困ったことがある。
古河はなもものレポ、
完膚なきまでに飽きてもうた。。。
マラソンを完走しといて
「そのレポを書くこと」にスタミナ切れとか
どんな思わせぶりなギャグだよ。
どうでもいいな、つづける。
がんばれ、おれ。
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コース全体図。
36k以降。全体図の真ん中からやや左。
右下から右上にあがり
左折してカクカク進み、競技場でゴール。
しかし、はなももの地図。
トイレ、給水、給食アイコンや
引き出し線のごちゃつきナド
見やすさって点で
ツッコミどころが満載すぎるんだが。
いちばん笑うのは関門表示。
なんだこの過剰な、前に出ろ精神。
どんだけ関門を気にすりゃいいんだよw
なお、古河はなももマラソン公式サイト
大会の特徴ページには、こう(↓)。
緩やかな 制限時間の 自己主張 ったら
謎の五七五。。。しかも、歌心なさすぎ。
制限時間はゆるやかかもしんないが
関門アイコンがゆるやかじゃないよな。
「ギャップ萌え」って、こゆこと?
まあいいや。
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35~40km
20:33/2:51:34(4:17、4:06、4:05、4:03、4:02)
20:34/2:52:10
36kめ4分17。
直後。
2人のおじさん、もといエンジェル。
かまかまさんといわさん登場に
すっかり大コーフンしちまった。
ってとこから。
*
この、地図的に下から上に行く直線。
往路(17~18k)のとき、下り坂で
「ああ、帰り、ココ上んのかよー」
っておもったとこだ。
ってのは、いま書いてておもいだしただけで
走ってたときは、忘れてる。
とりあえず、死にもの狂いではある。
そうそう、36k過ぎから
脳内ジョックロックは音量まっくす。
*
あ、いまさらかもしんないが
ジョックロックの動画を貼っとく。
とくにこの動画はすげえ。
08年夏の甲子園、3回戦。
智辯和歌山 vs 駒大岩見沢。
8回オモテ、2-3と
智辯和歌山1点のビハインド。
ここで。
回のさいしょから、ジョックロック。
逆転スリーランを打っても、ジョックロック。
追加点をあげても、ジョックロック。
何があってもなくても、
けしてジョックロックをやめない。
けっきょく智辯和歌山打線が大爆発。
この回、11もの得点を積み上げる。
駒大岩見沢にとっちゃ
ガチ、トラウマレベル。
マジ、魔曲。
こういう、畳みかける走りがしたい。
*
「ピピッ」
ガーミンヌの1kごとのラップが鳴る。
ここで4分17からペースアップできてなきゃ
本格的に、ジ・エンド。
からの。
37k4分06。
うーむ、ビミョーだが。
とりあえず10秒あがった。
さらに、ぬおおおおおっ。
38k4分05。
いくら上げるったって
いまのチカラじゃ、ここらが限界なのかな()
とかおもいながら、独りごちる。
「おめえ、キロ4オーバーとかなめてんじゃねーぞ!」
おもってることと言ってることが真逆じゃねーかw
おれは、誰なんだよ!?
あまつさえ、気合いが入ってるもんだから
わりと声がデカかったりして。
てへっ。
*
39k付近。
沿道にプロシードさんがいらっさる。
ということは、知ってた。
だもんだから。
プロシードポイントを楽しみに
というか、張り合いにここまで進んできた。
といっても過言ではない。
残り3kちょい、最後の気合いを入れてもらおう。
39kのちょい手前。
プロシードさんが見えてきた。
胸の奥がカーッと、熱くなる。
30m、20m、10m。
「きょう、サブスリーやりたいんです!」
謎の絶叫をカマす。
ええっ!?
おれ、まだ諦めてないのー?
