キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

ムスメっこのパリピ疑惑

ムスメっこの学校が今週からフルに登校になって。

 

それがなんだかとっても楽しそうで、学校が終わってからもそのまま中学時代のおともだちと下北沢だか新百合まで制服のプリクラを撮りにいったり、おともだちの誕プレ(おたんじょうびプレゼントをイマドキのJKはそういうらしい)(ここでもニワカのイッチョカミで決死の使用w)を買いに立川に行ったり、夜、ぜんぜん帰ってこねえ。

 

キクチはこれをとってもいいことだとおもってて、やっと学校に行けるようになり、あまつさえ楽しそうな感じのムスメっこにものすごく、胸にクルものがある。

 

が、ホントよかった。

コロナのゆくえによってはまた登校できなくなるかもしんないし、冷静に考えるとまたそういうきょくめんがやってきかねない状況なんだけど、そういうムスメっこの楽しそうな顔を奪わないために、コロナ鎮まってほしいって、切におもう。

 

 *

 

ムスメっこはクソ父親と違って、人見知りをしない性質だしコミュりょくも低いほうじゃないから、新しい学校でもすでに何人かおともだちができたようで。

 

中高一貫がメインめの学校に高校から入るとふつう、中入生と高入生の間には壁ができるもんで。(中入生、高入生って言葉も最近知ったニワカのイッチョカミだが、決死の使用ぇ)

 

実際、中入生と高入生は少なくとも高1は?クラスは別で、まあ中入生は中入生で人間関係もすでにできあがってるだろうし、「おなじ学校のおなじ学年にいながらほぼ交流なし」みたくなるもんらしいんだが。

 

(いらねえ情報的には、キクチがかよってた大学もいわゆる一貫校で、大学から入ったおれら平民とエスカレーターで上がってきたお坊ちゃんお嬢ちゃんとはほぼ交流がなかったから、「その感じ」ってのはなんとなくわかりる。)

 

そんななか。

ムスメっこは中入生ともぼちぼちおともだちになってるようで、ビビる。

ぽまいはほんとうにキクチの子なのか?

 

 

きっかけは毎日登校になった初日、月曜。

帰りに校門を通りかかると、中入生らしき同級生が大挙して待ちかまえてて、高入生の1年生に声かけてたらしくて。

ムスメっこの「7組のななこ」ってのが、中入生パイセン?のツボにハマったっていうか、琴線に触れたらしい。

 

バカ学校なんだろうか?

 

 

いっぽう。

また、その高1のクラスってのが、まあ本格的にはじまってまだ3日目だからなんともいえないが、あんまり活発にヒトサマと接しようってひとが少なくって。ムスメっこいわく、静まりかえってるらしくって。

 

そんななかムスメっこは、着々とおともだちをつくり、休み時間はその子たちとおしゃべりしてて、上記したようにムスメっこ周辺の数人以外はクラスが静まり返ってるから、「ななこってそうは見えないけどパリピなの?」って訊かれたらしい。

 

 

えーっと。

きょうびのJKのなかでパリピってのは陽キャってのとだいたい同義らしくって。

 

むろん、ムスメっこはかぶりを振る。

「そうは見えないけど」的なフィギュアは、これまで15年間、保育園から小学校、中学まで一貫して「ななちゃんってホント、パパにそっくりですよねえ」って言われつづけてるクオリティ?なので、色気づいたJKってことは差し引いてもお察しとして。

 

あ、やべ。これってムスメっこに見られてる恐れがあったんだっけ? まあいいや、ゴーオンする。

 

ムスメっこは、ようやくはじまった新生活。楽しそうではあるが、妙にスタートダッシュにイキったり浮き足だったりするような性質ではないので、いままでどおりというか、少なくとも高校デビュー(死語ぇ?)を目論むような感じでもなく、たぶんナチュラルで。

 

あまつさえ中学でも、じぶんからは決して表に出ていかない、むしろ目立つことは避ける的な、親からいわせりゃちょっと物足りないとおもいつつそうならそうでしようがないよねえっていう立ち位置だったので。

 

いい意味で、スタートダッシュが成功してるので、このまま楽しい3年間を過ごせかしっておもう。

 

 

ぜんぜん関係ねえ法則っていうか、独りよがりな経験則をぶっこむと。

 

新しい環境で、こういう感じなひとって環境がなじんでくるとそうでもなかったり、「最初にできたおともだちとは絶対にそうなかよくはならない」的な法則ってあるじゃないすか。

えてして。最初はわかんなかったけど、二の矢三の矢的に意気投合したなかに一生つきあいたいとおもうような隠れキャラがいるもので。

 

