キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

オンラインウタゲの総括

4/11。マルさんが声掛けしてくだすったオンライン飲み会にイッチョカミ。

その後、ITに詳しい(に違いないとおもわれる)起伏の激しい偏差値高オトコに丸投げ。

丸投げはちょっと申しわけないし傲慢かなと、てめえで仕切り出す。

 

ってんで、番外編も含め毎週土曜20時(ごろ)から32回もやってたのね(GWとお盆の2回はおやすみ)。

そういうオンラインウタゲを先週でいちおう、一区切りをつけた。

 

ってのが、すげえ大雑把な概要。

 

 

そんなんわけで。

「終わりにします」ってえとなんかコウ、終末むかえました的な、こりごりですこんりんざい近寄りたくもねえです的に聞こえるかもしんないが、そういう空気じゃなくってまったく逆で。

 

前にも言ったけどオフライン?との用途別使い分けみたいなこともあるし、「オンラインしてえ!」ってなれば誰かをお誘いしちゃうかもしんないし、オファーがあればほいほいガンガン飛びつく。ショゾン。

 

 

こんなん言うべきか言わざるべきか、だけど。

ぶっちゃけ、コロナだってまた冬季、猛威をふるうかもしんない。

むしろ、現実的にそうなるかもしれない可能性も低くないわけで。

 

もう、今年の経験でぼくたちわたしたちは「オンラインもあるじゃん!」って武器を手に入れてしまったわけですよ。

なので、そうなったらそうなったで「8時だヨ!」を復活させればいいだけのことで。

そう考えると、「いままでストレートしか投げられなかったのに、カーブを身につけたら投球の幅がぐんと広がった」ぐらいの感じを持っていい。

 

 

たとえば。キクチが大すきないっちさんっているじゃないすか。

かつて、ホルモン会を月例にしたのは、「そうすればいっちさんと最低月一回は飲める」って意味もあって。実現してぬほほっておもってたんだが。

それがこの7ヶ月、月一回どころかほぼ毎週、ガラス板越しにせよ顔を合わせられたんだぜ、すげくね?

 

ビルゲイツだかスティーブジョブズだか知んねえケド、彼らに対して親指突き立てて「グッジョブ!」言ってやりたい。

 

 

たとえば。ぬまっちさんとかmadmadさんっているじゃないすか。

沖縄だの盛岡だのに単身赴任なさってるってんで、ふつうなら今生の別れクラスなことっすよ。

 

いまのひとはどれだけ知ってんだかわかんないケド、むかし、プロシードっていうおじさんが甲府に異動になったとき、異動直前、3月末の板橋cityマラソンのアフターなんか、50人だか60人だか集まっちゃって。おじさんと今生の別れを惜しんで。おじさん自身もしばらくメンタルがへんてこになったりして。

(でいて、甲府ってあんがい東京から近いから、「金曜の19時に新宿の歌舞伎町でウタゲをカマします」ってなると、よゆうで来れたりしてて)

 

それがきょうび。

沖縄にいる光石研にクリソツなぬまっちさんにも、盛岡にいる博多大吉センセイにクリソツなmadmadさんにも、ソノ気になればいますぐココで、ガラス越しだけどいっしょに飲めるとかすげくね?

 

キクチはおもわず、ビルゲイツだかスティーブジョブズだか知んねえケドにry。

 

 

あるいはたとえば。

関西のえむさんサトさんとか九州の揚子江さん。

出張だとかレースだとか(家族旅行だとか)で現地に行くorこちらにいらっさらなきゃお会いする機会なんかまずないわけですよ。よしんばお会いできたとしても、年に1、2回とか数年に1回とか。

 

それが「今週どうすか?」の一言で、家にいながらウタゲをカマせちゃうわけですよ。

揚子江さんなんて、リアルでお会いしたことすらねえのにだぜ。

 

もうね、ビルゲイツ、ジョブズ案件なわけですよこりゃ。

 

 

キクチは社会の最底辺にベットリはりついて生きてるからよくわからないが。

アッパーなひとたちはLAとかレイキャビクのひとと、リアルタイムの会議をしてるんでしょ?

レイキャビクってどこだぜ? 

 

あまつさえアッパーなひとってきっと、バケーションでアカプルコとかフィレンツェのコンドミニアムでアレしてる合間とかに。

 

 

でもきっと、そういうアッパーなひとたちはLAとかレイキャビクのひとと、土曜の夜、クソだらだらとリアルタイムでオンラインウタゲはカマさないはずなんっすよ。

 

しかししてロウアーなキクチは、すでに32回もやってるわけですよ。

やりまくりのカマしまくりなわけですよ。

でいてそこには、生産性もKPIもROIもえすいーえっくすもビタ一文、皆無なわけですよ。

 

ってコレちょっと、なんかすげくね?