てめえでてめえにクリビツテンギョーアゲイン。
酔っぱらっちゃったのね。
一滴もおさけ飲んでないのに
じぶんに酩酊しちゃってる。
もう死んでもかまわねえ、ぜんぶ出す。
って心意気で進む。
39k4分03。
*
「最後最後詐欺」ってのがある。
大学4年の春。後輩をウタゲにさそう。
「おれと飲めるのも、もう最後だぜ!」
後輩、しぶしぶつきあってくれる。
翌週、後輩をウタゲにさそう。
「おれと飲めるのも、もう最後だぜ!」
後輩、しぶしぶつきあってくれる。
そのまた翌週、後輩をウタゲにさそう。
「おれと飲めるのも、もう最後だぜ!」
後輩、もうつきあってくれない。的な。
*
39k手前。
はなもも最後の応援だとおもってた
プロシードポイントを通りすぎ。
(あ、そのとき、お会いできなかったケド
R2さんとアレキさんもいらしたのねん。。。)
あとはてめえががんばるだけ。
39kで左折し、100mぐらい進むと。
右側にみおぼえのあるひと。
「は、hassyさん?」
とつぜんのことだったので、
アツくもなんともねえ、ふつうの疑問形を
投げかけちった。それがおれのはなももの
最後最後詐欺。泣きそうになった。
40k4分02。
ここにきて、最速ラップ。
いらねえ情報だが。
35~40kの20分34秒も
きょうの最速ナリ。
*
あ、長くなっちったが、
ゴールまでイッちゃいますね。
*
40km~ゴール
4:03、4:10、1:15(3:46)(42.33km)
08:55/3:01:05
40k通過。2時間52分10秒。
サブスリーまで残り2.195k、7分50秒。
妄想する。
35~40kで最速ラップを叩きだした。
端末の画面の向こう側は
さぞ、盛り上がってることだろう。
「ふっ、おれさまちゃんがちょっと本気だしゃ
ざっとこんなもんっすよ」
心のなかで、かれらにドヤ顔をキメる。
*
いっぽう。
じぶんのいま、置かれてる状況も認識した。
冷静に現実を受け止める。
残りを7分50秒。キロ3分34秒。
死ぬほどがんばってみたが、
さすがにサブスリーは、ムリッポ。
可能性はゼロではないケド
かぎりなくゼロに等しい。
端末の画面の向こう側でも
「ここまでだったか」とかおもってんだろうな。
盛り上げといて、けっきょく盛り下げる。
じぶんらしいっちゃ、らしいケド
なんだかかっこわりいな。
妄想す。
*
いやいやいやいや。
まだ、やるべきことが残ってる。
おれのはなももで、サトさんを燃えさせたい!
左の手のひらをみる。
苦しみはいつかなくなる
諦めた事実は永遠に消えない
*
サトさんには去年の大阪マラソンのとき
さんざん世話になった。
おかげで、大阪マラソンは
おれにとって一生忘れられない
大切な想い出となった。
サトさん。
大阪でお会いしたときはケガしてたが。
その後、回復。バリバリ調子を上げ。
はなももの翌週、さが桜マラソンで
3時間ヒトケタを狙っている。
その「バリバリ調子を上げ」ぐあいが
ちょっと、スゴイ。
*
このはなももに臨むにあたり
自己ベストの更新という目標を立てた。
そのうえで、サトさんに
「よおおし、次はおれの番だぜ!」
って刺激を感じさせられる走りがしたい。
おもった。
おれはもう
サブスリーはムリッポだケドw
自己ベストまでは14分半もある。
まあ、更新は確定的だ。
「ゴールに向かって目指す」ものではもう、ない。
じゃあ、あとひとつ。
「サトさんに刺激を感じさせられる」走り。
それをここからしてやるんだ。
左手をグッと握り直し、前を向く。
サトさん、みてろよ(みてねえかもしんないケド)
ぬおおおおお!
*
まあ、そんな美談めいた物言いもあれば。
てへぺろ的な物言いもあって。
あのう。
さっきまで、サブスリーしたいなあとおもってて。
かまかまさんやいわさん、プロシードさんに
啖呵を切ったわけじゃないすか。42歳だてらに。
さすがにちょっと、ムリッポ。
とはいえ、啖呵きっちゃった手前。
「自己ベストすりゃいい」ってヘタにゆるめて
「けっか、やっと05分カットでした」
ってのは、ちょっとダサすぎる。
ので、独りごちる。
「さっきまでサブスリーしてえってたんだから
3時間02分をオーバーしたら、てめえコロス」
ぬおおおおお!
サトさん、みてろよ!
ぬおおおおお!
41k4分03、42k4分10。
*
まさに競技場に入る寸前。
花火が上がった。
それがスタートから3時間を告げるものである。
ということは、瞬時に悟った。
「そっか。経っちったか。。。」おもった。
ここらへんのココロの機微。
じぶんでもよくわからない。
ただ、おもった。
*
でも、まだ数百メートル残ってる。
競技場に戻り、トラックを3/4周。
余力はビタ一文、残さねえ。
30m以内にいるひと、全員パスしたる。
ダーッシュ!
鬼の形相、もといキモい鬼の形相のまま
ゴール。
ガッツポーズは、しない。
ウオッチをとめる。
*
ウオッチを見る。
3時間01分05秒(ネット)。
40k以降、8分台でカバーでけた。
ぶっ倒れるほど苦しいが
幸か不幸か(?)きょうは意識、遠のかないw
やったぜ!
自己ベストを6分05秒更新した。
2年ぶりの自己ベスト更新。
6分05秒縮めるのに、2年も、か。
ところで2年って、何秒だ?
とか、どうでもいいことを考えたりして。
*
ともあれ。
「次は、サトさんの番だぜ!」
導線を伝いながら、独りごちる(リアルに)。
ふっ、キマった、キクチのくせに。
はてしなくキモいな。
オエエエエエエエエエエ。
はなももの一連。
あと1回だけ、つづく。
いや、もうやめる?
*
蛇足。
応援ナビによる順位経過。
スタート 942位。
05k 1145位。
10k 1257位。
15k 1273位。
20k 1255位。
中間点 1244位。
25k 1151位
30k 977位。
35k 812位。
40k 644位。
ゴール 588位。