ムスメっこは期末テスト前で。
きのうは放課後、学校の教室で自習してたらしいんだが「9組でやってた」という。
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ムスメっこは7組で、「ななこだけにwww」とかいうダジャレな感じで。
9組は選抜クラス。入試の点数のよかったひとが集められたクラスだという。
何で9組に行ったの?って訊いたら、
「みんな静かに集中してて勉強やりやすいから」と言う。
「だって放課後の自由時間なのに、集中しすぎてエンピツの音すらしないってすごくね?」ナドト言う。
そのたとえになかなかのセンスを感じないでもないが、いやいやいやいや、と。
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キクチが「何で9組に行ったの?」で求めてた答えは、エリートクラスだからとか静かで勉強しやすそうだからとかはどうでもよくって、何で9組に行ったのか?ってことだ。
まんまじゃねーか!
ええっと。
何でほかのクラスにそんなにホイホイおともだちができてるのか?ってことで。
あまつさえ求めてねえ答えを掘り起こしますれば、そんなんエリート臭?ただよう静寂の中にしゃあしゃあと入っていけるってことは、そんだけ9組のひとと溶け込んでるってことで。
そのコミュりょくは何だよ?って話で。
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「だってパパなんか、昼は時計の短針の動きを見きわめながら独りでノリ弁食ってたこみゅ強だぜ。秒針や長針じゃねえぞ!短針だぞ!」
「ママは人の反応とかまったく気にせず、じぶんの行きたいところに突撃しまくってた!」
「ななちゃんはいちおう凸する。あ、ちょっとこれは。。。とおもったらソッコーで退くケド」
おおっ!
こういうのなんてえの?
ハイブリッド?ほどよく足して2で割った感じ? 親ばか?
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「とにかく、パパに似てるのは顔だけだってことだね」とか、うっせーわうっせーわ。
たしかにかに(ムスメっこ↓)。
たしかにかに(キクチ↓)。
「んじゃ、物理でも化学でも、わかんないことがあったら何でもパパに訊いてくれたまえ。知らないこと以外なら何でも教えてあげるぜ! ぶわっはっはっは!」(ド文系)