キクチヒロシ ブログ

絶滅寸前の辺境クソブログ。妄想やあまのじゃく。じゃっかんのマラソン。

忘れもの―2013板橋cityマラソン

きのうの板橋cityマラソン。
ぶじ完走してきた。

個人的に今回、
いちばん印象的だったのがゴール地点。
ハッとさせられたできごとについて、書こうとおもう。

と、その前にジャーン(↓)。(04/04追記) ====
2013itabasi_m
(画像をクリックすると拡大表示される)
中央のスカイブルーが、おれ。
グロスタイムで3時間29分27秒。

明日のリベンジ(2013/03/23)で言った
「失速せずに走り切る」は
まあ、果たせた。
だいぶ甘めな自己評価なんだが。



にせよ、今回は
自己ベストを更新したわけでも、
誰かとの勝負に勝ったわけでもない。
自分に課したノルマをクリアした、だけ。

なので、
ゴールの瞬間は、わりと冷静だった。

満足感というより、安心感。
「Yeah!」というより「やれやれ」。



ところがゴール地点。
まわりの人たちのテンションが、いやに高い。

「うおお、やったぜえええ!」と何度も拳を突き上げてる人がいれば、
ガールフレンドに飛びつき、抱きついてる人もいる。
独り静かに感極まっちゃってる人もいる。
マジで。

総じてお祭り騒ぎ、なんである。



グロスタイムで3時間29分27秒。
と、もう一度くりかえす。

ゴールしてしばらくして、
これが「サブ3.5達成」を意味することに気づいた。

しかもわりとギリギリ。

そりゃあ当然、
拳を突き上げもすりゃ、
チャンネーに抱きつきもする。
独り静かに感極まりもするもんだろう。



ちなみに。
ショミンランナー(?)にとってサブ3.5とは
どんくらいかというと。

サブ3は、上位数%の神レベル。
サブ4は「いっぱしですね」レベル。
として、
サブ3.5は、その中間。

「超絶すげえか」と言われれば、そうでもないけど、
「チョロいか」と言われれば、そうでもない。
ゼロスタートから数年、わりとまじめに走り込んで手が届くかどうか、というセン。

そりゃあ当然、拳を突き上げもすりゃ、チャンネーに抱きつきもする。独り静かに感極まりもするもんだろう。

そんな感じ。



おれもショミンランナー、ジャストこれズバリ。
なんだが、サブ3.5は今回で3レース連続なのでもはや、なんの感慨もない。
むしろ「なに、伸び悩んでんだよ!」ぐらい。

ただ。
なんである。



ただ。
まわりの人たちが歓喜する様子を見て、ハッとした。
忘れものに気づいたんである。

おれもこの人たちとおんなじように、
走る喜びを感じてたし、
目標を達成するうれしさを感じてた。(※)



去年の4月、
かすみがうらマラソンで初めて3時間30分を切ったとき、
そりゃもう、むちゃくちゃうれしかった。

フル初完走のときはタイムより完走自体がうれしかったし、
サブ4のときは23分あまりもクリアしたので、「もう少しでサブ3.5じゃん」のほうがまさっていた。

去年のかすみがうら。3時間29分48秒(ネット)。

ギリギリサブ3.5だったけど、
ギリギリだっただけに、喜びもひとしお。
競技場に入って達成を確信してからうれしくて
トラックの最後の直線を蛇行でキメた。ぐらい。

1秒でも速くゴールしたいとおもいつつ、
いつまでもゴールしたくないともおもう、
そんなホコタテ。



(※)部。
>おれも「かつては」この人たちとおんなじように、
>走る喜びを感じていたし、
>目標を達成するうれしさを感じていた。

と書こうとおもって、やめた。

感じられなくなったわけではなくて、
うっかりその感じを忘れてただけ。
だからおもい出しさえすりゃ、いいんである。

すげえいいモンを見してもらった。



なあんてな。

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