キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

とてもていねいで、ややもするとていねいすぎる電気屋さん

こないだの土日のこと。土曜編その2。

冷蔵庫がぶっ壊れたってんで
体力の回復を図るよていのところを
あわてて、電気屋さんへ。

ってところから。



そうそう「冷蔵庫」。

今回ぶっこわれたのは、
台所にあるメインのほうじゃなく
庭に置いてある、サブのほう。

なので、多少の生ものを痛めてしまったが
スーパー大打撃ってほどでもなかった。



「庭に冷蔵庫がある」ったって。
それは結婚するときに買ったやつを
実家に戻るってんで持ってきただけで。

とくだん、ブルジョワ的なわけでもなく。
あろうはずもなく。



ただ、庭に一台冷蔵庫があると
なにかとひそかにすげー便利で。

たとえば。
冷食のセールで多めに買っちったときとか。
ソースとかマヨネーズの予備とか。
夏場にドリンクのストックを置いときたいとか。

庭でBBQをするときに
すぐ横に食材も酒も置いておける、とか。

走ったあと庭で洗濯を干して、そのまま
導線上でおさけを取り出せるとか。

走ったあと、庭にシューズを干して
そのまま、おさけを取り出せるとか。

そのまま、おさけを取り出せるとか。



そんなこんなで。当初の
「捨てるにはもったいないから
仕方なく庭に置いとく」っていう
コネ入社の使えねえヤツみたいなポジションから
いまや余人をもって代えがたいぐらいな
オンリーワンの存在にのし上がっちゃったので。

それがぶっこわれたとなれば、
電気屋にダッシュするのは当然のことで。

そうですね。
コネ入社うんぬんのたとえ、いらねえですね。



狛江近辺には電気屋が2つあって。
1つはヤマダ電機。
平地をチャリ10分ほど。
もう1つはコジマ。
丘のうえにあってチャリで20分ほど。

なんだが。
おれは電化製品はビックカメラに集約してるので
シエスタだのリカバリーは捨てても後者を一択。
※ビックとコジマは、とってもなかよし。

きょうは、とにかくスピード勝負。
早く帰って来られたら来られたぶん、
シエスタの時間が長くとれるわけで。



ひいひい言いながら坂をのぼり。
坂の上の電気屋さんの冷蔵庫売場にゆくと。

おれよりちょい齢上ぐらいで
ホテルマンみたいな落ち着きをもった紳士店員が
マンマークディフェンスをカマしてきた。
じゃっかんの商人魂が、垣間見える。

「どういった冷蔵庫をお探しでしょうか?」

ぶっ壊れた冷蔵庫のスペックを見せ
用途を説明し、それらしい群れのとこに
連れてってもらう。



なんていうか、要するにほしい冷蔵庫。
「庭に置く」ということは、
より物置とか倉庫的なイメージが色濃いので。
大きさが適当で、安けりゃ安いほどいい。
あと、ぶっ壊れたやつを引き取ってくれりゃいい。

AIとかタイマーだとかっていう
変なハイテクなオプションはいらないし
外側の色とかもどうでもいい。

そして、一刻も早く決めておうちに帰り
一分でも長く、シエスタをカマしたい。



「これにしよう!」
大きさが適当で、いちばんやすいやつを
にょうぼうと即決。

ちなみに、外側の色はワインレッドだ。
どうでもいいにしたって、庭に置くには
コーディネート的に激しくチャレンジング
ではあるが、どうでもいい。



「すんませーん、これにします!」
「ありがとうございます。
こちらは表示より税込で5000円安くなります」

ほほう。なんか得した気分だぜ。

「では、古いやつの引き取り分も合わせて!」
「承知しております。ただですね。。。」
「引き取る冷蔵庫は、容積によって
引き取り価格が変わってくることをご了承ください」



