きょうは箱根駅伝のことを一気にまとめようとおもったんだけど。
実際、すべてが終わったいまの想いをまとめてはみたものの、あまりに想いが募りすぎてキモいのでちょっと頭を冷やして推敲してから後日おめおめとさらす。
あるいは、塩漬けにするw
*
話は380度変わる。
*
大みそか。
ムスメっこのおたんじょうびプレゼントを買いに丘の上の電気屋さんに行った。
前日までにょうぼうも交えて3人で話しながら、ワイヤレスイヤホンがいいんじゃない?という方向性になった。
ワイヤレスイヤホンを提案したのはにょうぼうで、当のムスメっこも「!!!」って感じで合意に達したものの。
にょうぼうは「コードレスイヤホン」言ってて、あまつさえキクチもそれに何の疑問も持たず、そうそれがいいネとか言ってたとかいう老夫婦の耄碌っぷりは措くとして。
*
「実はね」
「ちょっとヘアアイロンのほうがいいような気がしてきた」
当日、出るちょっと前にムスメっこが告白しだす。
念のため確認したところ、価格的はワイヤレスイヤホンとそう変わらないようだし、ムスメっこのおたんじょうびプレゼントなんだからムスメっこがほしくないものをせしめてもしようがないので、ヘアアイロンにしようってことになった。
そんで、お店に行ってめあてのメーカーのヘアアイロンがあったので、そのなかから10分ぐらい、温度切り替えの幅とかストレート用かカール用か両方OKかとかをひとしきりなやんで、これぞってのを買った。
ただ、お店の在庫がなかったので配達ってことにしてそれが4日の午後に届くんだそうで。
そんときは「4日後、遠いな」おもったけど、正月3が日を挟んでの4日後なので1年のうちでも有数のあっという間な感じだな。
*
「カール用 ?それともルイス用?」ナドトしようもないことをほざいて、苦笑いされたっていうかJKにはネタの意味が時代的に理解されなかったとかも措いて。
おたんじょうびプレゼントが何かとかはここではどうでもよくって。
*
その電気屋さんってのは、丘の上にあって。
あ、ココだな(↓)。
丘の上までわりと急坂を数百メートル上るんだが。
わりと必死に上ってたラスト3分の1ぐらいで、涼しい顔で追い抜かれたばかりか、先に上り終えたムスメっこに心配されながら振り返って待たれるシマツ。
いくら相手が体力のあり余るJKだからっても、キクチのこのおじいちゃんっぷりはマズくないすか?
(つまらねえ矜持的には、いちおうおじいちゃんだてらに坂は上りきったんだぜ?)
*
翌日、正月。
超絶豪邸から10kちょいの、にょうぼうの実家に行った。
例年、にょうぼうとムスメっこは電車で、キクチはジョグで向かってたが。
今年はにょうぼうがどっかに寄っていきたいってんで一人で早めに向かい。
いまのキクチに坂道込みの10kは過酷すぎるってんでムスメっこと追って電車で向かうってことにした。
ムスメっことデートできるぜ!
*
家を出る直前。「チャリで行ってみねえ?」
おもいつきでムスメっこに提案してみる。
外出を控えろだのかまびすしいサッコン、チャリならそっち方面のリスクをなくせる。
義実家はいま義弟が一人暮らしだし何とかなる。
あと、籠城して飲んで食ってばかりいるので、ちょっとは運動しなきゃだし。
前日のリベンジもしなければならないし。
*
義実家までは上り基調。
電気屋さんの丘も越える。
リベンジを期すキクチは、くだんの丘の手前100mぐらいからチャリを全速力する。
そうやって勢いをつけて、今度は最悪ドローには持ち込まなくてはならない。
そして、丘を抜かされず上りきる。
見たかムスメっこよ。46歳が本気を出せばざっとこんなもんよ!
しかしして、振り返るとムスメっこはピッタリ後をつけてきておった。。。
こ、これがそ、忖度ってやつすか?
*
そこからしばらく進み、環八の交差点で赤信号で止まる。
日が暮れて点灯してるから、ムスメっこがずっとピッタリ後をつけてきてることはわかってて、ナメられるのがこわいからわりと全速力っていうか、マラソンでいうとレースペースよりちょい早めぐらいな感じで漕いできた。
真冬なのにクソ暑い。ジャンパーの前チャックを下げ、ニット帽を脱ぎ、息絶え絶えでムスメっこに恐る恐る訊いてみる。
「パパ、ノロい?」
「いや、やけにとばすからななちゃんも必死だよお」
ムスメっこ、マフラーをゆるめようともしませんよねw
*
義実家に到着。
電車で行くと1時間ちょい、チャリなら30分ちょい。
信号が少ない抜け道をえらんでることもあって半分ぐらいの時間で着くけど、信号が少ないから休憩ができねえじゃねーか。。。
義弟に挨拶して、乾杯。
義弟が美味い焼き豚を買っておいてくれたらしく、ムスメっこはむしゃむしゃ食ってる。
にょ「ダンナも遠慮なく食べて!」
キ「(ぜえ、ぜえ、ぜえ。。。)」
*
一晩泊まって、帰りも必然的にチャリになるわけで。
往路が上り基調だから、復路は下り基調である。
このように、ごく当たり前のことを臆せず堂々と言うことはとっても大事らしい。
下り基調ってんで、行きよりチャリを飛ばす。
マラソンでいうと閾値ぐらい。
トータル30分程度だから、まさに閾値走で心肺がはたらくくらいだろう。
クソどうっでもいいな。
*
井の頭線の踏切に引っかかる。
ム「帰りは速くね? ついてくのがやっとだよ。道わからないからはぐれたら終わるし」
それは往路とおんなじように、ぽまいのライトがキクチの前輪ぐらいを照らしてるからだよ!
*
ムキになってとばす。
下り坂もペダル漕ぎまくりw
丘の上の電気屋さんの横で信号にひっかかる。
「パパ、やる気すげえな!」
「まあな。4月にマラソン走るしな!」
(あっ、そうだったでござるって気づいたの図)
*
そこからはもうクールダウン代わりに、和気あいあいと話しながら帰ってきた。
「あすこの壁(左右に換気扇口、下中央に窓)、こないだ一度それに気づいてからもう顔にしか見えないんだよね」
「たしかにwww」
「ちょっとココ、寄ってく?(と、中3まで習ってたムスメっこいわく先生が超絶おっかないピアノ教室を指さす)」
「マジそういうの、最近になってようやく冗談で返せるようになったから!」
とか、そういう。
*
帰宅したら。
キクチは脚プルプル震えてて、呼吸もぜえぜえしてるのに。
ムスメっこは平然とスマホをシュッシュしとる。。。
「自転車、疲れなかったの?」
「ものすごい疲れたよー。ついてくのがやっとだったー」
こ、これがそ、忖度ってやつすか?
2021年は、ちょっとは運動したほうがいいんだろうなあ(他人事くせえ物言い)。