キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

そんなの関係ねえ、そんなの関係ねえ 2017古河はなももマラソン 30kから36kまで

え、きょうゴールまでいくんじゃねかったの?
そんな声が聴こえる。

じぶんの体内からw

あ、きょう、エンジェルのひとりにお会いでけて
面と向かってお礼いえた。
そのウタゲのことは、そのうち。
やんねえフラグぇ。。。
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コース全体図。
地図全体

30k以降。
右下からジグザグ左上にあがってく。
地図的には、そんなニュアンス。
(ゴールまでいくつもりだったから
こんな画像しかつくってねえでやんの)
30-地図



30~35km
21:08/2:31:01(4:08、4:14、4:15、4:18、4:13)
21:18/2:31:36

30kの計測マットを越えたとき
いっしゅん考えた。

「このまま、ギアチェンジしていっちまおうか?」

残り12.195k。
マイコース「1周」12.3kみたいなもんだ。
脚の残りぐあいからすっと
あと2段階のスピードアップができそう。



ただ、である。
今回のはなもも。
最大の不安要素は、スタミナであった。

2月の中旬、腸脛靭帯炎になって。
3週間、リハビリ的なジョグしかでけなかった。

1ヶ月弱で治って、マラソンに出走でけた。
ということは、まっことラッキーだったが

はなももの一週間前、オネカンをカマしたら
顕著なスタミナの衰えを感じた。
ということがあった。

のが、アタマをよぎった。



けっきょく、
もう少しいまのペースをキープしとこう。
ということにした。

ギアチェンジは
ラスト10k、32k地点からにしよう。
ということにした。ひよった。

今回の大幅(じぶん比)な自己ベスト更新。

かたや「サブスリーに失敗した」
という意味でとらえるならば、
ここでひよっちゃったのが最大の原因だった。
ように、おもう。

というわけで、自重。
31k4分08。



「30kからイクか」
「ラスト10kからイクか」
「ラスト5kからイクか」ってなって。

後ろ倒しにするときは、だいたい。
こういうふうに弱気になってる。
というか、身体的に限界が近づいてる。
ということである。経験則。

「あくまで温存なんだよ。
もうちょっとだけ温存して
○○からイキマスってことにしよう」
ってなる心の機微。みたいな。



32k414、33k415。

32k地点、ラスト10k地点でも
「ギアチェンジは35kからにしよう」
後ろ倒しにしてる。

ここらへん。
アタマがごくナチュラルに
「4分15でつなごう」という思想になってる。

さっき、それまでのペース(4分ヒトケタ)を
キープしようっつったのと、矛盾してる。

無意識のうちに
「もう少しいまのペースをキープしとこう」
のラインを下げてしまってた。

ということを、33kぐらいで自覚する。
「疲れてきたんだ、おれ」
ヤバいなっておもいはじめる。

。。。

33k手前、「ドム」の中心。

おっとさんに声をかけられた。
今回、陣地を構築してくだすったおっとさん。
せっかく設けてくれたのに、
スタート前、行かなくて申しわけないな
とおもってた。

ゴール後もお会いできるかわからなかったので
ここで、ほんのいっしゅんだけどお会いできて
ちょっとホッとした。

同時に気づく。
「おれ、ぜんぜん周りを見てなかった」



この1、2k。
よくいえば、じぶんの走りに集中する。
実態は、テンパってよゆうがない。

おもい返してみても、最後の折り返しからの
風景の記憶がほとんどない。

マラソンの終盤にさしかかるところ。
たとえどんなに爆走してたって、
そろそろ苦しくなってくるのはアタリマエ。
でも、そういうテンパりかたはたぶん
悪循環しか招かない。

ふだん、どんなに苦しくたって
風景とか周りのひとの様子、風のにおいは
あんがい細かく、鮮明におぼえてるものなのに。



「415ペースがいまのおれのギリギリ」
事実、そうなんだからしようがない。
それをちゃんと認識したうえで、
次の一歩にいちいち集中しよう。

はなももを堪能してやろう!
おもった。

おっとさん、気づかせてくれてありがとう。
独りごちつつ、歩を進めることにした。

おれの視界の風景が、パーッと開けた。



とはいえ、ペースは変わらない。
34k418、35k413。

この5k、21分18秒もかかっちった。



35kの計測マットを踏みながら妄想する。
端末の画面の向こうでは、総出で
あちゃーってなってるんだろうな。
「あああ、キクチ、やっちまったな」と。

ツイッターのタイムラインがアタマに浮かぶ。
「キクちゃん、キツいか?」
「ここを粘れ」とか。

あるいは「あ、終わってやんのwww」とか。

自意識過剰に被害妄想をトッピングすっと
なかなかに、めんどくさい。
(ゴール後、タイムラインを確認したら
そんなツイートはビタ一文あるはずないわけで。。。)

35k通過。
2時間31分36秒(ネット)。

サブスリーまで
残り7.195kを28分23秒。
キロ3分56秒7。
(↑あとづけナリ)



35kを通過したとき。
サブスリーするには残りキロどんくらいで
いけばいいかを、暗算した。

むかしから、算数が大得意だ。
いまだって、会うひと会うひと、みんな言う。
「どこからどう見ても、理系出身ですよね!」

そんなド文系が、弾き出した暗算。
「キロ4を見なければ、まだ可能」
(上記比すっと、あめえ、じぶんに、クソあめえ!)

もうカラダが動かないのはわかってる。
でも、チャレンジしてみよう。
ダッダッダッダッダッ。

36k4分17。
うっわ、いきなり18秒のビハインド。。。



あ、終了フラグ立ったのかな()

「ニワカなくせに、サブスリーとかぬかして
ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ」

とりあえず、37k地点。
ラスト5kからギアチェンジすんべ。
相変わらずの後ろ倒し。

っていうか。
このままじゃ、サブスリーはおろか
所期の目標03分カットもおぼつかない。
ぐぬう、くやしいけどここまでかな()
でも、なんとか03分カットはしたいな。

ここからゴールまで、何を目指せばいいか
よくわからなくなりはじめてきたとき。

30mほど前に、見覚えのあるおじさん2人。



おじさん2人はなにやら
こっちに向かって声をはりあげてる。

「サブスリーいけるよ!」

かまかまさんといわさんじゃねえか!
エンジェルじゃねえか!
胸の奥がカーッと、熱くなる。

30m、20m、10m。

「サブスリー、してえ!」
エンジェル2人に向かって、謎の大絶叫。

反射神経だけで、絶叫してるじぶん。
じぶんでじぶんに、ビビった。

この期におよんでまだ、サブスリーしてえんだ?
おれはそんなにきょう、サブスリーしてえんだ?



これはたぶんに、自作自演なんだが。
ヒトサマに向かって言っちまったことで
ダンコたる決意のようなものが、固まっちった。

ギアチェンジしようとおもってた残り5kまで
あと、1k。

マラソン終盤の1kはクソ長い。
でも、そんなの関係ねえ!
(はなもものゲストは小島よしおだったのね。
で、いちおう、そんな風情をチラ見せ、ね)

いま、ここから、イク!
残り6kを走り抜けて、サブスリーしたる!
出し惜しみなんか、もうしねえ!

ストライドを広げ、腕を大きめに振る。
5kTTのときのフォームで走り出す。



あ、ゴールまでいくつもりだったのに。。。
つづく。



蛇足。
応援ナビによる順位経過。
スタート 942位。
05k 1145位。
10k 1257位。
15k 1273位。
20k 1255位。
中間点 1244位。
25k 1151位
30k 977位。
35k 812位。