 

 

あだち充の「H2」って作品で。

栄京学園の広田っていうやつがいた。

初期から中期のヒール。ライバル校のエース。

 

冷淡な広田の親父が広田にナイフを持たせて言う。

「これを持っとけ。ただし絶対に使うな」

 

要するに。ケンカをしてぼこぼこにやられてるとしても、「このナイフを使えば最後には絶対に勝てる(ケドあえて使わない)」っていう心のゆとり?相手に対しての精神的優位を持っとける。そのことこそが大事だ。的なことを言ってて。

 

そんなんようなこと。

 

ん?ぜんぜんちげえな。。。

 

 

。。。

 

 

オンラインウタゲを個人的に総括してみて、おもったことは3つある。

 

1つめは「ものごとをつづける」ということについて。

「7ヶ月間、土曜にだいたい毎週やる」っていうのは、期間としては中途半端っちゃ中途半端だが続いたっちゃ続いたともいえる感じで。

 

そもそも毎週やるつもりもこんなに長くつづけるつもりもなく、ガンプよしおさんっていうひとが「今週はやらないのかってそらさんっていうひとが言ってます」って告げ口してきたからそんじゃやるべ的な流れだったり。

3月とか4月、コロナの初期って「言ってもゴールデンウイークぐらいには何とかなってんでしょ」ってみんなおもってたはずで。

まさか鉄道がゴーストタウン状態になり、オリンピックや甲子園が中止になるなんておもいもしなかったわけで。

でしょ?

 

 

だって、甲子園の高校野球ってコロナ前まで2度しか中止になったことがないんだぜ。

米騒動と太平洋戦争。

 

ん?

太平洋戦争はなんとなくふいんきで野球なんかやってるばあいじゃねえなってわかるけど、米騒動ってすげえな。

 

米騒動じたいは歴史の教科書にも載ってたからぼんやりとは知ってるけど、「騒動」ってだけに、農民が米よこせって庄屋とか米問屋?に蜂起したのの拡大版?ぐらいのイメージしかなくって。

 

なんつうか、スクランブル交差点で暴れるガキどもをなんたらポリスが整理するのの深刻バージョンぐらいのイメージでいたら、何とコロナ級っていうか。

 

 

コロナって、戦争を知らないぼくたちあたしたちが直面した(してる)なかで、いちばんの一大事じゃないすか。

「いや、阪神とか東日本の地震とかあるじゃねえか」って、たしかにそうかもしんないけど、っていうか「いちばん」くらべをするわけじゃないけど、今回のコロナ。

「地震のときすらおこなわれた甲子園が中止になったんだぜ!?」

ということもできるわけで。

 

「いちばん」とか言っちゃったばかりにめんどくさくなりそうなので、措く。

「いちばん」に大きな意味はない。

 

 

何を言いたいかというと。

「米騒動ってすげえな!」?

ちげえ。もう話が戻ってこれそうもないぇ。

 

 

2つめは「一人ではなにもできないということ」。

 

そもそも「32回」とかぜんぶてめえの手柄みたく言ってるけど。

最初はマルさんの尻馬に乗っかってただけだし、そのあとは全力さんに丸投げしてただけだし。おもしろがって参加してくださるひとがいなきゃ開かれなかったわけで。

 

いくらキクチでも、日曜は夕方まで起きれないほど、土曜におうちで一人で飲むはずはないし。

 

 

かなり序盤のころから、「じぶんだけが楽しみすぎてるんじゃねえか?」という葛藤はちょっとあった。

それは表裏一体的にいうと、ある種いやいやというか仕方なくというか、おつき合いいただいちゃってたとしたら申しわけないなってことで。(あくまで「もしも」っすよ)

 

逆に「あすこのコミュニティ、入りづれえ(づらそうだ)」って感じになるのもなんか違うし。

「何でぼくあたしを誘うんだ?」「何でぼくあたしを誘わねえんだ?」みたいなことになるのも不本意だしで。(あくまで「もしも」っすよ)

 

。。。

 

。。。

 

それ、「一人では何もできない」とちょっとズレてね?

米騒動案件じゃね?

 

 

あ、3つめは「キクチの家族はキクチに寛容すぎじゃね?」ということ。

どうでもいいので、措く。

 

 

最終回はどなたもお誘いしなかった。

(レギュラーメンバーのグループLINE以外は)

 

いままで何だかんだ、どなたかにゲスト的にお声がけしたりしてたけど、参加してくだすったことのあるかたには「URLとパスワードはいっしょ」って伝えてあるし。

 

そういう、こういう言い方は失礼千万だが浮動票的なかたがどんくらいいらしてくださるかくださらないかってのも、おもしろ要素のひとつだとおもって。

 

 

先週はたーはるさんがいらした。

 

いらっしゃるなり、おっさる。

「30人ぐらいいるとおもったのに、さ、3人!?」

 

今回はえむさんとサトさんがいらした。

 

いらっさるなり、おっさる。

「50人ぐらいいるとおもったのに、よ、4人!?」

 

なんの数字勝負だぜw

 

 

そんなこんなで参加くだすったかたがた、まっことありがとうございました。

おそらくあとで振り返ったとき。2020年は暗黒で何も残らないまま知らぬ間に終わってしまった年にしかならないとおもいますが、それでも「コロナとオンラインウタゲの年だった」っておもえるぐらい、シンボリックな出来事にすることができました。

 

いつかまたどこかで飲りましょう。

たとえば今週末とか、オンラインでどうすかw