キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

無常みたいなこと

先週の月曜に大叔父(祖母の弟)が亡くなって。

あ、いや、しんみりしたいとかどんよりしたいとかじゃなく、むしろその逆で。

 *

 

キクチはばあちゃんが還暦のときに生まれたから、生きてりゃばあちゃんは106歳なわけで、その弟ってんだからよしんば10歳離れてたとしてもそれなりな年輪なはずで。

そこまで生き切れれば、お葬式?なんてむしろ「門出を祝うもの」的な扱いでいいんじゃないかとおもう。

 

めでたい!

 

あまつさえ90過ぎても野良仕事をしてたってんだからすげえな。たしか畑は裏山の上にあったような気がするし、それ自体、長生きの秘けつ臭しかしねえ。

「喧嘩上等!」みたいなニュアンスで「野良最強!」ってイキってもいい。

 

 

ちなみに何でこんなことを書いてるかというと、おんなじような時期にSNSで知り合いのおばあちゃんが大往生なすったというのを見かけて、そのお葬式の日?の家族写真がみんなニコニコしてて、何かいいなあっていうか「そうそう、こういうことだよね」っておもったからだ。

 

 

大叔父はばあちゃんきょうだいの長男なのでキクチの母親にとっての叔父さんで、母は「和田のおじさん」って呼んでた(る)ので、そのノリといきおいで、おれも「和田のおじさん」ってふつうに呼んでたんだが、大叔父は明らかに「おじいさん」で、時空がひずみすぎてわけがわからないなっておもってから37~38年が経った(何じゃらほい?)。

 

あと、今回の大叔父の往生で「ばあちゃんのきょうだいはみな鬼籍入り」ってことになって、「無常」みたいなことをなんとなく、ごく狭く浅く考えた。

 

高度化した情報化社会とか何とか言っても、つい20~30年前まで生きてた、たかだか100年ぐらい前の人間(わかりづれえ)の情報だって、こんなんように、そう残っちゃいないんだよな。

 

 

よく「人は二度死ぬ。一度目は肉体が滅んだときで、二度目はみんなから忘れられたとき」みたいなことを言うが、話がややこしく長くなりそうなので適度な距離をとっとく。

 

ポールマッカートニーのおうたみたいだな。

ぼこーんって花火が打ち上がるアレ。

 

ゆのゆでぃゆのゆでぃゆのゆでぃ

 

 

そうそう。

「和田のおじさん」の「和田」ってしばらく苗字かとおもってたんだけど、ばあちゃんの在所は「石塚」なんだよね。するってえと「和田」って何だ?

 

地名?「綾瀬のおばちゃん」的な?

でも住んでるとこの地名とは違うから、昔の字(あざ)とかそういうのなんだろうか?

 

カメラのことをキャメラって言うのかな?

 

 

キクチは父方も母方もわりと女系で。

たとえば、上記ばあちゃんのきょうだいは長男である和田のおじさんが第5子ぐらい(つまり上はみんな女性)で。

あとたとえば、キクチ父は11人きょうだいでそのうち6人は男(ただ、2人は夭逝)なんだけど、その子階層、つまりキクチのいとこ階層でキクチ姓の男は3人になり、そのうち1人はDINKS的なもの、キクチはムスメっこ1人で、もう1人のイトコにかろうじて男の子がいる程度に、キクチ家の存亡が風前の灯すぎる(わかりづれえぇ)w

 

 

女系だと何が起きるかというと、嫁に行く=苗字が変わるだから、5親等以内でけっこうな苗字を網羅できちゃうわけで。

 

。。。

 

って、いちおう念のため苗字20傑みたいの確認してみたら、5つしか当てはまらなくてここまですべてが台無しじゃねーか!

(佐藤/鈴木/高橋/田中/伊藤/渡辺/山本/中村/小林/加藤/吉田/山田/佐々木/山口/松本/井上/木村/林)

 

 

って、話がとっちらかりまくっちゃったが、「忘れられたときに二度目の死」的には、今回の大叔父の往生を機に30年近く前に亡くなったおばあのことを思い出して、おばあはよみがえったわけだし。

 

おばあといえば、葬式のとき和田のおじさんが

「こないだ免許の更新に行ってビデオみてたら」

「『こういう老人に気をつけましょう』って、大通りを渡る老人が映ってて」

「よく見たらおばあでおったまげた」

って言ってたのをかならず思い出すから、おばあも和田のおじさんも脈々と生き続けてるわけで。

 

 

そう書いてて、おっ、免許の更新行かなきゃな。

(コロナ鍋で8月末まで猶予あり)

って思い出せたわけだから、無常ってよかむしろ「風が吹けば桶屋が儲かる」的な連関?輪廻?すら感じる。

 

ワケワカメぽえむ。

いらねえ情報的には「絆」って言葉はそうとう得意じゃないです。