ま、おともだち皆無なまま成人し、いまだにそう変わらないキクチがどんな説得力を持てってんだって正論はさておいても。

 

 

そういうムスメっこの動静を日々聞いて。

ムスメっこが自室に戻ってった間に、キクチはそっとにょうぼうに「これはものすごくいいね!」って耳打ちしたですよ。

 

「ななちゃんのチャンスだ!」と。

 

 

。。。

 

 

長くなっちゃうけど、つづきものにするほどのことでもないから1話完結でつづけるなり。

 

 

キクチはにょうぼうと大学に入ってから出会った。

おんなじサークルのおんなじ代でもって。

 

遠い遠い記憶を掘り起こしますれば、にょうぼうの第一印象は華やかで。

 

 

それは容姿ってんじゃなく。

いっしょにサークルに入ってきたにょうぼうとおんなじ学科の同級生は、(のちにょうぼう以外みんなサークルをやめちゃうんだけど)みんな人目を引くような感じで。

 

実際、にょうぼうといまだに仲のいい某嬢は、大学のミスコンに出るようなケバさ(昭和ぇ)はなかったけど、男が100人いたら101人がかわいいっていうような子で。

その某嬢はのち、30手前っていうそのギョーカイ?的にはロートル?な齢でミス横浜になったような超絶ジョーダマで。(その子のことはむかしどっかで書いたような気がする)

 

 

そういう一団にいたし、にょうぼう自体もほがらかっていうか、愛嬌があるっていうか先輩とか後輩とかっていう壁をつくらず人当たりがいいし、楽しいことをよくしゃべってるし。それは後年、そとづら的な解釈に変わってゆくのだが、措いて。

 

キクチは、仲のいいおともだちの一人ではあったが「そういう陽キャとは縁はないし、ありたくもないかなあ」っておもってて。

 

んで、学校を降りてから数年経って、おつきあいするようになって今に至っちゃうわけだが。

 

 

おつきあいしはじめたころ、お互い、じぶんのことを話したがるきょくめんってあるじゃないすかあ。

 

まあ、学生のときも仲よかったからいろいろ話したけど、それはおともだちの世間話な範ちゅうにすぎなくて。カレシカノジョ的な事態におちいると、その向こう側にあることも伝えたい、知ってもらいたい、的なムーブメントの一環で。

 

したらば。

「こうもんみえてもわたしは、中学までただのクソまじめな優等生で、ぜんぜん社交的でもなくってむしろ超絶引っ込み思案だった」と。

 

より正確な記述を期すと、「こうもんみえても」とはたぶん言ってないなw

 

 

実際、ちょっと後に高校でにょうぼうといちばん仲良かった子と3人で会ったら、とにかくほとんどずっと無言で。たまにぽつぽつ話す程度で。

 

「ぽつぽつ話す」って、前、ずっと無言で、その子が「○○だよね」って会話を振ってきたら「うん」っていって、そのあとまたずっと無言みたいなホラー。

 

でいて、にょうぼうは「その子とのその感じが本来的にいちばん心地いい」って言う。

「なんならきょうは、ダンナがいたからむしろ気を使いあって口数が多かったほうだ」って言う。

 

 

数日後。

「あたしがいまみたいな感じになったのは、高校で水泳部のマネージャーになって、その高校と部活がすごく楽しかったから。」と。

 

ただでさえ一挙手一投足に惚れちゃう、おつきあいはじめのごく初期ゴールデンタイム。そりゃハマっちゃいますよね、ギャップ萌えってえの?おれにだけいろいろ見せてくれたぜ感ってえの?

 

 

。。。

 

 

クソ父親が近視眼的にぬけぬけとほざく的には。

 

ムスメっこは勉強もできなくもないし、スポーツもできなくもないし、間違いなく性格はいいし、ギャグセンスも相当なもんだし、コミュりょくもつおい。キクチの血が入ってるとはおもえない。

 

ただ、前に出ろ精神とか、てめえアッピール的なぶぶんは決定的に欠落しておった。

それは、本人の性質っていうか、だからもっと前に出ろっていうのも違うとおもうし、だからこそのななちゃんのいいところもある的な合点のしかたもしておった。

 

 

そこに、だ。

高校がはじまって、いまのこの状況。

これは、ものすごくいいチャンスかもね!

 

ま、本人がいいとおもう方向性で落ちつけば、それはどんな方向だって正解。

 

 

ぽまいはたぶんキクチの子であるが、たぶんほぼおんなじ割合でにょうぼうの子でもあるからして。とにかく愛おしい。