キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

百恵ちゃん、みたいなこと

先週の土曜に山口百恵のファイナルコンサートの再放送を見てから、なんか山口百恵ロスになってる。

(1980年に引退してるから40年余のタイムラグwww)

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1980年といえば、キクチは6歳。

リアルタイムで山口百恵の記憶はほとんどない。

母親が当時「三浦友和ってちょっと野暮ったいよね」とか、おめえ何様だよみたいなこと言ってたのをほんのり覚えてるくらい。

 

というわけで山口百恵は、すげえ大きく括ると認識としては歴史上の人物に近い。

秀吉とかザビエルとかマッカーサーとか、そういう。

むしろ田中角栄のほうが、キクチが小学生のころまだキングメーカー的な立場で表舞台で活躍してたから現代人感?がある、くらい。

 

 

伝説のアイドルだか知らないケド、そういう歴史上の人物枠だと前提として当然エライ、スゴイみたいのがあるし、さほど気に留めたこともなかった。

 

映像とかもほとんど見たことない。

 

それがですよ。奥さん!

土曜にファイナルコンサート見たら、いきなり虜ですよ。

 

途中でふいに冷静になって、

○キクチいま46歳。

○山口百恵の引退時、つまりいま目の前でキクチを虜にしてるの21歳。40年前。小娘。別にそういう趣味はない。

○現実の山口百恵はいま62歳。別にそういう趣味はない。

 

とか考え出したら森羅万象、いったい何が正しくて何が間違ってるんだかよくわかんなくなっちった。大げさだ。

 

 

そんで土曜の夜も日曜の夜もゆうべも「百恵ちゃんロス」っていうか、夜中に動画とかみてんのね。

睡眠時間を増やそう作戦、完膚なきまでに逆行っすよ。

 

もうね、シャバダバよ(←謎のとつじょ永ちゃんなてい)

 

 

今回はじめて知ったのは、山口百恵は歌がむちゃくちゃうまくて、ダンスがすげえキレてて、MCもそつなくこなすということ。

 

何しろ「伝説のアイドル」っていうふわっとしたイメージしかなかったから、松田聖子の親玉みたいな感じっていうか、アイドルアイドルした、かわいくてニコッとしてりゃいいみたいな、トイレなんて生まれてから一度も行ったことありませんみたいなのの権化だと思い込んでたので、まったくそうじゃなくてビビった。

いや、松田聖子だってむちゃくちゃ歌がうまいことに最近いまさら気づいたし、系統って意味では山口百恵は中森明菜が似てるのかなっておもったけど、クッソどうっでもいいので措く。

 

 

キクチの百恵ちゃんロス、たぶんあと一週間ぐらいはひきずるもよう。

いらねえ情報。

時空のひずみがとめどない。

 

 

で、おもったのは。

たぶんそういう「百恵ちゃんみたいなこと」って、案外けっこう周りに転がってるんではないかと。

 

ロストテクノロジーっつうと大仰だけど、価値あるモノやすごい技術力であればあるほど皮肉なことに後世には伝わりづらいってあるじゃないすか。

ふだん暮らしてる町でも、建物が建て替わってしばらくすると前は何屋さんだったか思い出せなくなっちゃう。あんなに気に入ってたケーキ屋さんだったのに。みたいな。

 

たとえが、わかりづれええええw

 

 

よくわかんないケド母親のカレーの味とかね、おじいちゃんがつくるやけに飛ぶ紙飛行機とかね、ヘビが出たらあそこのおじさんを呼んでこようとかね、そういうことがいっぱいあったような気がして。

 

まあ「そういうのが一代限りで途絶えちゃうのってもったいないよね」ってだけのことで、それ以上、話の広げようも示唆のしようもないぽえむ。

 

なんつうか、徒らにむかしのものをありがたがるとか過去の想い出に浸るとかじゃなく、古くても(って物言いもどうなんだろう?)新しくてもいいもんはいい! とかそういう。