まあ、しようがないっすよね。
というか、古い冷蔵庫のスペックのとこ。
スマホカメラで撮ってきてよかった。
型番を見れば、引き取り価格も一発でわかりる。

「では、お調べしてまいります」
ホテルマン風の店員さんは、
バックヤードに引き返してった。



数分後、手帳に手書きのメモをつけて
ホテルマン風の店員さんが戻ってきた。

「引き取り料○○円、合計で○○円になりますが
よろしいでしょうか?」

是非もねえ。おなしゃす。

「お届けの日時ですが。。。」
「すごく急いでるわけではないですが、
早いに越したことはないっす!」

「では、お調べしてまいります」
ホテルマン風の店員さんはふたたび、
バックヤードに引き返してった。



数分後、ホテルマン風の店員さんは
手帳に手書きのメモを書き加えて
ゆうゆうと、戻ってきた。

「翌月曜か火曜の15~18時の間でいかがでしょうか?」

平日じゃ、おれらはムリ。
同居してる母親のつごうを確認する。

「月曜でおなしゃす!」
「では、その時間で押さえてきますね」
「あ、ちょっと待ってください」
「これ、白とワインレッド、2色あるんですね」

「はい」
「。。。まあ、ワインレッドでいっか」
「では、運送屋さんを押さえてきます」

ホテルマン風の店員さんは、みたび
バックヤードに引き返してった。



ここでいいかげん、にょうぼうとおれは。
ある一つの真理にぼんやり気づきはじめるが。

おもったよか、へんなセールスしてこないし
すごくていねいな対応だしってんで

いっしゅん目をあわせて
措いとくことにした。



数分後、ホテルマン風の店員さんは
手帳に手書きのメモを書き加えて
ゆうゆうと、戻ってきた。

「では、月曜にご配達。
商品と配送料でこれ、ということで」
メモをチラ見せしてくる。

「承知しました。お願いします」

「で、わたくしうっかりしておりまして。。。」
「在庫の有無を確認しておりませんでした」
「お調べしてまいります」

ホテルマン風の店員さんは、よたび
バックヤードに引き返してった。



よくわかんねえケド。
こういうたぐい。
まず、在庫の有無の確認だよな。

でも、本人が「うっかり」ってんだから
しようがない。
システムが悪いんじゃなくって
ただたまたま、うっかりしてただけ。
誰にでも、ミスはある。



数分後、ホテルマン風の店員さんは
手書きのメモをさらに書き加えて
ゆうゆうと、戻ってきた。

「在庫、ありました!」

お、おう。よかったぜ。
いままでの一連をすべてリセットで
またイチからアゲインは
ちょっとキツいかもね。だもん。



「ごたび」バックヤードに向かって
歩きだす、ホテルマン風の店員さん。

10歩ぐらい進んで。
背中で明らかにちょっと「ハッ」って語ってて。
おだやかにこちらを振り向いて、言う。

「では、お会計をしていただきますので
こちらへどうぞ」

ですよねっ。
ホテルマン風の店員さんに、好感しかもてない。
にやにやしながらついてく。



っていうか、いろいろな自信が確信に変わる。
お会計へ向かってあるく途中、
にょうぼうとおれは心の声で会話してた。
(お店を出たあと、ちゃんと会話して確認)

「これ、さ」
「買うの決定だっつってんだから」
「最初からバックヤード前のお会計するとこ」
「連れてってくれれば」
「ホテルマン、何度も往復しないで済んだし」
「時間もチョー短縮できたよな、ぜったい」



お会計するところに到着。
電気屋って、なんかレジだけじゃなくって
銀行の窓口みたいなとこ座らされること
あんじゃん? そういうお会計のやつ。

オペレーターらしきひとにバトンタッチ。
パソコンに、商品の情報と配送の予定、
おれんちの住所と連絡先が入ってる。

たぶんだけど。
この端末で、ちょちょっと検索すりゃ
運送屋さんの手配も在庫の有無も
一発で済んだんだぜ。。。



「では、お会計。○○円になります」
銭とポイントカードをさっと出す。

「なお、この商品につきましては
ポイントの対象外」

「ということで、よろしかったですよね?」

えええええええええっ!
なら、平地のヤマダ電機でよかったよな。
ひいひい言いながら、坂、のぼってきたのに。



。。。



店を出る。
「冷蔵庫を買う」行動にしては
おもわぬすげえ時間をとっちまった。

おうちに帰ってシエスタでける時間は
さ、30分すか。



帰り道。
もとは八百屋さんだったんであろう
すげえローカルなスーパーの前を通りかかる。

「わたし、夜は○○さんと約束があるから」
「かあちゃんとななちゃんに弁当」
「買っていきたいんだけど」

「なんかね、かつ重弁当って気がするの」
「3つ買って、1つはわたしとダンナで」
「お昼に半分こして食べよう」

「でも、このスーパーにあるかなあ」
にょうぼう。

おれ。ソッコーでチャリをおりる。
「では、お調べしてまいります」



つづく?
まだ中目黒にたどりつく影もねえのにぇ。