんのおもしろみもない。
雑草をむしったってどうせ、数ヶ月後にはまた伸びてきて、それをまたむしって。
それをまたむしったってどうせ数ヶ月後には、の無限ループ。
罰「ゲーム」っつうのに、ゲーム性なんか皆無。
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そんな草むしりにおもしろみを見出だし。
趣味とまで認知する。
Aレキさん。
Aまつさえ、虫除けスプレーなんか使っちゃ風情がねえとかわけのわかんないことをおっさり。
風情といえば蚊取り線香を焚くことだとか、もうまったくわけがわかんない。
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外見で判断しちゃ失礼かもしんないケド。
およそ走ることとは真逆っぽい外見のアレキさん。
どういう動機で走りはじめ。
マラソンでサブフォーするまで至ったのか理解できなくて。
このGWにおもむろにブログを更新しはじめたのも、仲間からのそそのかしがあったにせよ、キホンあんま理解できてない。
アレキファンとしては、歓喜の渦なんだけどね。
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マラソンも草むしりも一般的には。
単調/時間かかる/つれえ/おもしろさがわからねえ、だけのものだとすれば。
それをかるがると。
両方とも掬い上げたアレキさんには。
どうも、マラソンの適性しか感じられない。
アレキさん以上にマラソン適性があるひとを、キクチは知らない。