キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

「いや、別にいい」とか、人生のぶっちぎりハイライト確定

木曜。
ムスメっこと2人でしゃぶしゃぶ屋に行った。

母は茨城の伯父の家に遊びいっちゃったし
にょうぼうはお仕事で遅くなるし
お誕生日プレゼントもあげてねえしってんで。

え? マジ?

ともあれ、デートである。
これはただの日記である。

前の日の夜。
「駅前のしゃぶしゃぶ屋に行こう」
ってことにして、
塾が終わる20時に改札で待ち合わせた。

いちおう。
お店の入口の前で試しに
「焼肉屋も焼き鳥屋もあるよっ!」
つってみたが。

(ムスメっこは牛タンと
焼き鳥のぼんじりが大好物デアル)

「しゃぶしゃぶでいい!」っていうんで、
おさいふの中をちらっと見て
軽く深呼吸をカマしてから
しゃぶしゃぶ屋に足を踏み入れた。

120分食べ放題プランを選び
よく食べ、よく喋った。

ムスメっこはけして無口ではないが
じぶんのことをべらべら喋るほうでもないし。

クソバカ親父キクチも
「きょうは受験とか勉強のことは
けして話すまい」
という謎の縛りをじぶんで勝手にかけちゃって

「中3のこの時期。
じゃあほかに何を喋んだぜ?」
って勝手にがんじがらめになってたけど。

120分、ほぼ喋りづめ喋ってた。

いまは部活がなくて平穏だが
3月に三送会(送別会?)があるから
テニス部の同期と顔を合わせるのが
すげえブルーだっていう話から。

部活の同学年の人間関係がカオスで
カオスだとはちらっとは聞いていたが
その調整にどんだけ神経をすり減らしたか
っていう具体的な話に発展して。

それをダッチ部の部長の子と
部長あるある的にこぼし合って
なんとかやり過ごしてたっていう話や。

テニス部の1コ上の代と1コ下の代は
秀才ぞろいでビビるっていう話や。

きょう席替えをしたっていう話や。

隣の席になった子は
頑なに「100-99=4」と言い張ってて
なんなんだぜって話や。

受験が終わったらなかよしの○○ちゃんと
カラオケに行きまくってやるぜって話や。

○○ちゃんは推薦入試でキメてやるって
面接と集団討論の対策がすごすぎる反面
まったく受験勉強をしてねえって話や。

駅伝でいっしょだった△△ちゃんが
3ヶ国語喋れるのはやっぱいくらなんでも
反則だよねって話や。

サッカーが大すきな××ちゃんが
「ななこのママ、チョーかわいい」
っつってたらしくって。

それをママに伝えたのかって訊いたら
「伝えたら、もう。。。」
って調子くれてる姿が容易に想像できた
って話や。

「でもパパがシュンスケにクリソツで
そっちのほうに超絶wktkしててさ」
って、シュンスケの汎用性すげえな
おもったりとか。

「(第一志望の)○高校はちょっと遠いから
春から早起きすんのがつれえわ」って
おめえ落ちるとか微塵も考えてねーのかよ!
強気すぎるな、おいw
って話や。

ほかにもいろいろ。

「おめえキクチよお。
『受験とか勉強のことはけして話すまい』
だったんじゃねーのかよ!?」

って話だが、きょうは。

ウタゲで喋り倒すキクチの姿からは
およそ想像できない聞き役に徹してて。
ほぼ、ムスメっこ発の会話なんだよ。

「〜〜はけして話すまい」は
あくまでキクチの内に秘めた縛りで
ムスメっこはそんなん知らねえから
時節がら、そういう話になるのは
まあ、自然な流れっちゃそうだし。

コントロール外のことだからしゃあない。

何にせよ。
マンツーでいっぱい話せたし
むちゃくちゃ楽しかったし。

ムスメっことの思い出的に
キクチの人生のハイライトのひとつ
になるであろうことは、間違いねえ。

。。。

たらふく飲んで食って
外に出ると、クソ寒かった。

気温的にもクソ寒かったが
鍋的なものを食ったところから
いきなり外気に触れたから
よけいクソ寒く感じたのかもしれない。

キクチはおうちまであんよ。
ムスメっこは塾だったからチャリ。

チャリを取りにいくときも
お互い「さみいさみい」言い続けてて。

きょうはよく付き合ってくれたし
いっぱい話してくれてうれしかったけど。
たぶん飯食いながらあれだけ話してくれたのも
彼女なりにそうとう
気をつかってくれたんだろうな。

クソさみいし思春期だし、
きょうはもう、リリースしてやんなくちゃな
おもって。

「いいからチャリ飛ばして早く家帰んな」
つったら。

「いや、別にいい」
言いやがった。

そんで超絶豪邸まで20分。
チャリをひきながらあんよして
さらにいろいろ話しながらおうち帰った。
帰りましたとさ。

いい子じゃ。
親の顔が見てみてえ。

人生のぶっちぎりハイライト確定。