キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

神林選手#4

今年の箱根の9区はもうそんなんわけで
おめえ身内かよってくらい
ハラハラドキドキしながらみてたので
箱根駅伝がすきなはずのキクチが
9区はあまり楽しめなかった。

いらねえ情報から入ると。
再三つらねてるいらねえ情報。
「知ってる土地のひとがいると
なんだかむしょうに肩入れしちゃう」

川崎の中学陸上部(のキワキワ)出身的に
川崎の中学出身のひとが
都大路の高校駅伝とか箱根駅伝とかに
出てくると異常にwktkする。

てめえとはぜんぜん次元がちげえし
知り合いでもなんでもねえのにな。

神林勇太に肩入れしたのは
川崎の宮前平中学校出身だからなわけだが。

知ってるかぎり、川崎の中学出身で
箱根駅伝を走ったのは神林クンで3人目。

9区を走ったのは「T中のSクン」以来。
www.kikuchiroshi.com

おめおめとね。どさくさに紛れてね。
こういう恥さらしなリンク貼っちゃうのって
さすがのキクチとて葛藤があったんだが。

この要諦って、最後の一文にあって。

「そういうひとたちと負けたり勝ったり負けたりしてたこともある」
というのが、高校以降、いまにいたるまで自堕落しつづけてるおれの一生の矜持。
だったりする。。。

「あ、おれもがんばろう」
っておもわされるわけですわ。

いや、がんばるったっていまんとこ。
「走ること」ではないかもしれない。

でも、対象なんて何でもよくって
そういう刺激を受けられるってのも
スポーツ観戦の醍醐味のひとつではある。
と、おもう。

とか、クッソどうでもいいな。

ちなみにもう1人は
早稲田で活躍した矢沢曜。
ナツい。

本題に入りやがります。

冒頭でほざいたとおり
ハラハラドキドキしてたのは

神林選手が最初からぶっとばしてたからだ。

今回、青山学院が10時間45分っていう
空前絶後の総合タイムを叩き出したのは
1位でスタートした復路の選手がみな
そういう走り方をしてたからで。
(それが結果的に奏功したからで)

ふつう、ある程度のリードがある先頭の学校は
ペースをちょい抑えて、イーブンペースを刻む
じゃないすか。

それは変にイキって大失速でもしたら
とんでもないことになっちゃうからで
それを回避するためのいわば定石。

まあ、今回は
「東海大が追ってくる」って頭があったから
そうせざるを得なかったのもあんだろうが。
ともかく。

きょうはなんでこう。
理屈っぺえというか説明くせえんだろうな?

神林勇太は12年前につくられた区間記録を
上回るペースで爆走する。

戸塚中継所でジャスト2分だった
東海大学との差は。

権太坂(7.7k)で2分23秒。
横浜駅前(14.5k)で2分35秒。
生麦(20.2k)で2分59秒と。

詰められるどころか
みるみる広げてった。

ゆるやかな下り基調から平坦に変わる15k以降も
東海との差を広げつづける。

(数字的なものは箱根駅伝の公式サイト日テレの箱根駅伝ページから拾っておる)

見た目にはあんま速そうに見えない
典型的なストライド型のフォーム。

「いつ失速するか?」
「はたして最後までもつのか?」
というハラハラドキドキは。

「差をどんどん広げてんじゃねーか!」
「区間記録も狙えるぞ!」
という超絶wktkへと変わっていった。

「青山学院の復活優勝を、とうとう覚醒した神林勇太がキメにかかってる」

という夢のような状況に
興奮が抑えきれない。

神林、ゆけー!!!

結果、
区間記録からわずか12秒遅れの区間賞。
東海大との差を3分42秒にまで広げ、
アンカー10区の選手に襷をつないだ。

うおおおおおおおおおっ!

何がすごいって。

神林選手の持ちタイム。
10000m 29分13秒(キロ2分55秒3)
ハーフ1時間03分56秒(キロ3分01秒8)

なのに。

9区(23.1k)の結果。
1時間08分13秒(キロ2分57秒2)

仮に。
横浜駅前(14.5k)の通過タイム
41分55秒のキロペース2分53秒4を
10kに換算すっと28分54秒。

同様に。
今回のキロペース2分57秒2を
ハーフに換算すっと1時間02分18秒。

ハーフより長い距離を
10kの自己ベストより速いペースでつっこみ
ハーフ(換算)を自己ベストより
1分38秒も速いペースで駆け抜けた。

ハーフを62分前半なら
どこの学校でもエースか準エース級じゃんか。

これは。

9区のコースの適性に合ったんだか
ヴェイパーがハマったんだか
大舞台のテンションがいい方に向かったんだか
ガチで覚醒したんだかはわかんないが。

神林勇太が大舞台でこういう走りをしたことも
大舞台でこんなタイムを叩き出したこともすごいし。

何より、適性をみきわめ
起用した原監督の采配ってやっぱすげえわ。

おもったおもいましたとさ。

青学マニアのコッコさんに訊いたところ
去年は6区候補にあがるほど
下り適性は認められていたようで。

っていうか、
コッコさんが相変わらずお元気ってわかって
思い切ってひさびさに連絡してみてよかった。

これはめずらしく
「いらなくねえ情報」。

そんなこんなで。

これからも神林選手に
肩入れしていくショゾン。

「こたつミカン」(こたつでミカン食いながらただテレビ見てるだけ)の現場からは以上デス。