去年の暮れにどこぞやで飲んだとき
「走る習慣は絶対に継続した方がいいっすよ」
って誰ぞやにほざいちゃって。
それはサッコンの動静的に
心の底から痛感してることっていうか
魂の叫びぐらいな趣きだったんだが。
「ナニ、そこそこ当たり前のことを、
謎の上目線で説教たれてんだこいつは」
って感じだったらしい。
*
いや、これは愚痴りたいとかディスりたいとか
そういうふうに取られると
本意と逆なのでむつかしいんだが。
それをコウ、おめおめ稚拙にものしてんだが。
「そこそこ当たり前」とおもえるってことは
走ることが習慣化してる側こその意見で。
すっげえたぶんだけど
じぶんにその習慣がリリースされるような
局面がやって来うるとは、
まだゆめゆめ考えてないんだろうってことで。
そうだ、その勢いでがんばれ!
*
大事なことなので、もう一度言っとくと
べつに愚痴りたいとかディスりたいとか
そういうんではないw
*
んで。
それとは違うシチュエーションで誰ぞやが、
「ひとたび習慣がなくなっちまうと
その0をまた1にするのはすげえおっくう」
みたいなことをおっさっており。
そうそう、そうなんだよ!
ってミミズ腫れするぐらい膝を打って
首肯きまくってたんだが。
そこでそこにダイレクトに首肯を表明すると
なんとなくお互いにあんまよくない気がして
よしといた。
*
とか、もうね。
よしといたことを、ここでコウ
おめおめとさらすのって何なの?という
クソ辺境におなじみなパッターン
とかは、措いて。
ここで書こうとおもってたことも
「0を1にする」ってキーワードを
換骨奪胎しちゃおうってスケベ心だけなので
ここで書こうとおもってたこと
に、移行す。
*
じゃっかん仕事あるある寄りな話なんだけど
おしごとにかぎらず。
「0を1にする大変さをわかってるひとは
無条件でちょっと信頼していい」っていう
謎の法則?理論?が、キクチ内にあって。
*
そりゃ、役割分担みたいなことだから
どっちがどうだとか
こっちのほうが大変だからエラいナドト
くらべてどうこうするつもりは毛頭ない。
「0を1にする」のも。
「1を100にする」のも。
「1を1でキープしつづける」のも。
「かつて10だったものが1になっちゃって
それを0にしないようにする」のも。
それぞれ大変さがあるのはわかりる。
*
でも、そのうえで。
やっぱり「0を1にする」、
その無を有にする作業ってのは
有を有にする作業にするよか
とんでもなく大変なことで。
たとえば「1を100にする」よか
ウン倍は、労苦をともなうことで。
いまの朝ドラの名言に沿うと
(芸術家役のひとが声高に言う)
「自由は不自由だ!」
「不自由は自由だ!」
と、似ていなくもない。
わかりやすくしようとして
よけいわかりづれえパッターン!
。。。
っていうか、おめえキクチよお、
くらべまくりじゃねーかw
*
あ、コレ。
棚上げしてる、このつづきで
書こうとおもってたことなんだけど。
*
何が言いたいかというと。
実体験があるなしはどうでもよくて
想像力のもんだいで。
「想像でけて、リスペクトでける」
ってのはわりと大切なスキルだとおもうの。
(と、キクチは常々おもってるわけで)
これを。
視野の広さだとか、
相手の身になって考えられるとか、
わがこととして受け止められるかとか。
ってえと、急に陳腐になっちゃうな。
*
そこが超絶ポイントで。
えてして、じぶんを優秀だとおもってて
でも言うほどでもないひとって
0から1に持ってきたものを
なんやかやケチつけることによって
そのマウンティングしてる感じで
おのれの優秀さをアッピールしたがりがち。
みたいなこと、あるじゃないすか。
「そこを指摘するおれかっけえでしょでしょ」
的な、反面教師のてんこもり。
自戒のてんこもり。
*
あ、これも念のため言っとくと
なにかがあって愚痴をたれてるんじゃなく
たれたいんでもなく、一般論。
あるある、な。
キクチのサッコンの日常は、
わりときわめてベタ凪デス!!
*
去年の暮れ。
内職でゴーストライターした本が
七転八倒したすえにやっとこできた。
なにしろ、ムスメっこの塾代を
捻出しなきゃってんで。。。
で、その本の担当者ってのは
「細かく原稿をチェックして
ガンガン直しを入れたいタイプのひと」で。
(編集ってのはそういう手仕事ずきタイプと
あえて俯瞰の姿勢を崩さないタイプに
わりとくっきりはっきり、分かれる)
*
けっこうガンガン直されるから
「おれの原稿がダメなのかな」
最初のころはおもったんだけど。
直されたとこをチェックしてったら
おれがダメとかダメじゃないとかではなく
(結果、そうダメなわけでもなく)
単にそのひとがそうしたいタイプだった
手仕事したい職人寄りのこだわりさんだった
だけなことがわかって。
割り切ったり開き直ったりして。
*
でも、彼の手はだいぶかけさせたので
つどつど、いちおう
「いろいろお手数おかけしちゃって」
っつってたら。
「いやいや、あのただの雑多な資料群から
ちゃんと形にもってくことがすごいんです」
って、それはきっと
お世辞やらも含まれてるんだろうが。
そう言われて、労苦がむくわれたっていうか
「0を1にする」営みをわかってるひとなんだな
って、信頼度ガン上がり。
爆上げ。
「またちょっと、頼みたいことあるんすけど」
「。。。いいすか? 嫌がらないでくださいね」
とか、もうね。
完全に掌の上で転がされとるわ。
*
ん?
このゴーストの話はいらなくね?
書こうとおもってたことはそれじゃない。
それじゃない。
まあいいや。
そんなんようなこと。
*
。。。
*
で、そのゴースト本については
それこそ役割分担で。
前に一度、クソ辺境に下書きしたまま
棚上げしたのがあって。
音楽でいうと「作曲家」と「編曲家」
の違い、みたいなことで。
作曲家と編曲家っていうのも
「0を1にする」か
「1を100にする」かってのと
わりと近いじゃないすか。
でいて、どっちも欠かせない。
とかってことを、彼とそんとき語った。
それについてはまた、あらためてそのうち。
ザ・やんねえフラグぇ。。。
*
しかし、キクチ。
文章力の劣化がマジでやべえな。
最初っからねえけど。