キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

2016つくばマラソンのレース経過(30kからゴールまで)―キクチヒロシのくせに地獄変をカマし、ゴール直後ある確信を抱く

まあ、なんつうか。
表題でクソわかりづれえ出オチをカマして。
インテリぶろうとする、
ある意味、1周したかわいげ?
あまつさえ、ネタ的に
おもしろくも何ともねえでやんの。

ツッコまれたくて、しようがないらしいよ。
「そりゃキクチヒロシじゃなくて、アクタガワだろ」
ナドト。だってさー。

センテンススプリングっ。。。

つくばマラソン。
レース経過のつづき。の、つづき。
====


30~35km
22:55/2:36:04(4:32、4:37、4:29、4:38、4:39)
22:59/2:36:57

29k4分21、30k4分20。
ムネコフ、マルコリーニ両ポイントを越え
ココロとカラダのギャップは広がってってた。
ココロはイケイケドンドンのまま。
カラダがみるみる動かなくなってくっていう。

いま考えると、炎のさいごのゆらめき。
ほんとうは27k、
ジョックロックを脳内再生したあたり
で、終わってたんだとおもう。



つくばの2日前。
「ゴールするまで一切、マイナス思考はしない」
って決めた。

だからってわけじゃないケド
「くたびれてきた(から、あちゃー)」
「タイムが出ない(から、あちゃー)」
的なことはまったくなく。

「くたびれてきた」「タイムが出てない」
ということを客観的事実としてだけ認識し
爆上げのタイミングを冷静に考えてる。

ふつう、撃沈すっとき。
カラダがゆるやかに下降してるなってのを
認識したココロが急降下して終わる。

んだが、イケイケドンドンなココロ。
そんな、おれにあるまじき感じ。

31k4分32、32k4分39。



「ちょっと、3時間03分は厳しいかなあ」
「客観的に」、考え出す。

それまでパスする一方だったのに
周りにいるひとたちが固定されてきて、やがて
そのひとたちの背中が遠くなりはじめる。

32kのおしるこエイド。
「客観的に」エネルギー切れかも
ってんで、手を出す。

たぶん、つくばでおしるこ食ったのはじめてだ。
あんこの甘みが、体中にしみわたった。

あ、おしるこ食ったからって
「精神的にキレてしまった」わけではない。
むしろ逆で、善後策として。

後ろからぐんぐん迫ってるであろう、
アニソンとタオルキャピ、おっかねえし。



33k4分29。
結果的にこれが最後の「430みない」。

3時間05分、厳しいかなあ。
「客観的に」考え出す。
本来なら爆上げする予定だった地点。

ハーフまでのタイムはおおむね設定どおり。
疲れてるったって、
クタクタじゃなくて「それなり」。

でいて、ラップはどんどん落ちてく。
マイナス思考はしないが、おれピューターが
その理由を探してパニクりはじめてる。

おっかしいな。
常に爆上げする余力は残したまま
進んできたつもりなのに。



しゃあない。
35kに村の大応援団がいらっさる。
そこまでガマンして、てんしょんが上がった
どさくさに紛れてペースアップして
そのまましらっと、ゴールまで行っちゃおう。

34k4分38、35k4分39。

アタマとハートだけ、まだチョー前向き。
狛江市・42歳・男性。



35~40km
24:10/3:00:14(4:49、4:38、4:43、4:54、5:06)
24:24/3:01:21

35k手前、村の大応援団。
「たかのめ美女ガー」ふぅさんに発見される前に
「瞳は濁れども視力2.0」おれさまちゃんが
発見したったぜ!

なんてことはどうでもよくって。

ふぅさんに「ヒロシー!」とか、
にょうぼうにも呼ばれたことねえ
ファーストネームでもって呼んでもらえて
カラ元気が出まくる。

去年のつくば39k地点。
今年の春、板橋40k地点。
大応援団のところでカラダもそうだが
ココロがズタズタになってて
おれ、こんなんなのに
応援してもらって申しわけねえな
って、泣きながら通過してた。

が、純度の高いカラ元気にしろ
今年はうえーいって、ハイタッチしてる。
のが、やっと少し恩返しでけた。
ってのとはちょっと違うケド
ああよかったあって、おもってた。



ここで、カラ元気まで出し尽くしちゃった。
だって、うれしかったんだもん(狛江市・42歳ry)

以後。
36k449、37k438、38k443。

「せめて自己ベスト(7分)は」

「せめて3時間ヒトケタは」

「せめて大阪(10分06秒)以上は」

「10分台のどこらへんで着地できるかなあ」

どんどん下方修正してく。

とはいえ、やっぱりハートはギンギンで。
きょうは気持ちがまったく、切れない。
その時点でとりうるベストの方法を
きょくめんきょくめんで、
ずっと選ぼうとしてる。あるまじき。

やっぱり。
アニソン&タオルキャピが、おっかねえ。

さされても別にいいんだけど。
こんな状態じゃなくって。
快走でけたレースでもって
スパッと惨敗したい。きょうじゃない。

ちょっと歩いちゃおうかなっておもうが
ひとたび歩いたらもう走れなくなるだろうし
あっという間にさされちまう。

もう一度フォームを立て直し、
とにかく前に進むぜ。いくぜキクチ。
考える。



筑波大に入ってからの第2折り返し。
そういえば、第1折り返しのころ、
「motoさんに追いつこう」
なんておもってたっけ。

さすがにペースダウンしちゃったし
追いつくどころか、離されちゃったよね。
片道1kぐらいあるスライドで
ぜんぜん会わないし、motoさん、
とっくに行っちゃったんだろう

と、おもってたら。
折り返したあとに、すれ違ってやんの。

motoさん、個室にこもって
逆テレポーテーションしたらしいw
不意打ち、ビビった。



39k4分54、40k5分06。

このへん、時計は見てない。
まったくカラダは動いてない。

体感キロ6分半ぐらいかなあって感じだが
時計みて「6分半」って
客観性を提示されたらココロが折れそうなので
見ないことにした。

とにかく、進む。逃げる。



見ないついでに。
今朝、右手のひらに書いた、アレ。

じぶんを奮い立たせたいときや
めげちゃったときに見るつもりだったが
ココロは死んでない。

から、見るひつようがない。
見ないケド、唱える。

苦しみはいつかなくなる
諦めた事実は永遠に消えない


地獄みてえな苦しみも、あとちょっと。
おれ、きょう、諦めてない。
つくばを、楽しんでる。
うしっ!



40km~ゴール
12:25/3:12:39(5:22、5:18、1:45(4:54))(42.36km)
11:27/3:12:48

第2折り返しのスライドが終わったとこが
40k地点。手元の時計で3時間ちょい。

「3時間経ったか」
おもうだけ、おもう。意味なし芳一。

それからゴールまで特筆すべきことはない。
〇むちゃくちゃ苦しい。
〇でも、気持ちは切れてない。
〇でも、カラダはもう動かない。
〇でも、刺客がこわくて緩められない。
でもでもアソート。

って感じで
「客観的」には、きわめてダラッと
主観的には出し尽くした感じで、ゴール。

3時間12分48秒。

前半1時間34分36秒。
後半1時間38分12秒。
大幅な、ポジティブ。

カッコわるっ。

のに、なんだかある部分、満足した。
それはどういう機微だかわかんないが
ココロのスタミナが42.195kもった
ということも、あるのかもしんない。



こんなタイムにもかかわらず
大つけていい撃沈カマしたにもかかわらず
ゴールしたしゅんかんおもったのは。
「やっぱマラソンって楽しいな」


同時に確信にも似た想いを抱いた。
「マラソンで3時間フタケタかかることは
たぶんもうねえな」

。。。

つくばマラソン関連。
まだまだつづく。

























そうそう、コレ。

つくばで大失速をカマした原因。
さて、それはなんでしょう?

答えは前半のオーバーペース。

誰もキョーミねえだろうケド。
端的にいうと、
「トイレロス60秒をすっかり忘れてた」
ポカミス。大チョンボ。



いままで、事前に想定するハーフの通過は
すげえざっくり
「100分ぐらい」とか「97分」とか。

トイレ問題がかならず付きまとうので、
キロ何分何秒とか細かく考えても、
しようがないゆえ。



今回、タイムの松竹梅を考えるとき
ハーフ通過を出してみた。
でもって、それをよく覚えてた。
初のこころみだった、ゆえ。

キロ4分35、1時間36分42を軸に。

〇440(不調)なら1時間38分28。
〇435(ふつう)なら1時間36分42。
〇430(好調)なら1時間34分57。

こんなこともあるかもしれないねって(↓)
〇428(絶好調)で1時間34分15。



まあ、きょうはゼッコーチョーで。
1時間34分36(キロ4分29)
「絶好調」と「好調」の間。

突出しすぎてもない、実にいい塩梅。

なんだが、トイレロス60秒を引くと。
1時間33分36(キロ4分26)。
キロ9秒も速えでやんの。

ふつうの状態でしごく妥当な435。
→調子がよかったので、429(のつもり)。
この6秒切り上げでも、ちょっとやり過ぎなのに
→ほんとうの現実は、426。

「ガソリンの値段ってよお。
ガソリンの売価に税金上乗せしてんのに
その上乗せした価格を基に
消費税を上乗せしちゃってんだぜ」

ぐらいの、やりたい放題ワケワカメ。



カラダには2段階増しで負担かかってるのに

自覚せず、気分だけ盛り上がっちゃって

後半、カラダがおもうように動かなくなって

その意味がまったく理解できず

ココロとカラダのギャップにいろいろ破たん

っていう、ね。
たぶん、そゆこと。